インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート！
2014-12-11 更新
原題：Fifty Shades of Grey
© 2014 Universal Studios
ロンドン在住の一般女性が趣味でネットに投稿した小説が注目を集め、オーストラリアの小さな出版社から書籍化された。それが大手出版社の目に止まり、瞬く間に50ヵ国以上で出版され、全世界累計１億部突破の空前のベストセラーに！ 最大の特徴は女性から火が付き、口コミが各国に飛び火して、ついに世界を席捲、社会現象と化した。拡大を続ける＜フィフティ・シェイズ＞ブームは、いよいよ映画で絶頂を迎える。
今年2014年７月には、初めてオンライン上で解禁された映画の映像（予告編）に世界中からアクセスが殺到。たった１週間で全世界での累計再生回数１億回突破という驚異的な記録を打ち立てた。
若くして成功を収めた超ステイタスのある男性＜グレイ＞と、恋愛未経験のごく普通の女の子＜アナ＞との恋。出会うはずのないふたりが運命的な出会いを果たし……と、ここまでならよくあるシンデレラ・ストーリーだが、その先どんな恋愛映画にもあり得なかった刺激的なストーリー展開をしていく。
映画化決定前から、グレイを誰に演じてもらいたいかという議論が白熱していたが、原作ファンの妄想を叶える最高のキャスティングが実現した。大抜擢されたジェイミー・ドーナンは、モデル出身の恵まれたスタイルでスーツを着こなし、Mr.パーフェクトながら心に傷を負ったグレイの内面を見事に表現している。また、グレイとの特異な関係に溺れていくアナ役は俳優ドン・ジョンソンと女優メラニー・グリフィスを両親に持つダコタ・ジョンソン。恋に奥手で目立たない＜女の子＞が、極上の男に愛されて官能に目覚め、磨きをかけられて次第に＜女＞になっていく変化を体当たりで演じている。
監督は、ビートルズ結成前のジョン・レノンの多感な日々を描いた「ノーウェア・ボーイ ひとりぼっちのあいつ」の女性監督サム・テイラー＝ジョンソン。写真家、現代美術家としても著名なテイラー＝ジョンソンがスタイリッシュな映像で、グレイとアナの恋愛模様を繊細、かつ、大胆にスクリーンに描き出す。
脚本は、「ウォルト・ディズニーの約束」のケリー・マーセル。原作は、本作で衝撃のデビューを飾ったELジェイムズ。元イギリスのテレビ局役員だったという彼女は、「ハリー・ポッター」シリーズのJ・K・ローリングの後継者とも言われており、2012年にタイム誌の「もっとも影響ある100人」、2013年にはフォーブス誌の「もっとも稼いだ作家ランキング」１位に輝いている。
2015年バレンタインに贈る、女性＜作家＞×＜脚本家＞×＜監督＞による、女性のためのラブ・ストーリー！
大学生のアナ・スティールは、卒業を控えたある日、親友から学生新聞の取材を頼まれ、超有名企業の起業家でCEO、巨万の富を手にする若き億万長者クリスチャン・グレイにインタビューするため、シアトルにある彼のオフィスへと向かった。
引っ込み思案でこれまで恋愛経験のないアナだったが、会った途端、謎めいたグレイに惹きつけられる。彼は少し傲慢ではあるが、女性なら誰もがこんな男性に愛されたいと憧れるような存在だった。グレイもアナの純粋さと芯の強さに惹かれたようだ。その後、ふたりはなぜか偶然に行く先々で出くわし、急接近する。
ある日、グレイから伝えたいことがあると、彼の住む超高層ビルのペントハウスに招かれたアナ。そこで差し出されたのは２通の契約書。それは、これからふたりの間に起こるどんな些細なことも決して口外してはならないという秘密保持契約の書類と、もうひとつはグレイと付き合う女性が守るべきルールが詳細に定められた契約書だった。身も心も彼に絶対服従すること―行動、食事、服装、睡眠、エクササイズの方法から、セックスに関する信じられないようなことまで……。
誰にも言えない、グレイとアナの禁断の関係。はたして、ふたりの愛の行方は……!?
（2015年、アメリカ）
キャスト＆スタッフ
監督：サム・テイラー＝ジョンソン
原作：「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」（著者：ELジェイムズ、発売：早川書房）
出演：ジェイミー・ドーナン、ダコタ・ジョンソン、ジェニファー・イーリー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マックス・マティーニ、ルーク・グライムス、リタ・オラ、エロイーズ・マンフォード、ヴィクター・ラサックほか
配給
東宝東和
2015年２月13日(金) ＜バレンタイン＞全国ロードショー
オフィシャルサイト
http://fiftyshadesmovie.jp/
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