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2014-12-08 更新
英題:HILL OF FREEDOM自らホン・サンス ファンを公言する加瀬 亮。2012年の秋、来日していたホン・サンスとの対談がきっかけとなり『自由が丘で』は生まれた。初対面にも関わらず意気投合! その場で出演のオファーを受けるほどであった。「出会いたかった監督に出会えた」と語る加瀬に対し、ホン・サンスも「初めて会った時から、一緒に映画を作りたいと思った」と語る。『自由が丘で』のワールドプレミアとなった第71回ヴェネチア国際映画祭で、奇跡ともいうべき相思相愛なふたりのコラボレーションは、批評家のみならず、ヨーロッパの観客からも称賛をもって迎えられた。
クリント・イーストウッド、ミシェル・ゴンドリー、ガス・ヴァン・サント、アッバス・キアロスタミなど、世界の名だたる監督たちの作品に出演する加瀬 亮。これまでの監督たちとは違うホン・サンスの製作スタイル。毎朝、撮影の前に脚本が渡されるため、役柄について事前に準備することができず、加瀬は、ただ自分自身でいようと心掛けたという。今までの出演作では見せたことのない等身大の男を飾らずに演じ、ホン・サンス作品に欠かせないムン・ソリ、ソ・ヨンファ、キム・ウィソンら韓国人キャストと初めてとは思えない絶妙なアンサンブルを魅せる。
バラバラになった手紙を軸に、韓国の鬼才ホン・サンスが描く「男と女」と「時間」についての考察。いったりきたりする時間、英語と韓国語のぎこちない掛け合い、遊び心あふれる仕掛け――今まで以上に軽やかさを増し、『自由が丘で』は観る者の心も軽くする。
ストーリー思いをよせる年上の韓国人女性を追いかけて、ソウルへとやってきた男、モリ(加瀬 亮)。しかし、彼女は見つからず、彼女に宛てた日記のような手紙を書き始める。
彼女を探して、ソウルの街をいったりきたり。同じゲストハウスに泊まっているアメリカ帰りの男(キム・ウィソン)と仲良くなり、毎晩のように飲んで語らって。迷子になった犬をみつけたことで、カフェ<自由が丘>の女主人(ムン・ソリ)と急接近。ワインを飲んで良いムードに……。
路地の多い迷路のような街で、時間の迷路に迷い込むモリ。モリは彼女に会えるのだろうか? モリにとっての本当の幸せとは……?
(2014年、韓国、上映時間:67分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:ホン・サンス
出演:加瀬 亮、ムン・ソリ、ソ・ヨンファ、キム・ウィソン、チョン・ウンチェ、ユン・ヨジョンほか
配給
ビターズ・エンド
12月13日(土) シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
オフィシャルサイト
http://www.bitters.co.jp/jiyugaoka/
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