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2018-05-20 更新
第18回「ニッポン・コネクション」が、2018年5月29日から6月3日までドイツ・フランクフルトにて開催される!
「ニッポン・コネクション」は、ドイツ、フランクフルトで開催される世界最大規模の日本映画祭。現在では、当映画祭はヘッセン州の最も大規模で重要な文化イベントの一つと言われている。大作、インディーズ作品交えて100本以上の日本映画が上映される、幅広いジャンルの最新の日本映画を集めた上映プログラムは、ドイツ国内の映画館では年間を通じて観る機会の少ない日本映画の「今」を知ることのできる、貴重で稀有な機会を欧州の観客に提供する。
当映画祭のプログラムは次の6部門「ニッポン・シネマ」、「ニッポン・ヴィジョンズ」、「ニッポン・アニメーション」、「ニッポン・レトロ」、「ニッポン・キッズ」、「ニッポン・カルチャー」で構成されている。コンペティション部門となる「ニッポン・シネマ」と「ニッポン・ヴィジョンズ」の作品の中から、「ニッポン・シネマ賞」、「ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞」、「ニッポン・ヴィジョンズ観客賞」という賞が、それぞれ選ばれた作品に与えられる。「ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞」は、日本国内外の映画関係者によって構成された審査員が受賞作品を選出する。それ以外の2つの賞は、観客の人気投票によって決まる。
また、日本映画の世界をより深く知り、より楽しめるよう、日本文化を紹介する様々なカルチャーイベントも開催。
2018年第18回ニッポン・コネクションも、新旧の注目作がドイツ国内外の観客を迎える。
なお、本年度は日本映画界を代表する女優、寺島しのぶが第18回日本映画祭「ニッポン・コネクション」にてニッポン名誉賞を受賞、来独を予定している。
● ニッポン・シネマ部門
2017年は日本映画にとって“成功年”と言えた。594本の邦画作品が劇場で上映され、1億7500万枚のチケットが販売された。本年度は、ニッポン名誉賞受賞者・寺島しのぶの出演作を4本(『オー・ルーシー!』『裏切りの街』『幼な子われらに生まれ』『ヴァイブレータ』)、ニッポン・シネマ部門でご紹介できることとなった。また、コメディ『榎田貿易堂』と青春ドラマ『青の帰り道』の2作品は本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。 ニッポン・シネマ部門で観客投票により1位に選ばれた作品には「ニッポン・シネマ賞」が授与される。観客賞受賞作品はフランクフルト・メッツラー銀行の後援により、2000ユーロが授与される。
『バーミー』
(英題:BAMY)
(2017年、日本、上映時間:100分)
※監督登壇予定
配給:ハルベリーオフィス
監督:田中 隼
出演:行永浩信、中里広海、柘植美咲、桂木悠希、柳 東史ほか
【上映日時・会場】 5月30日(水) 22:30 Mousonturm Saal
6月2日(土) 22:30 Mal Seh’n Kino
『彼女がその名を知らない鳥たち』
(英題:BIRDS WITHOUT NAMES)
(2017年、 日本、上映時間:123分)
※ドイツ・プレミア
配給:クロックワークス
監督:白石和彌
出演:蒼井 優、阿部サダヲ、松坂桃李、村川絵梨、赤堀雅秋ほか
© 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
【上映日時・会場】 5月30日(水) 17:15 Mousonturm Saal
『孤狼の血』
(英題:THE BLOOD OF WOLVES)
(2018年、日本、上映時間:126分)
※ドイツ・プレミア
配給:東映
監督:白石和彌
出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、音尾琢真ほか
© 2018「孤狼の血」製作委員会
【上映日時・会場】 5月31日(木) 22:15 Mousonturm Saal
『裏切りの街』
(英題:THE CITY OF BETRAYAL)
(2016年、日本、上映時間:132分)
※ドイツ・プレミア、寺島しのぶ登壇予定
配給:エイベックス・デジタル
監督:三浦大輔
出演:池松壮亮、寺島しのぶ、中村映里子、落合モトキ、駒木根隆介ほか
© BeeTV
【上映日時・会場】 6月3日(日) 19:45 Mousonturm Saal(授賞式あり)
『幼な子われらに生まれ』
(英題:DEAR ETRANGER)
(2017年、日本、上映時間:127分)
※ドイツ・プレミア、監督&作曲家登壇予定
配給:ファントム・フィルム
監督:三島有紀子
出演:浅野忠信、田中麗奈、南 沙良、鎌田らい樹、新井美羽ほか
© 2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
【上映日時・会場】 5月31日(木) 19:30 Mousonturm Saal
6月1日(金) 20:00 Mal Seh’n Kino
『DESTINY 鎌倉ものがたり』
(英題:DESTINY: THE TALE OF KAMAKURA)
(2017年、日本、上映時間: 129分)
※ドイツ・プレミア
配給:東宝
監督:山崎 貴
出演:堺 雅人、高畑充希、堤 真一、安藤サクラ、田中 泯ほか
© 2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会
【上映日時・会場】 5月31日(木) 14:15 Mousonturm Saal
6月3日(日) 20:00 Mal Seh’n Kino
『榎田貿易堂』
(英題:ENOKIDA TRADING POST)
(2017年、日本、上映時間:110分)
※ワールド・プレミア、渋川清彦登壇予定
配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督:飯塚 健
出演:渋川清彦、森岡 龍、伊藤沙莉、滝藤賢一、宮本なつ ほか
© 2017 映画「榎田貿易堂」製作委員会
【上映日時・会場】 6月2日(土) 17:00 Mousonturm Saal
『花戦さ』
(英題:FLOWER AND SWORD)
(2017年、日本、上映時間:127分)
※ドイツ・プレミア
配給:東映
監督:篠原哲雄
出演:野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ほか
© 2017「花戦さ」製作委員会
【上映日時・会場】 6月3日(日) 14:00 Mousonturm Saal
『予兆 散歩する侵略者 劇場版』
(英題:FOREBODING)
(2017年、日本、上映時間:140分)
配給:ポニーキャニオン
監督:黒沢 清
出演:夏帆、染谷将太、東出昌大、中村映里子美、大杉漣ほか
© 2017「散歩する侵略者」スピンオフ プロジェクト パートナーズ
【上映日時・会場】 5月30日(水) 14:30 Mousonturm Saal
5月31日(木) 22:00 Mal Seh’n Kino
『花筐』
(英題:HANAGATAMI)
(2017年、日本、上映時間:169分)
※ドイツ・プレミア、監督のビデオ・メッセージあり
配給:新日本映画社
監督:大林宣彦
出演:窪塚俊介、矢作穂香、常盤貴子、満島真之介、長塚圭史ほか
© 唐津映画製作委員会/PSC 2017
【上映日時・会場】 6月1日(金) 21:45 Mousonturm Saal
『月と雷』
(英題:MOON AND THUNDER)
(2017年、日本、上映時間:120分)
※ヨーロッパ・プレミア
配給:スールキートス
監督:安藤 尋
出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣ほか
© 2012 角田光代/中央公論新社 © 2017「月と雷」製作委員会
【上映日時・会場】 6月1日(金) 14:15 Mousonturm Saal
『モリのいる場所』
(英題:MORI, THE ARTIST'S HABITAT)
(2018年、日本、上映時間:99分)
※ドイツ・プレミア、監督登壇予定
配給:日活
監督:沖田修一
出演:山崎 努、樹木希林、加瀬 亮、吉村界人、光石 研ほか
© 2018「モリのいる場所」製作委員会
【上映日時・会場】 5月29日(火) 19:30 Mousonturm Saal
5月30日(水) 20:00 Mal Seh’n Kino
『霊的ボリシェヴィキ』
(英題:OCCULT BOLSHEVISM)
(2017年、日本、上映時間:96分)
※ヨーロッパ・プレミア、監督・近藤笑菜・河野知美登壇予定
配給:「霊的ボリシェヴィキ」宣伝部
監督:高橋 洋
出演:韓 英恵、巴山祐樹、長宗我部陽子、高木公佑、近藤笑菜、河野知美ほか
© 2017 The Film School of Tokyo
【上映日時・会場】 6月1日(金) 22:45 Mal Seh'n Kino
6月2日(土) 22:15 Mousonturm Saal
『オー・ルーシー!』
(英題:OH LUCY!)
(2016年、日本・アメリカ合作、上映時間:95分)
※ドイツ・プレミア、寺島しのぶ登壇予定(6月2日)
配給:ファントム・フィルム
監督:平柳敦子
出演:寺島しのぶ、南 果歩、忽那汐里、役所広司、ジョシュ・ハートネットほか
© Oh Lucy,LLC
【上映日時・会場】 5月31日(木) 20:00 Mal Seh'n Kino
6月2日(土) 19:45 Mousonturm Saal
『アウトレイジ最終章』
(英題:OUTRAGE CODA)
(2017年、日本、上映時間:104分)
配給:ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野
監督:北野 武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重 豊ほか
© 2017「アウトレイジ 最終章」製作委員会
【上映日時・会場】 5月29日(火) 22:30 Mousonturm Saal
5月30日(水) 22:15 Mal Seh'n Kino
『南瓜とマヨネーズ』
(英題:PUMPKIN AND MAYONNAISE)
(2017年、日本、上映時間:93分)
※ヨーロッパ・プレミア、監督登壇予定
配給:S・D・P
監督:冨永昌敬
出演:臼田あさ美、太賀、浅香航大、若葉竜也、大友 律ほか
© 魚喃キリコ/祥伝社・2017「南瓜とマヨネーズ」製作委員会
【上映日時・会場】 6月1日(金) 19:15 Mousonturm Saal
6月2日(土) 18:00 Mal Seh'n Kino
『空飛ぶタイヤ』
(英題:RECALL)
(2018年、日本、上映時間:120分)
※ヨーロッパ・プレミア
配給:松竹
監督:本木克英
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、岸部一徳ほか
© 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
【上映日時・会場】 6月3日(日) 16:45 Mousonturm Saal
『リバーズ・エッジ』
(英題:RIVER’S EDGE)
(2018年、日本、上映時間:118分)
※監督登壇予定
配給:東京テアトル
監督:行定 勲
出演:二階堂ふみ、吉沢 亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨ほか
© 2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
【上映日時・会場】 6月1日(金) 17:30 Mal Seh'n Kino
6月2日(土) 14:00 Mousonturm Saal
スペシャル・スクリーニング『ブルーフィルムの女』
(英題:BLUE FILM WOMAN)
(1969年、日本、上映時間:80分)
※ステファン・ホール&ペーター・シュルツ(Rapid Eye Movies)登壇予定
監督:向井 寛
出演:橋本実紀、藤井貢、島竜二ほか
【上映日時・会場】 5月31日(木) 20:00 German Film Museum
スペシャル・スクリーニング
『ヴァイブレータ』
(英題:VIBRATOR)
(2003年、日本、上映時間:95分)
配給:ステューディオ スリー=シネカノン
監督:廣木隆一
出演:寺島しのぶ、大森南朋、田口トモロヲ、戸田昌宏、高柳絵理子ほか
【上映日時・会場】 6月2日(土) 16:00 German Film Museum
『三度目の殺人』
(英題:THE THIRD MURDER)
(2017年、日本、上映時間:124分)
※ドイツ・プレミア
配給:東宝、ギャガ
監督:樋口真嗣
総監督:是枝裕和
出演:福山雅治、役所広司、広瀬すず、満島真之介、斉藤由貴ほか
© 2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ
【上映日時・会場】 6月1日(金) 16:45 Mousonturm Saal
6月3日(日) 17:30 Mal Seh'n Kino
『勝手にふるえてろ』
(英題:TREMBLE ALL YOU WANT)
(2017年、日本、上映時間:117分)
※ドイツ・プレミア、監督登壇予定
配給:ファントム・フィルム
監督:大九明子
出演:松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、趣里ほか
© 2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会
【上映日時・会場】 5月30日(水) 19:45 Mousonturm Saal
5月31日(木) 17:30 Mal Seh'n Kino
『青の帰り道』
(英題:WE ARE)
(2017年、日本、上映時間:120分)
※ワールド・プレミア、監督&横浜流星登壇予定
配給:NexTone
監督:藤井道人
出演:真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、森永悠希、戸塚純貴ほか
【上映日時・会場】 6月2日(土) 20:00 Mal Seh'n Kino
● ニッポン・アニメーション部門
2018年4月5日に高畑 勲が逝去したことで、日本アニメーション界は先駆者の一人であり世界的に有名な映画作家を失った。とはいえ、本年度の「ニッポン・アニメーション」部門のラインナップからも分かるように、アニメ作家たちはこれまで以上に豊かな創造性を発揮し、旺盛に作品を送り出している。
湯浅政明や米林宏昌といったベテラン監督の作品と並んで出品される、フランスのコミック・アーティスト、ギョーム・ルナールが日本の制作会社Studio 4°Cとのコラボレーションによって製作した長編デビュー作『MUTAFUKAZ』、劇画とアニメーションを融合した“劇メーション”の手法を用いた宇治茶の2作目となるSFホラー『バイオレンス・ボイジャー』は、近年稀に見る斬新で意欲的な日本アニメ映画と言えるだろう。短編映画プログラム「視覚世界の音楽」と「東京藝術大学:アニメーション」では、インディーズ系の若き映画作家たちの瑞々しい創造性に満ちた作品がセレクトされている。
『夜明け告げるルーのうた』
(英題:LU OVER THE WALL)
(2017年、日本、上映時間:107分)
配給:東宝映像事業部
※ドイツ・プレミア
監督:湯浅政明
声の出演:谷 花音、下田翔大、篠原信一、柄本 明、斉藤壮馬ほか
© 2017ルー製作委員会
【上映日時・会場】 5月31日(木) 12:00 Mousonturm Saal
6月1日(金) 15:30 Mal Seh'n Kino
『メアリと魔女の花』
(英題:MARY AND THE WITCH’S FLOWER)
(2017年、日本、上映時間:102分)
配給:東宝
監督:米林宏昌
原作:メアリー・スチュアート
声の出演:杉咲 花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかりほか
© 「メアリと魔女の花」製作委員会
【上映日時・会場】 5月31日(木) 5:30 Mal Seh'n Kino(ドイツ語吹替)
6月1日(金) 12:00 Mousonturm Saal
視覚世界の音楽 - 日本インディーズ短編アニメーション
キュレーター、キャサリン・マンロー・ホーツ博士による紹介
【上映日時・会場】 6月3日(日) 18:15 Naxoshalle Kino
『MUTAFUKAZ』
(英題:MUTAFUKAZ)
(2016年、日本・フランス合作、上映時間:90分)
配給:パルコ
監督:ギョーム・ルナール、西見祥示郎
声の出演:オレールサン、Gringe、レドアン・ハルジャン、フェオドール・アトキーヌ、ジュリアン・クラマーほか
© ANKAMA ANIMATIONS - 2017
【上映日時・会場】 6月3日(日) 12:00 Mousonturm Saal
『夜は短し歩けよ乙女』
(英題:THE NIGHT IS SHORT, WALK ON GIRL)
(2017年、日本、上映時間:93分)
※ドイツ・プレミア
配給:東宝映像事業部
監督:湯浅政明
原作:森見登美彦
キャラクターデザイン:伊東伸高
声の出演:星野 源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉ほか
© 森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会
【上映日時・会場】 6月2日(土) 12:00 Mousonturm Saal
6月3日(日) 22:30 Mal Seh'n Kino
朝食付き映画鑑賞『バケモノの子』
(英題:THE BOY AND THE BEAST)
(2015年、日本、上映時間:119分)
※ドイツ・プレミア
配給:東宝
監督:細田 守
原作:細田 守
声の出演:役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘ほか
© 2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
【上映日時・会場】 5月31日(木) 10:30 Naxos Atelier
東京藝術大学:アニメーション
※松本祐一 登壇予定
【上映日時・会場】 6月2日(土) 17:30 Naxoshalle Kino
『バイオレンス・ボイジャー』
(英題:VIOLENCE VOYAGER)
(2017年、日本、上映時間:83分)
※ヨーロッパ・プレミア
配給:KATSU-do
監督:宇治茶
声の出演:悠木 碧、田中直樹、藤田 咲、田口トモロヲ、小野大輔ほか
【上映日時・会場】 5月31日(木) 22:15 Naxoshalle Kino
● ニッポン・ヴィジョンズ
ニッポン・ヴィジョンズ部門では、型にはまらない自由な表現を試みた映画作家たちの作品を取り上げている。例えば、静謐で濃密かつ心に触れる『泳ぎすぎた夜』のような作品、一方で、過激でエネルギッシュ、挑戦的な『あゝ、荒野』のような作品もある。また、『アイスと雨音』は映画と演劇の垣根を越える試みとも言える。シリアスに、国家の集団心理を分析しているかと思えば、他方では狂気に満ち、奇矯な事象を皮肉まじりに描くことを恐れない。
ニッポン・ヴィジョンズ部門は、新人作家に場を提供するのみならず、居心地のよい領域から抜け出そうとする経験豊かな映画作家たちの作品もフィーチューしている。実験的・革新的な作品をお目にかけるのがこの部門だ。また、映画的冒険心をかき立ててくれる選りすぐりの短編作品も見逃してはいけない。
ニッポン・ヴィジョンズ部門とニッポン・ドックス部門に出品された作品は、2つの賞の選考対象となる。ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞受賞作品は、Japan Visualmedia Translation Academy (JVTA)より字幕が提供される。ニッポン・ヴィジョンズ観客賞受賞作品は、在フランクフルト日本文化普及センターより1000ユーロが授与される。
『息衝く』
(英題:BREATH OF ROKKASHO)
(2017年、日本、上映時間:130分)
※インターナショナル・プレミア
配給:team judas2017
監督:木村文洋
出演:柳沢茂樹、長尾奈奈、古屋隆太、木村知貴、齋藤徳一ほか
© teamJUDAS2017
【上映日時・会場】 5月30日(水) 17:15 Naxoshalle Kino
『キュクロプス』
(英題:CYCLOPS)
(2018年、日本、上映時間:108分)
※インターナショナル・プレミア
監督:大庭功睦
出演:池内万作、斉藤 悠、佐藤貢三、杉山ひこひこ、あこ ほか
【上映日時・会場】 6月2日(土) 22:15 Naxoshalle Kino
『飢えたライオン』
(英題:THE HUNGRY LION)
(2017年、日本、上映時間:78分)
※ドイツ・プレミア
監督:緒方貴臣
出演:松林うらら、水石亜飛夢、筒井真理子、菅井知美、日高七海ほか
© 2017 The Hungry Lion.All Rights Reserved.
【上映日時・会場】 5月31日(水) 20:00 Naxoshalle Kino
『アイスと雨音』
(英題:ICE CREAM AND THE SOUND OF RAINDROPS)
(2017年、日本、上映時間:74分)
※ヨーロッパ・プレミア、監督登壇予定
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
監督:松居大悟
出演:森田 想、田中怜子、田中偉登、青木 柚、紅甘ほか
© 「アイスと雨音」実行委員会
【上映日時・会場】 5月30日(水) 20:00 Naxoshalle Kino
『名前』
(英題:THE NAME)
(2018年、日本、上映時間:114分)
※ドイツ・プレミア
配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督:戸田彬弘
出演:津田寛治、駒井 蓮、勧修寺保都、松本穂香、内田理央ほか
© 2018 映画「名前」製作委員会
【上映日時・会場】 6月2日(土) 15:00 Naxoshalle Kino
『泳ぎすぎた夜』
(英題:THE NIGHT I SWAM)
(2017年、フランス=日本、上映時間:78分)
※ドイツ・プレミア
配給:コピアポア・フィルム、NOBO
監督:五十嵐耕平、ダミアン・マニベル
出演:古川鳳羅、古川蛍姫、古川知里、古川 孝ほか
【上映日時・会場】 5月31日(木) 12:15 Naxoshalle Kino
『NOISE』
(2017年、日本、上映時間:76分)
監督:松本優作
出演:篠崎こころ、安城うらら、鈴木宏侑、小橋賢児ほか
【上映日時・会場】 6月3日(火) 20:15 Naxoshalle Kino
『カメラを止めるな!』
(英題:ONE CUT OF THE DEAD)
(2017年、日本、上映時間:96分)
※監督&市橋浩治(プロデューサー)登壇予定
配給:ENBUゼミナール
監督:上田慎一郎
出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰ほか
© ENBUゼミナール
【上映日時・会場】 5月30日(土) 22:30 Naxoshalle Kino
『地球はお祭り騒ぎ』
(英題:PARTY' ROUND THE GLOBE)
(2017年、日本、上映時間:116分)
※ドイツ・プレミア
監督:渡辺紘文
出演:今村 樂、リンゴ、渡辺紘文、井野勝美ほか
© 大田原愚豚舎
【上映日時・会場】 5月30日(木) 14:45 Naxoshalle Kino
『僕の帰る場所』
(英題:PASSAGE OF LIFE)
(2017年、日本、上映時間:98分)
※ドイツ・プレミア
監督:藤元明緒
出演:カウンミャットゥ、ケインミャットゥ、アイセ、テッミャッナイン、來河侑希ほか
© E. x. N K. K.
【上映日時・会場】 6月1日(金) 19:30 Naxoshalle Kino
STRANGE FRUIT: 短編映画
「DEEP TASTES」
(2015年、日本、監督:中山剛平、上映時間:45分)
※インターナショナル・プレミア、監督、プロデューサー、見里瑞穂、根矢涼香登壇予定
「ORDINARY EVERYDAY」
(2017年、日本、監督:湯浅典子、上映時間:30分、インターナショナル・プレミア)
「REMEMBER!」
(2016年、日本、監督:土屋哲彦、上映時間:25分、インターナショナル・プレミア)
【上映日時・会場】 6月1日(金) 15:00 Naxoshalle Kino
『TOP KNOT DETECTIVE』
(2016年、オーストラリア、上映時間:86分)
監督・脚本:アーロン・マッケイン、ドミニク・ピアース
出演:奥崎敏匡ほか
【上映日時・会場】 6月1日(金) 21:45 Naxoshalle Kino
『あゝ、荒野 (前篇・後篇)』
(英題:WILDERNESS -PART 1 & 2)
(2017年、日本、上映時間:304分)
※ヨーロッパ・プレミア
配給:スターサンズ
監督:岸 善幸
出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、木下あかり、モロ師岡、高橋和也ほか
© 2017「あゝ、荒野」フィルムパートナーズ
【上映日時・会場】 6月3日(水) 12:30 Naxoshalle Kino
● ニッポン・ドックス
フィクション映画の宣伝でしばしば用いられる「実話に基づいた」という謳い文句は、ドキュメンタリーでは言うまでもないことだ。ただ、ドキュメンタリー作家は、現実にアプローチし話を展開する上で様々なメソッドを用いる。新部門であるニッポン・ドックス部門では、実験的な作品、私的観察、批評的追究など、バラエティーに富んだ形式と内容から成る作品を紹介する。
2011年東北大震災のその後、マイノリティーの権利、日本社会の高齢化などの題材を扱いながら、監督たちはこのジャンルの美的可能性を見せることに成功している。パネル・ディスカッションでは、国際共同製作をトピックにするとともに、日本のドキュメンタリーに関する現状を明らかにすることだろう。
ニッポン・ドキュメンタリー部門は、ニッポン・ヴィジョンズ部門のコンペティションに参加し、今回選ばれたドキュメンタリー作品は、ライン=マイン地方の映画館で上映される予定となっている。
ニッポン・ドックス部門は、文化基金Kulturfonds Frankfurt RheinMainの協力により開催される。
『DANCHI WOMAN』
(2017年、日本、上映時間:66分)
※ヨーロッパ・プレミア、プロデューサ―登壇予定
製作会社:インプレオ, Assemblage K.K.
監督:杉本曉子
© 2017 Akiko Sugimoto
【上映日時・会場】 6月1日(金) 17:30 Naxoshalle Kino
NHKスペシャル
女ひとり70歳の茶事行脚
(英題:Tsuruko’s Tea Journey、2016年、日本、監督:松田恵子、上映時間:49分)
【上映日時・会場】 6月1日(金) 12:30 Mousonturm Studio 1
いま忍者 初見良昭八十四歳
(英題:Living Ninja Legend、2016年、日本、監督:西 冬彦、上映時間:49分)
【上映日時・会場】 6月1日(金) 18:00 Mousonturm Studio 1
眩(くらら)~北斎の娘~
(英題:Kurara: The Dazzling Life of Hokusai’s Daughter、2017年、日本、監督:加藤 拓、出演:宮崎あおい、松田龍平、長塚京三ほか、上映時間:73分)
【上映日時・会場】 6月2日(土) 20:00 Naxos Atelier
自由人
(英題:A FREE MAN、2017年、日本=ドイツ、監督:アンドレアス・ハートマン、上映時間:75分)
※監督登壇予定
【上映日時・会場】 5月29日(火) 22:15 Naxoshalle Kino
港町
(英題:INLAND SEA)
(2018年、日本=アメリカ、上映時間:122分)
配給:東風、gnome
監督:想田和弘
© Laboratory X, Inc
【上映日時・会場】 6月1日(金) 12:30 Naxoshalle Kino
日本映画大学 短編ドキュメンタリー
ひいくんの歩く町
(英題:The Road He Walks: A Story of He-Kun、2017年、日本、監督:青柳 拓、上映時間:47分)
※インターナショナル・プレミア、監督、山野目光政(撮影)、安岡卓治(プロデューサー兼アドバイザー)登壇予定
交差
(英題:Crossing Road、2015年、日本、監督:大引勇人、上映時間:44分)
※ヨーロッパ・プレミア
【上映日時・会場】 6月2日(土) 12:30 Naxoshalle Kino
『恋とボルバキア』
(英題:LOVE AND WOLBACHIA)
(2017年、日本、上映時間:94分)
配給:東風
監督:小野さやか
出演:王子、あゆ、樹梨 杏、蓮見はずみ、みひろ ほか
※インターナショナル・プレミア、監督登壇予定
© 2017「恋とボルバキア」製作委員会
【上映日時・会場】 5月29日(火) 19:45 Naxoshalle Kino
『OF LOVE & LAW』
(2017年、日本=イギリス=フランス、上映時間:94分)
※ドイツ・プレミア、監督ほか登壇予定
監督:戸田ひかる
出演:南 和行、吉田昌史、南ヤヱ、辻谷一摩、ろくでなし子ほか
【上映日時・会場】 6月2日(土) 19:45 Naxoshalle Kino
『ラーメンヘッズ』
(英題:RAMEN HEADS)
(2017年、日本、上映時間:93分)
※ドイツ・プレミア
配給:ミッドシップ
監督:重乃康紀
出演:富田 治、飯田将太、大西祐貴、谷 吉和、松岡勝治ほか
【上映日時・会場】 6月1日(金) 20:00 Naxos Atelier(ディナー付き鑑賞)
6月2日(土) 14:00 Mal Seh’n Kino
『息の跡』
(英題:TRACE OF BREATH)
(2016年、日本、上映時間:93分)
※ドイツ・プレミア、監督&プロデューサー登壇予定
配給:東風
監督:小森はるか
【上映日時・会場】 5月31日(木) 14:30 Naxoshalle Kino
『禅と骨』
(英題:ZEN AND BONES)
(2016年、日本、上映時間:126分)
※ヨーロッパ・プレミア、監督登壇予定
配給:トランスフォーマー
監督:中村高寛
出演:ヘンリ・ミトワ、ウエンツ瑛士、余貴美子、利重 剛、伊藤梨沙子ほか
© 大丈夫・人人FILMS
【上映日時・会場】 5月31日(木) 17:00 Naxoshalle Kino
● ニッポン・レトロ
日本映画といえばおそらく、アニメに次いで容易に思い浮かぶのはサムライ映画だろう。とはいえ近年は、数量ともに凋落が顕著な分野でもある。だからこそ、このジャンルが興隆を極めていた1960年代を振り返るのは意味があることだ。第二次世界大戦時の映画はお上に対する武士の忠誠心をもっぱら描き、終戦直後の映画は和と思いやりの心を謳ったが、1960年代はもっとダークなアプローチに向かっていった。執拗なまでに自ら求めるものを追い続ける“個”としての武士。これまで以上に心の闇と葛藤を描く物語は、新たな様式へのアプローチを必要とした。故に、1960年以降の作品は、歌舞伎の影響が強かったそれ以前のサムライ映画と比較すると、虚無的で冷ややかな色彩が強い。
同部門は、東京国際交流基金とケルン日本文化会館の共催による。
『斬る』
(英題:KIRU)
(1962年、日本、上映時間:71分)
※トム・メスによる解説
配給:KADOKAWA
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、藤村志保、渚まゆみ、万里昌代、天知 茂ほか
© 1962 Kadokawa Pictures
【上映日時・会場】 6月2日(土) 22:30 Deutsches Filmmuseum
『無宿者』
(英題:ON THE ROAD FOREVER)
(1964年、日本、上映時間:89分)
※トム・メスによる解説
配給:KADOKAWA
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、滝 瑛子、坪内ミキ子、藤巻 潤、澤村宗之助ほか
© 1964 Kadokawa Pictures
【上映日時・会場】 6月1日(金) 22:30 Deutsches Filmmuseum
『緋牡丹博徒・花札勝負』
(英題:RED PEONY GAMBLES HER LIFE)
(1969年、日本、上映時間:68分)
※ルーク・ヴァン・ホイテによる解説
配給:東映
監督:加藤 泰
出演:藤 純子、若山富三郎、待田京介、清川虹子、小池朝雄ほか
© Toei Co., Ltd.
【上映日時・会場】 6月3日(日) 20:30 Deutsches Filmmuseum
『上意討ちー拝領妻始末ー』
(英題:SAMURAI REBELLION)
(1967年、日本、上映時間:128分)
※ルーク・ヴァン・ホイテによる解説
配給:東宝
監督:小林正樹
出演:三船敏郎、加藤 剛、江原達怡、大塚道子、司 葉子、仲代達矢ほか
© 1967 Toho Co., Ltd.
【上映日時・会場】 6月1日(金) 19:45 Deutsches Filmmuseum
『椿三十郎』
(英題:SANJURO)
(1962年、日本、上映時間:96分)
※ルーク・ヴァン・ホイテによる解説
配給:東宝
監督:黒澤 明
出演:三船敏郎、仲代達矢、小林桂樹、加山雄三、団 令子ほか
© 1962 Toho Co., Ltd.
【上映日時・会場】 6月2日(土) 18:00 Deutsches Filmmuseum
スペシャル・スクリーニング『鞍馬天狗』
(英題:KURAMA TENGU)
(1928年、日本、上映時間:75分)
※塩田明彦による解説
監督:山口哲平
出演:嵐寛寿郎、中村竹三郎、嵐 徳昇、嵐橘右衛門、尾上松緑ほか
【上映日時・会場】 5月31日(木) 17:00 Mousonturm Studio 1
『大菩薩峠』
(英題:SWORD OF DOOM)
(1966年、日本、上映時間:120分)
※クリス・マギーによる解説
配給:東宝
監督:岡本喜八
出演:三船敏郎、仲代達矢、中谷一郎、加山雄三、伊吹 新ほか
© 1966 Toho Co., Ltd.
【上映日時・会場】 6月2日(土) 20:00 Deutsches Filmmuseum
『十三人の刺客』
(英題:THIRTEEN ASSASSINS)
(1963年、日本、上映時間:125分)
※クリス・マギーによる解説
配給:東映
監督:工藤栄一
出演:片岡千恵蔵、里見浩太郎、内田良平、丹波哲郎、嵐寛寿郎ほか
© 1963 Toei Company, LTD
【上映日時・会場】 6月3日(日) 18:00 Deutsches Filmmuseum
『用心棒』
(英題:YOJIMBO)
(1961年、日本、上映時間:110分)
※クリス・マギーによる解説
配給:東宝
監督:黒澤 明
出演:三船敏郎、仲代達矢、司 葉子、山田五十鈴、加東大介ほか
© 1961 Toho Co., Ltd.
【上映日時・会場】 6月1日(金) 17:30 Deutsches Filmmuseum
オフィシャルサイト: www.nipponconnection.com/nc-2018-japanese (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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