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『劇場版 ねこ物件』
完成披露上映会舞台挨拶

2022-07-13 更新

古川雄輝、長井 短、上村海成、本田剛文、松大航也、金子隼也、綾部真弥監督
クロ、チャー、シシマル(猫)

劇場版 ねこ物件neko-bukken ©2022「ねこ物件」製作委員会
AMGエンタテインメント
8月5日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開

 映画『劇場版 ねこ物件』の完成披露舞台挨拶が都内で行われ、主演の古川雄輝、共演者の長井 短、上村海成、本田剛文、松大航也、金子隼也とメガホンを取った綾部真弥監督が出席してトークセッションを繰り広げた。 イベントの最後のフォトセッションには劇中出演猫のクロ、チャー、シシマルの3匹の猫も登場し、会場を盛り上げた。


 本作は“ねこ×イケメン×シェアハウス”をテーマに、今年の春ドラマとしてテレビ神奈川、TOKYO MX、BS11などで放送され話題を呼んだドラマ「ねこ物件」の劇場版。“猫付きシェアハウス”・二星ハイツを舞台にした物語。猫と人との繋がり方や新しい家族の形を描いた癒しのハートフル・ストーリー。劇場版では、優斗が、幼い頃に離ればなれになった弟を探そうと、再び住人を募るさまが描かれる。

 連続ドラマ版に続いて二星優斗役を務めた古川は、完成披露を迎えて、「作品は癒やし系なんですが、撮影自体はすごく大変でした。皆さんに今日観ていただけるということで、すごく嬉しく思っています」と挨拶した。

 撮影を振り返って、古川は「みんながシェアハウスに入る順番にクランクインして、出ていく順番でクランクアップしました。順撮りで撮影したので、とても演じやすかったです」と話す。しかし、「猫との撮影は大変でしたね。出演している猫は、普通にご家庭で飼われている猫ちゃんで、プロ猫ではないので、ほんとに自由気ままなんです。思うようにはいかなくて、(猫が)ご飯食べているから、ご飯のシーンを撮ろうかとか、猫優先の撮影スケジュールでした」と猫との撮影時の苦労を語った。


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 撮影を予定通り進めるため猫のシーンを撮るカットをあと回しにする行為を「猫借金」と呼んでいたそうだ。

 綾部監督は「最初のほうは猫借金も増えていったのですが、撮影が進むにつれて、少しずつ猫とのつきあいかたのコツをキャストのみんなが覚えて、それぞれの特長をつかんでくれたんです。猫と本当に仲良くなったんですね。まるで二星ハイツの住人そのまんまのような距離感と接し方、人間関係じゃなくて猫関係が大変であり愛しくもありました」と述懐した。


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 シェアハウスに入居してくるメンバーは、俳優志望の島袋 毅(上村)、プロボクサー志望の矢澤 丈(本田)、台湾からの留学生・ファン(松大)。長井は、優斗の家を管理する四つ葉不動産の広瀬有美役を務めている。金子は劇場版で物語の鍵を握る加納直人役を演じている。


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 古川は「ドラマ版であった伏線がすべて回収されます。ドラマ版では優斗が成長していくさまを描いているんですけど、(映画版では)成長して一歩前に踏み出してどうなっていくか?というところが描かれています」と説明。

 また、撮影エピソードを聞かれた古川は「この作品、アドリブが多くて。監督がセリフが終わった後もカットをかけないんです。食事のシーンもセリフがあるわけじゃなくて、結構アドリブでやっているんです」と明かす。さらに「特に長井さんが相当アドリブが多い」と続けると、長井は「それ言い過ぎなんですよ、そこらじゅうで……」と苦笑いだった。


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 また、映画からの新キャストである金子に、名字に「か“ねこ”」と猫が含まれることから、MCから「猫なで声で映画をアピールして」という無茶ぶりがあったが、金子は「加納直人が二星ハイツにどう関わってくるのか、ぜひ観てほしいにゃ~」としっかりと猫なで声で応じて会場を沸かした。


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 もうすぐ夏休みということで、夏の思い出について聞かれた古川は、「中学生の時にカナダに住んでいたのですが、夏休みに友達と友達のご両親と車で、2ヵ月ぐらいかけてトロントからプリンス・エドワード・アイランドというところまで行って、クジラを見て帰ったという思い出があります」と素敵な思い出を披露した。


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 最後のフォトセッションでは、3匹の猫が登場。その可愛さで会場を魅了していた。

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(取材・文・写真:福住佐知子)



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