2022-04-13 更新
2013年度賞レースを席巻した、史上最悪の凶悪事件とその真相を描いた問題作『凶悪』で注目を集め、恋愛ミステリーに挑戦した『彼女がその名を知らない鳥たち』や、警察とやくざの血で血を洗う攻防戦を過激な描写も辞さずに描いた『孤狼の血』でも数々の映画賞を獲得しただけでなく、高い支持を得ている、今日本映画界で最も注目される白石和彌監督が、注目の作家・櫛木理宇の最高傑作を映画化する『死刑にいたる病』が5月6日(金)に公開となる。
日本史上類をみない数の若者を殺した連続殺人鬼・榛村を演じるのは、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で主人公の田畑政治役を熱演し、白石監督とは『彼女がその名を知らない鳥たち』(ブルーリボン賞主演男優賞受賞)以来のタッグとなる阿部サダヲ。収監されている榛村の元に通い事件の真相に迫る雅也には、ドラマ「中学聖日記」で有村架純の相手役として衝撃のデビューを果たして以来、「MIU404」や「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」、大河ドラマ「青天を衝け」など話題作への出演が続く注目の若手俳優・岡田健史。
原作者の櫛木理宇は、2012年に学園ホラー『ホーンテッド・キャンパス』で日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞してデビュー。同年、少女たちのダークな物語『赤と白』(集英社文庫)で小説すばる新人賞を受賞。原作は初版「チェインドッグ」のタイトルで発売され、文庫化に合わせて「死刑にいたる病」に改題。Amazon他書籍サイトで高評価を獲得。脚本は『そこのみにて光り輝く』『オーバーフェンス』などを手掛けた脚本家・高田 亮。白石監督とは初タッグとなる。
理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元にある日届いた1通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)からのものだった。
24件の殺人容疑で逮捕され、そのうちの9件の事件で立件・起訴、死刑判決を受けた榛村は、犯行を行っていた当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよくそこに通っていた。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」。
榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。そこには想像を超える残酷な事件の真相があった――。
(2022年、日本、上映時間:128分、PG12)
キャスト&スタッフ
原作:櫛木理宇「死刑にいたる病」(ハヤカワ文庫刊)
監督:白石和彌
脚本:高田 亮
出演:阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、宮﨑 優、鈴木卓爾、佐藤 玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、吉澤 健、音尾琢真、岩井志麻子、コージ・トクダ、中山美穂ほか
配給
クロックワークス
5月6日(金) 全国公開
■ 公式サイト: siy-movie.com (外部サイト)
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