2022-01-15 更新
野村周平、吉川 愛、陣内孝則、青柳 翔、福山翔大、土屋圭市、下山 天監督
究極体感ドリフト・エンターテインメント始動! 映画『ALIVEHOON アライブフーン』が、2022年初夏全国公開となる。
現在フジテレビ系連続ドラマ「ゴシップ♯彼女が知りたい本当の〇〇」に出演中で、4月~5月に上演する舞台「広島ジャンゴ 2022」(作・演出:蓬来竜太)にも出演が決定している野村周平を主演に迎え、ドリフトキングとして名を馳せる土屋圭市が監修を務める映画『ALIVEHOON アライブフーン』。日本が生んだ、剛・速・美を競うドリフト・レース。大地を揺さぶるエンジン音、猛烈な白煙、全世界の度肝を抜いたアクロバティック&ダイナミックな競技。その魅力のすべてに迫る最高峰のドリフト・エンターテインメントが完成した。ドリフトキング土屋圭市が監修・出演、世界のトップレーサーたちの実走出演でCGゼロのカースタントによる迫力の映像が実現! 大スクリーンで究極の爆走・美走を体感できる仕上がりになっている。
この度、1月14日(金)~16(日)に幕張メッセで開催中の「TOKYO AUTO SALON(トーキョーオートサロン)」において、本作の製作発表イベントが実施され、主演の野村周平をはじめ、吉川 愛、陣内孝則、青柳 翔、福山翔大といった豪華俳優陣が集結。監修の土屋圭市、下山 天監督も登壇し、メイキング映像も初披露しながら、本作の撮影や物語について発表した。
1983年にチューニングカー・マガジン「OPTION」誌初代編集長が、カスタムカー文化を世に広めるべく「東京エキサイティングカーショー」としてスタートした東京オートサロン。第40回目となる「TOKYO AUTO SALON 2022」に於いて、日本が生んだ、剛・速・美を競うドリフト・レース、その魅力のすべてに迫る最高峰のドリフト・エンターテイメントの製作発表イベントが開催。本イベントをもって情報解禁された映画『ALIVEHOON アライブフーン』には、ドリフトキング土屋圭市が監修・友情出演、さらに世界のトップ・レーサーたちの実走出演で、CGゼロのカー・スタントによる迫力の映像が実現。さらに、今の世の中の状況を受け急速に台頭してきたe-sportsというゲームとリアル・ドリフトを融合させたストーリーに期待が高まる。
イベントの開始と共にCGゼロのカースタントによる迫力のドライビングとe-sportsゲームの融合した映像と、白煙を上げ華麗なドリフトで限界ギリギリを責めるドライビングが窺える映像が披露され、会場の熱がヒートアップ。その盛り上がりを受け、主演の野村周平、吉川 愛、陣内孝則、青柳 翔、福山翔大、監修&友情出演している土屋圭市、監督を務めた下山天監督がステージに登場。
まずは大羽紘一を演じた主演の野村から「本日はお日柄もよく最高のオートサロン日和となってます。この様な日に新しい作品の製作発表を迎えられて心より嬉しく思っています」と、この日ついに作品を世界に注目される「TOKYO AUTO SALON 2022」の場で紹介できることを喜んだ様子で挨拶。本作で紅一点のヒロイン・武藤夏実を演じた吉川 愛は、「本日製作発表を無事に迎えられたこと、本当に嬉しく思っています」と笑顔で挨拶。野村演じる紘一にプロレーサーとして指導をする武藤亮介を演じた陣内孝則は、「遠い中東はアラブの諺に人が幸福になる5つの方法という諺があります。さておき、本日はお足元がちゃんとした中ご来場いただきましてありがとうございます」と陣内節を炸裂させながら、「私、レーサー役で出演しておりまして、レーサー役が意外にイケてると感じました。今後の活動の軸はレーサー役で展開していこうと思います」と、会場を盛り上げる挨拶を披露。そんな陣内節炸裂の挨拶の後ということもあり、紘一と対決するプロ・ドライバーの小林総一郎を演じた青柳 翔は「すごくやりづらいですね」と苦笑い。「製作発表を迎えることができて嬉しく思っています」と挨拶し、そしてもう1人、柴咲 快を演じた福山翔大は「撮影から約1年弱過ぎて、初のお披露目の場が車を愛する方が集まるTOKYO AUTO SALONの場で発表ができることに興奮しています」と喜びを述べた。今回監修として、また本作に出演もしている日本のドリフトキング土屋圭市は「『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』以来、監修の依頼を受けまして受けさせていただきました。よろしくお願いします」と挨拶。本作のメガホンをとった下山監督は、「世界最大級のカスタムカー・イベントのオートサロンで、今日をもって『ALIVEHOON アライブフーン』を発信できることを嬉しく思っています」と満面の笑顔で挨拶。
キャスト、スタッフの挨拶が終わると、特報映像に続き監督自ら編集したメイキング映像が上映。撮影のメイキング映像からも、車同士の超近距離での同走する凄まじさや、迫力、想いや気合が伝わってくる映像を見たMCから、どういったところを追求したのかという質問に下山監督は、「こういった撮影の場合、嘘を本物らしく見せるかというところにエネルギーを使ってしまうのですが、今回の作品はすべてが本物。ドライバーの皆さんはタイトル・ホルダーというか、世界的に活躍されている皆さんで、車もリアルドリ車! 今回の映画では、D1のその年の現役No.1の車が出ていたり、リアル・スピードにのせて撮影することができました。また我々映画を撮影する際はカメラなどの機材を守ろうとするんですけど、リアルな映像を撮影するために、真剣に、リスクをもって撮影に挑んだので、凄い映像が撮れたと思います。自分の世代だとスーパー・カーやF1などのブームで、小さい頃から車が好きでした。20代の頃、車の映画が撮りたくて企画しましたが、日本の映画会社では創らせてくれないんです。今回も最初難しかったのですが、実現することができて、車と人がまだ熱い時にこの映画を完成させ世に残したいと思って挑みました」と興奮気味に答え、「ドリフトと言えばタイヤの摩耗。たくさんのメーカーさんの協力を得ることができて、リアルな煙を存分に出して撮影ができました。撮影場所の裏は、タイヤとトラックでいっぱいでしたね」と回答。
さらに本作の肝となる、e-sportsと、リアル・ドリフトを融合させるという企画の着想を聞かれた監督は、「トヨタや日産、世界中のF1のレーシング・チームはみんなe-sportsチームを持っています。映画ではゲームもグランツーリスモも入ってますが、現実的にリアルとバーチャルの垣根が間もなく無くなってしまうと思います。そういった状況が現実になる前に、日本発祥のドリフトというものを世界に発信する映像としてどうしても撮影したかった」と撮影実現への想いを語った。その話を受けて、監修を勤めた土屋は、「2000年からD1グランプリを始めて世界的に認められるようになって、世界自動車連盟(FIA)にも認められるようになった。そういった中で瀬木プロデューサーから下山監督を紹介されこのタッグでいきたいと。それから構成に約2年ぐらいかかり、ああでもないこうでもないとさらに数年を懸けて練りました。世界中の車好きの人が認めてくれると思ってます」と力説。「『TOKYO DRIFT』の監修をした際は実写でちゃんと走っています。ただ、基本的に、日本映画だとスタントマンやスタントカーを使用するので、煙の量やエンジンの回転数もそうだし、リアルな音が出ない。だからこそ瀬木プロデューサーや下山監督に『本物をやらせてくれ』と。2人が納得し実現してくれたことで、全てリアルで納得のいく撮影ができ、『ワイルド・スピート』に負けないくらい、迫力あるものができたと思っています」と制作段階でのリアルにこだわり続けたことを語ってくれた。さらに「撮影中一番印象だったのが周平君。ひと昔前だとゲーマーは引きこもりと言われていたが、その引きこもりの紘一がグランツーリスモで世界中の数千万のライバルたちと戦う、ひきこもりにぴったりの目をしてくれていて。ドリフトがうまくなってD1レースに出場する紘一の目の変化も印象的だった。役者ってすごいな」と野村の演技力を絶賛。
ゲームもリアルもトップを目指すという難しい役どころについて聞かれた野村は、「ドリフト自体は好きですが、e-sportsでドライブするのはやったことがなかったので、その役作りは難しかったです」と答え、撮影中自身もドリフトにトライした話をふられると、「土屋さんが来てくださってドリフトの練習をしていた際に、土屋さんの車で練習をさせてもらったんです。それも貴重な体験だったんですが、その車で福山君も練習していてぶつけてしまって……」と撮影現場でのアクシデントを暴露し、「僕のターンじゃないんで」と福山を焦らせる場面も。続けて野村から「僕自身車が好きで、嘘をつきたくなかったので、真剣にやらせていただきますと。ドリフトのシーンも手を抜かずに挑んだので、僕自身も納得いく画が撮れたと思うので、100点満点かなと思います」と自信を込めて答えた。
そして、今回車、ドリフトが大好きで、紘一を見出した夏実を演じた吉川。撮影中は男性キャストと車に囲まれ、他の作品ではなかなか経験できない撮影現場ではと聞かれた吉川は、「本当に新鮮で、最初どうしたらいいんだろうかと不安があったのですが、実際にドリフトを見せてもらったり、乗らせてもらったりしているうちに、不安が徐々になくなって、最後まで楽しく撮影できました」と笑顔で答え、「ドリフトを体験して、こんな感じなんだと見ているだけでは感じられない凄さを体感しました」とドリフトに本当に魅了されたことを明かしてくれた。
夏実の父親役を演じた陣内は、「吉川さん演じる夏実の親父で、チームALIVEの代表であって、レースで故障しちゃったので、ドライバーを探すんですけど、福山君に最初振られまして。その後娘が連れてきたe-sportsで活躍する紘一に対して、『ゲーマーが?』って小バカにするんですが、紘一の走りを見てこれは救世主になってくれるんじゃないかと思って指導する役柄なんです。例えていうと、『巨人の星』の星 一徹みたいな役です。例えが古くてすみません、昭和なので」との挨拶に引き続き会場を和ませつつ、「作品を観て正直びっくりしました。『フォードvsフェラーリ』や『ラッシュ』などの、日本映画ではありえないぐらいの金額を投じて撮影している映画を観た後だったので、日本映画でレースものってどうなんだろうと思っていたら、この作品のほうがすごい! 緊張感、臨場感、スリル、スピードと、ドリフトという競技を鮮やかにリアルに切り取っていて。下山監督半端ないなと。もちろん素晴らしいドライバーさんたちが運転してくれていることもあるとは思いますが、土屋さんのグローバルな感覚が、世界基準へ導いている。世界へ出してもおかしくない作品だと思います」と監督と監修を勤めた土屋のコンビを大絶賛しつつ、確かな手ごたえを感じた模様。さらに正月に友人と会った際に本作のことを話題にした際のことも話し、「ドリフトの映画をやるっていったら急に食いついてきて、みんな車好きなんだなぁ感じることがありました。50代、60代でも車が好きでワクワクして食いつく映画になっているので、ぜひ観てもらいたいです」とさらに付け加えた。
紘一のライバルとなる2人のプロ・ドライバーを演じた青柳と福山。青柳は、「映像を見ると並走する危険もありますが、チームの信頼感は重要だなと感じました。直接トップを目指すのは車とドライバーですが、整備する人、スポンサー、宣伝する人々がたくさんいて上に挑んでいくのは素敵だなと思いましたし、映画館で観てもらえれば映像から伝わってくると思います」と熱く語った。福山は「練習の際に土屋さんの車をぶつけてしまいまして……。その節は、申し訳ございませんでした」と土屋に謝罪。「結構ぶつけやがって」と土屋のツッコミを受けつつも、「僕が演じた快は、他の皆さんとは違い心の拠り所がなく、唯一信じていたのが“勇気”だけ。それを意識していました。周平君とドリフトの練習をした日が1日あって、周平君がまぁうまくて、メラメラ燃え上がる気持ちをそのまま役柄にぶつけました」と語った。
さらに主題歌のNOISEMAKERの「Hunter or Prey」も本イベントに併せて解禁となり、主題歌に関して聞かれた下山監督は、「編集が半分ほど終えた段階で映像を観てもらって打ち合わせをしました。普段いろいろとお話しさせてもらうんですが、感じたことをストレートに曲にしてくださいと伝えたところ、駆け引きに対して純粋に出来上がったストレートな曲を書いていただけました」と作品と楽曲との胸高鳴るコラボレーションについて熱く語った。
映画完成と初夏公開に向けて、野村は「僕自身車、ドリフトが好きで、バイクとかも好きで、そんな僕が納得できる、車が主役と言っても過言ではない、素晴らしいド迫力の映画が出来たと思います。本当に嘘が1つもない映画が出来たと思っていますので、ぜひ劇場で観て下さい」と語り、下山監督は「50代、60代の昭和世代にも響くとは思いますけれども、僕のように小さい頃にスピード・レースに憧れたのと一緒で、若い世代も同じだと思いますので、ぜひご家族で、ドリフト・パークへ行くような感覚で、この夏この映画を体感して楽しんでもらえればと思います」と応援を呼び掛け、日本映画界に新たな旋風を巻き起こす期待に溢れた製作発表イベントとなった。
映画『ALIVEHOON アライブフーン』は、初夏、全国公開。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・完成報告イベント
・公開記念舞台挨拶
・極音上映!舞台挨拶<