2021-12-24 更新
『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』や『くれなずめ』と2021年も注目作が続いている松居大悟監督が、主演に池松壮亮と伊藤沙莉を迎えて描くオリジナル・ラブ・ストーリー『ちょっと思い出しただけ』が2022年2月11日(金・祝)に公開となる。本作は2021年10月30日(土)より10日間に渡って開催された第34回東京国際映画祭でコンペティション部門に選出され、観客賞とスペシャルメンションを受賞した。この度、本作のチラシビジュアル計8種類と予告映像、場面写真が一挙解禁となった。
本作は、ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観が自身のオールタイム・ベストに挙げるジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」をもとに松居監督が書き上げたオリジナル作品で、初の完全オリジナル・ラブ・ストーリーとなる。
怪我でダンサーの道を諦めた照生(てるお)とタクシー・ドライバーの葉(よう)。2人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出した。年に一度訪れるある1日だけ遡り、現代を反映させつつ描いた松居監督独自の物語だ。
今回到着したのは、チラシビジュアル8種類と予告映像、そして複数の場面写真。予告映像では、タクシー内で喧嘩をする照生(池松壮亮)と葉(伊藤沙莉)の姿から描かれる。葉の「ずっと会話になんてなってなかったのかもね……ずっと」という一言を境に、幸せだった一日、充実していた一日、映画を観て、ケーキを食べるだけの何でもない一日が切り取られていく。しかし、“二度と戻れない日々”という切ないコピーが表示されると、クリープハイプの主題歌「ナイトオンザプラネット」がそれぞれの道を歩み初めた二人を包み込んでいき……。二人の「ある一日」を描いた6年間が凝縮された、美しくも切ない予告映像が完成した。
8種類に及ぶチラシビジュアルでは、こっそりタクシーを使ってドライブ・デートを楽しむ二人、小さな鉢植えを手にふざけ合いながらデートに向かう二人、手をつないでアパート前の階段を駆け下りる幸せそうな二人、水族館で秘密の時間を過ごす二人といった、照生(てるお)と葉の何でも無い一日が切り取られている。
そのどれもが笑顔に溢れ、幸せな日々を感じさせるものでありながら、どこかに“二度と戻れない”と思わせる儚さと切なさが溢れ、胸を締め付けられると共に、二人の物語に強く惹きつけられるエモーショナルなデザインに。いい日もあれば、そうでない日があって、ドラマチックな日もあれば、何でも無い日もある。決して同じ日なんてない、二人の6年間に思いを馳せるチラシビジュアルが登場した。種類別のチラシ8種は公開劇場でランダムに設置される予定。
さらに、場面写真では、池松、伊藤のほかに、ジム・ジャームッシュ監督の『ミステリー・トレイン』、『パターソン』に出演している永瀬正敏、バー「とまり木」のマスター役を演じる國村 隼、「とまり木」の常連客フミオ役の成田 凌、照生のダンス仲間である泉美役を演じた河合優実、そして、ミュージシャンの男役として出演も果たした尾崎世界観などの姿が解禁となった。
第34回東京国際映画祭でのコンペティション部門に出品され、観客賞とスペシャル・メンションをW受賞した本作。この冬、絶対に見逃してはいけない傑作ラブ・ストーリーだ。
(オフィシャル素材提供)
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