インタビュー・記者会見等、映画の“いま”をリポート!

Cinema Factory

Cinema Flash



舞台挨拶・イベント

トップページ > 舞台挨拶・イベント > 『ノイズ』

『ノイズ』初日舞台挨拶

2022-01-29 更新

藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木 華、永瀬正敏、廣木隆一監督

ノイズnoisemovie ©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会
ワーナー・ブラザース映画
大ヒット上映中

 藤原竜也と松山ケンイチがW主演を務める映画『ノイズ』が公開を迎えた1月28日(金)、公開初日舞台挨拶が開催され、W主演の藤原竜也、松山ケンイチの他、神木隆之介、黒木 華、永瀬正敏、そして本作のメガホンを取った廣木隆一監督が、上映後の盛大な拍手の中、登壇した。


 ようやく初日を迎えた気持ちを聞かれた藤原は「監督の元、知多半島でひと月弱かけてここにいるメンバーと作った作品です。大変な状況の中初日を迎えられて嬉しく思います」と安堵の表情を浮かべる。藤原演じる泉 圭太、松山演じる田辺 純、神木演じる守屋真一郎の幼馴染3人が、島を訪れた元受刑者のサイコキラーを誤って殺してしまい、その<死体隠し>から始まるというこれまでにあまりない展開で物語が進んでいく本作。それ故にこれまでのイベントでは終始ネタバレを気にしながらのトークが印象的だったが、今回のイベントは初日の上映後イベントということもあり、「みんなで今日まで宣伝活動をしていたけど、なかなか言えないことだらけで、しゃべりたくてもしゃべれないことが今日は話せるから嬉しい」と藤原も少しリラックスした様子で挨拶。また松山も「今日を迎えられたことを嬉しく思っています。実は舞台袖で、2つだけ(スタッフから)しゃべるなと言われたことがあるので……」と話し始めると、思わず「ダメダメそれは!」と話を遮る藤原。それに対し松山は、「竜也さんが言ってしまわないか心配(笑)」と返し、公開を迎えても尚ネタバレを気にする恒例のやり取りで会場の笑いを誘っていた。


noisemovie

noisemovie

 撮影中に永瀬本人が撮った写真をスクリーンに投影しながら、撮影現場を振り返ったトークパートでは、スクリーンに本作の見どころでもあるワンカット長回し撮影現場での、藤原と松山による自主練の様子を撮影した一枚が投影されると、松山は「僕たちは撮られていることは知らないので、改めて見るとこんな感じで自主練ってしてるんだなぁと思いますが、二人とも弁当にあたったとかじゃないですよね(笑)?」とお茶目な回答に、すかさず「違う(笑)」と永瀬がツッコミ。会場から笑いが起こると、藤原も「そんな感じにも見えますけどね。相当腹が痛そう!」と乗っかる姿も。


noisemovie

noisemovie
©Masatoshi Nagase

 長回しの撮影について聞かれた藤原は「楽しかったですよ。監督のエネルギーとスタッフの技術力にカバーしていただきながら、監督は『舞台は用意した。あとは好きにやってみてくれ』という感じだったので、テンションが上がりつつ良い緊張感があったシーンだったと思います」。続けて松山も「楽しかったですね。(自主練によって)竜也さんの演技に殴られる準備ができた。この撮影が終わった後ぐったりして動けなかったんです(笑)」と、エネルギー消費の激しい撮影エピソードを明かしてくれた。監督も「なんでワンカットかって、二人の芝居が本当に面白くて、映画の中に焼き付けて撮らなきゃいけない。これをこま切れにしてもしょうがない。二人のパワーをどうしても映画に収めたかった」と長回しにこだわった熱い想いを語った。

 続いて、永瀬が「今回ちょっと特別なものもあって、最初の緊急事態宣言が発令された時に引き籠っていたんですけど、自分の身の丈に合ったことで何か伝えられるものがあればな、と毎日インスタに笑顔の写真を載せていたんです。その趣旨に賛同してくれて撮らせていただいた写真です」と想いを語っていた、藤原、松山、神木の笑顔の写真が3連続で投影。満面の笑みを浮かべる藤原の写真に、圭太の妻を演じた黒木は「この笑顔がある時は本当に幸せで、かわいい娘もいて、でも私は皆さんがどうなっているか知らない役どころなので、(島を守るために)秘密を背負いながら家族を守って居たんだなと思うと素敵な旦那さんを持ったなと思いました」。続いて劇中では笑顔の無い役を演じた松山の笑顔の写真に対して松山本人は「この現場でこういう顔ができたのは、永瀬さんのおかげなんだなぁと思いました。僕達は永瀬さんを見て育ってきた部分もあるので、尊敬する俳優に撮ってもらうのは幸せなことでした」と喜びのコメント。そして神木の写真に、神木も「僕も映画の中では(共犯者として)秘密を抱えながら、過ごしているので笑顔が少ない役なんですけど、永瀬さんにこの写真を撮ってもらって一瞬だけでも“共犯”というプレッシャーが溶けた瞬間だと思います」と先輩俳優の存在の大きさを改めて感じていた。


noisemovie

noisemovie
©Masatoshi Nagase
noisemovie
©Masatoshi Nagase
noisemovie
©Masatoshi Nagase
noisemovie
©Masatoshi Nagase

 最後に会場に駆け付けた観客に向けて、神木は「一回観ていただいて、途中違和感だったり、気づくことも多かったと思うんですけど、もう一回この人の視点から見てみるとどういう世界が繰り広げられるのかなと新しい発見になる作品です。今日から共犯者が増えるんだなぁと思うとワクワクします。もっともっと増やしたいです。今日は皆さんありがとうございました!」と明るくピーアール。松山は「今日はありがとうございました。初日ですので、ぜひお友達や家族に紹介していただいて共犯者が増えれば嬉しく思っています! いろいろしゃべるとネタバレになりそうなんで……(笑)。ありがとうございました!」と話し、藤原は「僕らは最後渡辺大知君が花束でも持って来てくれるのかなって、期待したんですけど本当に来てないんですね(笑)」と冗談を交えつつ、「本当に初日を迎えられて嬉しく思っています。今後とも応援よろしくお願いいたします!」と締め括り、温かな雰囲気の中、イベントは終了した。


noisemovie

noisemovie


(オフィシャル素材提供)



関連記事
スペシャルトークイベント
ジャパンプレミア
公開御礼舞台挨拶

Page Top