2021-11-29 更新
藤原竜也、松山ケンイチ
藤原竜也・松山ケンイチW主演の新感覚サスペンス映画『ノイズ』が2022年1月28日(金)に全国公開となる。原作は「予告犯」「マンホール」やフランスでACBD賞、国内では文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している「有害都市」などを手掛け、日本のみならずヨーロッパでも絶大な人気を誇る鬼才・筒井哲也が、2017年から2020年まで集英社「グランドジャンプ」で連載し、<鬼気迫る緊張感、衝撃のサスペンス!>と絶賛された全3巻のコミック。この度、公開に先駆けた11月28日(日)に、本作にとって初のイベントとなるスペシャルトークイベントが実施され、本作でW主演を務める、島を訪れた元受刑者のサイコキラーを殺してしまった泉圭太役の藤原竜也と、圭太の殺人を隠ぺいすべく死体隠しに協力する幼馴染の田辺純役の松山ケンイチが登壇した。
公開まであとちょうど2ヵ月というタイミングで実施なった本イベントは、ワーナー・ブラザース公式YouTube、映画『ノイズ』公式Twitter、ワーナー・ブラザース公式LINEにて生配信され、約12.5万人の視聴者が主演二人のトークを楽しんだ。さらに、各サイトでの生配信に加えて、イベントとしては初の試みとなる、“3D猫”で話題の新宿東口・クロス新宿ビジョンでイベントの模様を生中継するなど、豪華なキックオフ・イベントとなった。藤原は「非常にネタバレがあり喋れないことも多いですが、今日は松ケンの発言をサポートして頑張りたいです。あと2ヵ月なので頑張って盛り上げていければと思います!」と笑いながら挨拶。
松山も「ネタバレしてしまうと台無しにしてしまうので、僕が喋るのはここまでにしてニコニコしていようかなと思います(笑)!」と冒頭から二人の仲の良さを感じさせ、冗談を交えながら挨拶した。
本作で『デスノート』以来約15年ぶりとなる本格共演となった、藤原と松山。藤原は松山との共演について「映画でがっつり共演するのが約15年ぶり、今回廣木監督とも初めてで松ケンとの共演も本当に久しぶりだったんですが、クランクインを迎えて松ケンに『緊張するね』と話しかけたら、『何を言ってるんですか。逆にホームに帰ってきた感じですよ』言ってくれて、それを聞いて頼もしさと嬉しさ、自分も頑張らなきゃなと思わせてくれる良い年の取り方をしたなと思いましたね。本当にいろいろな経験を積んで上手い役者さんになったな」と振り返り、松山も「『デスノート』の時は僕自身右も左も分からない状態で、それでも竜也さんの演技の迫力には圧倒されてましたし、本当にすごい俳優だと思っていました。あれから少しですけど、俳優ってどう演技すればいいのかとか分かってきて、今回久しぶりに竜也さんと対峙してさらに凄さが分かりました。今回も圧倒されっぱなしで、絶対に追いつかないところにいらっしゃる、とんでもない先輩だなと思いましたね」と尊敬の念を抱いているとコメントした。
また、本作は絶海の孤島が舞台ということもあり、オール知多半島ロケで撮影が行われた。撮影を振り返った藤原は「大変なシーンが多かったです。廣木監督はワンカットでの撮影が多かったので、良い緊張感がありまりましたね。知多半島の山や海をバックに説得力のあるシーンが撮れたと感じていますね」と自身をのぞかせ、松山も「いろいろと制約がある中での撮影だったのですが、ロケも多かったので比較的スムーズに撮影はできたかなと思います。最近は地方に行く機会がなかったので、知多半島になにがあるか調べて撮影に臨みました。若い時は何も考えないで地方での撮影に参加してたので、また別の楽しみ方をさせていただきましたね」と地方での撮影ならではのエピソードを披露した。
そんな本作は、絶海の孤島に入った≪サイコキラーの死体≫を隠しきれるのか、という新感覚のサスペンスが大きな見どころとなっているが、根底に〈島を守る〉〈家族を守る〉というテーマが映画内で描かれている。このテーマにちなみ、なんとしても守りたいものはあるかと聞かれた藤原は「松ケンのネタバレですね! 死守したいです、これが僕の今日の仕事なので(笑)」と回答。松山も「僕も竜也さんが何か言ったら注意しようかなと思いますけど」とコメントすると、藤原が「もしネタバレしちゃったらどうするの?」とまさかの質問! これに松山が「多分映画を撮り直しですね(笑)」と回答し、会場は再び笑いに包まれた。
こで、MCが進行を藤原と松山の二人にバトンタッチし、映画公式Twitterでも募集した質問に答えていくコーナーに。最初は〈お互いの凄いと思うことを教えてください〉という質問が読み上げられ、藤原は松山の凄さを「普通にやってのけ、成立させる。その説得力じゃないですかね。僕は緊張するとすぐに口に出したり、顔に出したり、態度に出したりしちゃうけど、松ケンは一切ないなんです。それが本当に凄いと思いますね」と力説。松山はそんなこと無いと言いながらも「竜也さんも全然緊張してるように見えなかったですけどね」と答え、「竜也さんの凄さは、老けないことですね。単純に凄いなと思います(笑)」と笑いながら回答。これに藤原は「髪の毛白くなってきたよ!」とお互いの白髪の話になり、痺れを切らした藤原が「なんちゅう会話だよ!」と自らツッコミ、会場はまたも笑いに包まれた。
次に〈今だから言える撮影時のエピソード〉という質問に。二人は「ネタバレに注意しないといけない」と最新の注意を払いながらそれぞれ回答。松山は撮影を振り返り「今回、柄本さんや余さんも参加されてるじゃないですか。あるシーンの撮影でスタッフ全員が笑っているのはビックリしました」と回答。
言えないとしながらも藤原は「余さんと柄本さんが出てくるシーン、緊迫感のあるシーンなのですが、廣木組の皆さんが映画史に残るシーンだと言いながら笑ってましたね。出ている人も本当に豪華なので、飽きさせない映画ですよ!」と作品の見どころを語った。
イベントも終盤に差し掛かり、最後に松山が「バレたら終わりということで、上手く喋れたか分からないですが、非常に個性的な俳優さんが出演しており、心理的な闘いもあれば、サスペンスというジャンルでは括れないような、様々な要素が詰まった作品になっているので是非楽しみにしてくれたらと思います」とコメント。藤原も「まだ公開まで2ヵ月あるので、今後いろいろなエピソードを小出しして皆さんを楽しませたいと思います。引き続き、応援お願いいたします!」と配信を見ている全国のファンに感謝の気持ちを伝えた。
そして配信終了直前に藤原から「ここで松ケンからとっておきのネタバレが!」と無茶振りが入り、松山は「実は神木くんが……」と間をとってコメントしょうとすると「やめてくれ!!」と藤原が制止する一幕が。本作の「バレたら終わり」という要素と、イベント冒頭の「お互いのネタバレを止める」という言葉も相まって、終始二人の仲の良さを伺うことができるイベントとなり、幕を閉じた。各サイトそして新宿東口・クロス新宿ビジョンで生配信がされており、まさに<ネタバレしたら終わり>の中、主演二人が笑顔でネタバレしないように話すという独特の緊張感に包まれたスペシャルトークイベント。そして、公開までついに2ヵ月をきった本作。藤原竜也と松山ケンイチ、息の合った二人が繰り広げる、<死体がバレたら終わり>の新感覚サスペンスの行方に、ぜひご注目いただきたい!
● イベント配信YouTube
(オフィシャル素材提供)