2021-07-04 更新
『カメラを止めるな!』の主人公の妻役で大ブレイクしたしゅはまはるみ、映画『イソップの思うツボ』などに出演の藤田健彦、1980年代より数々の舞台演出を手がける長谷川朋史の3人が結成した自主映画制作ユニット「ルネシネマ」。2019年、しゅはまと藤田が主演のルネシネマ第1弾、映画『かぞくあわせ』が池袋シネマ・ロサで記録的な動員を達成。ルネシネマ第2弾として企画・製作された本作『あらののはて』は、門真国際映画祭2020で最優秀作品賞、優秀助演男優賞、優秀助演女優賞の三冠を達成し、うえだ城下町映画祭 第18回自主映画コンテストでは、審査員特別賞(古廐智之賞)を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020、日本芸術センター第12回映像グランプリでは入選を果たした。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭に「高校時代の自由奔放でキュートな姿と、8年前の感情をこじらせてしまった現在のイタイ姿の風子の対比がなんとも切ない」と評された主人公・風子役には、女優・ダンサー・振付家とマルチに活躍する舞木ひと美。風子が出した食べかけのガムを食べるクラスメート・荒野役には『無頼』(監督:井筒和幸)や主演作『僕たちは変わらない朝を迎える』(監督:戸田彬弘)で注目を集める髙橋雄祐。一途さと冷めた距離感が同居しているそのかわいさを古廐智之監督に評価された、8年後、荒野と同棲しているマリア役に眞嶋 優。荒野が食べかけのガムを食べたのを見て嫉妬に狂う同級生・前田役に成瀬美希。
荒野に会うよう風子の背中を押す絵画教室の先生役でしゅはまはるみ、風子たちの担任の先生役で藤田健彦が、絵画教室の印象的な役どころで、小劇場界のレジェンドである、劇団「動物電気」の政岡泰志や小林けんいちが脇を固めている。ラブ・ストーリーにも、ホラーにも、サスペンスにもしている。
25歳フリーターの野々宮風子(ふうこ)(舞木ひと美)は、高校2年の冬にクラスメートで美術部の大谷荒野(髙橋雄祐)に頼まれ、絵画モデルをした時に感じた理由の分からない絶頂感が今も忘れられない。絶頂の末に失神した風子を見つけた担任教師(藤田健彦)の誤解により荒野は退学となり、以来、風子は荒野と会っていない。
8年の月日が流れた。
あの日以来感じたことがない風子は、友人の珠美(しゅはまはるみ)にそそのかされ、マリア(眞嶋 優)と同棲している荒野を訪ね、もう一度自分をモデルに絵を描けと迫るが……。
(2020年、日本、上映時間:69分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:長谷川朋史
撮影・編集:長谷川朋史
撮影助手:大橋隆行/田口敬太/高柳友孝
プロデューサー:舞木ひと美
出演:舞木ひと美、髙橋雄祐、眞嶋 優、成瀬美希、藤田健彦、しゅはまはるみ、政岡泰志、小林けんいち、山田伊久磨、兼尾洋泰、行永浩信、小谷愛美、才藤えみ、佐藤千青、藤井杏朱夏
配給
Cinemago
8月21日(土)~9月10日(金) 池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開
■ オフィシャル・サイト: https://runecinema.com/aranonohate/ (外部サイト)
関連記事
・公開日&ポスタービジュアル解禁
・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭Q&A
・初日舞台挨拶