2020-09-25 更新
ギグリーボックス配給・2020年12月11日(金)、全国公開が決定した、『天外者(てんがらもん)』のポスター・ビジュアル/場面写真/主要キャスト及び監督の情報が初解禁となった。
三浦春馬が全身全霊で挑んだ、主演作がいよいよ公開!
混沌と不安の時代に問う、壮大な歴史青春群像劇が誕生!
激動の幕末から明治初期、日本の未来のために駆け抜けた男がいたー五代友厚(ともあつ)。武士の魂と商人の才を持つこの男、薩摩藩士から明治政府役人を経て実業家となり、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた。東の渋沢栄一、西の五代友厚とも評される功績を挙げながらも、長らく歴史に埋もれていた。近年、多くの人の研究により、その真価が再認識される。「実もいらぬ、名もいらぬ、ただ未来へ……」とひたすら大いなる目標に向かったその志と熱い思いが、時代を超えて今、解き放たれるーー。
圧倒的な熱量で生き抜いた五代友厚を演じるのは主演・三浦春馬。大胆な発想と行動力、そして冷静且、緻密さと優しさを持つ、このミステリアスでさえある人物像をかつて見たことのない迫力と重厚な演技で体現した。
取り囲む盟友の坂本龍馬を三浦翔平。豪傑なエネルギーで演じ、新しい龍馬像を切り開いた。龍馬と共に現れ後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎を、愛嬌たっぷりの西川貴教。意表を突くキャスティングが、その斬新さと俳優陣の息のあった演技で魅せた。そして初代内閣総理大臣となる伊藤博文の若かりし頃を、フレッシュな森永悠希。更に五代友厚の両親として、生瀬勝久と筒井真理子が脇を固め、薩摩の上級武家の品位と葛藤を表す。一方五代友厚の繊細さや優しさを引き出したのが、遊女はる役の森川 葵。自由な未来を夢見る。はかなくも強いその姿は、現代を生きる女性の象徴でもある。また五代友厚の志のよき理解者が、演じる妻・豊子。取り巻く女性たちもまた、時代の渦の中で五代友厚に重ねた己の人生を全うする。豪華キャストに日本の歴史を鮮やかに彩る偉人・傑物達を絶妙に配役、かつ“扇の要=五代友厚”に、三浦春馬を据えることで、“予測不能なドラマの連続で今も眩しく輝き続ける”五代友厚の熱過ぎる人生を、近代日本の夜明けと共に、瑞々しく壮大な青春群像劇として描き、満を持して世に贈り出す。
市民有志が立ち上げた「五代友厚プロジェクト」7年かけて悲願の映画化。
脚本・小松江里子×監督・田中光敏、映画界の名コンビが贈るオリジナル・ストーリー!
本作の企画スタートは2013年。五代友厚の「想い」と「志」を次世代に継承するために製作総指揮の廣田 稔をはじめ、市民有志が立ち上げた「五代友厚プロジェクト」が映画化に向けて尽力。長い歳月を経てついに悲願の映画公開が実現した。
また脚本・小松江里子(NHK大河「天地人」)と監督・田中光敏は、これまで『利久にたずねよ』(13)、『海難1890』(15)を共に生み出した名コンビ。五代友厚の壮大なスケールを現代に体現するべく、入り組んだ時代背景と膨大な関連人物の中からオリジナル・ストーリーを誕生させた。
知られざる偉人「五代友厚」とは?
土佐の坂本龍馬、岩崎弥太郎、長州の伊藤博文ら同年代の若者たちと学び、遊び、夢を語りあい、さらには高杉晋作、勝海舟、大久保利通、西郷隆盛、大隈重信、トーマス・グラバーといった日本を語る上で欠くことが出来ない偉人・傑物たちとも交わり、友として彼らを支えた。近代日本経済の基礎を構築し稀代の≪天外者(てんがらもん)=凄まじい才能の持ち主≫と呼ばれた五代友厚。武士の身でありながらも上海に渡って蒸気船を購入し、海外貿易による商業立国を説き、イギリスへ留学生を送り出し、自らもヨーロッパを視察する。明治政府が誕生すると政府役人となるが、大阪を「東洋のマンチェスター」に発展させるため実業家に転身。貨幣造幣局の設立、電信・鉄道・紡績・鉱山など多くの事業を精力的に手がけ、現在の大阪証券取引所・大阪商工会議所・大阪市立大学など膨大な数の組織や企業の設立に尽力した。
■ 三浦翔平 コメント
この度、歴史的偉人である坂本龍馬役をやらせてもらえると聞き、生涯で龍馬を演じられることは、とても光栄なことだと喜びました。
たくさんのファンがいらっしゃる方なので、重圧を物凄い感じましたが、払拭するために土佐弁の稽古や、霊山歴史館、龍馬のお墓など、歴史から学びました。
クランクイン前には、春馬と何度も読み合わせして、才助、利助、弥太郎との関係性を築きあげ、自分なりの新しい豪快な龍馬を思いっきり演じることができました。
撮影期間は長くはなかったのですが、初めての太秦で、濃密で貴重な経験をさせていただき、とても感謝しております。
幕末から明治へ、激動の時代を生き、同じ志を持った者たちの生き様をぜひ劇場でご覧下さい。
そして、天国で五代さんと一緒に観てくれることを願います。
■ 西川貴教 コメント
近代日本の経済の礎を築いた岩崎弥太郎を演じさせていただいたことを心から誇りに思います。これまでにも数々の名優の皆さんが演られてきましたが、自分なりの弥太郎像を模索し撮影に挑みました。
かつら作りから、着物の着付け、土佐弁や武士としての所作など緊張の毎日でしたが、春馬、翔平、森永くんをはじめキャスト全員で作品を生き抜いた時間は、かけがえのない瞬間でした。
この映画は現代の日本に生きる我々一人ひとりに、何を成すべきかを問いかけ続けています。日本のみならず、世界中が大きな変化を求められている今だからこそ観ていただきたい作品です。ぜひ劇場にお越し下さい。
■ 森永悠希 コメント
撮影当時23歳で、伊藤博文という大きな名前の人物を演じることに、ワクワクとそれ以上の責任感を感じていました。
一つの作品の中で歳を重ねる役は毎度思うのですが、特に伊藤はやがて総理大臣になる人ですので、『利助』であったときからの変化をつけるのが、難しくもあり、面白くもありました。
激動の時代、より良い世へと前へ前へと進もうとした人たちの姿が、皆様にとって、前を向くための原動力のようなものになればと願っております。
■ 森川 葵 メント
撮影が終わってから、いつ皆さんにお知らせできるようになるかとずっと待ち続けていました。一緒に撮影した時間が蘇ります。br />
はるの言葉が五代様の胸に残り続け新しい時代を切り開いていくきっかけになるんだ、と監督からの言葉に責任重大だな……と感じながらも、そのプレッシャーにわくわくしました。
登場人物それぞれの勇姿を皆さんに見届けていただけますように。
■ ■蓮佛美沙子 コメント
この世を変えたい、誰もが夢を見られる国にしたい、そのために、自分にしか出来ないことがある。そんな強い想いを胸に、一心不乱に生き抜いた1人の人間の物語です。
私はそんな彼の強さや真っ直ぐすぎるほどの瞳を、妻・豊子として、受け止め、心を交わしました。作品の中にいる春馬くんは五代友厚そのもので、何より瞳を覗き込めば、そこに五代の全てが在りました。
彼が五代として生きたその時間を、作品を、愛してもらえたらと心から願っています。
■ 田中光敏監督 コメント
「オリジナル作品で五代友厚の作品を作る。」その時、イメージで浮かんできた俳優は三浦春馬くんでした。 透明感があり強い信念を持ち、そして美しく……。
春馬くんに声をかけてから2年の歳月が流れ、集まってきてくれた役者たちは、みんな春馬くんの仲間のような俳優たちでした。三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川 葵、蓮佛美沙子と、春馬くんと交流のある友人たちが、偶然にもこの作品に関わってくれました。
京都撮影所でのリハーサル後、三浦翔平くんとはオフでも落ち合って、映画のために本読みをしてくれたと春馬くんから聞きました。主演三浦春馬を中心に役者たちが、登場人物に生き生きと命を吹き込んでくれたのです。
三浦春馬くん、参加してくれてありがとう。そして主演を支えるそれぞれの役者たちの素晴らしい生き生きとした芝居をぜひともスクリーンでご覧いただきたいと思っています。
最後に……ただただ残念なのは、三浦春馬くんに出来上がった作品を観てもらえなかったことです。
(オフィシャル素材提供)
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