2021-05-29 更新
柳楽優弥、玉木 宏、瀧本美織、橋本 一監督
MC:赤ペン瀧川先生(俳優・映画プレゼンター)
孤高の絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を初めて描く、映画『HOKUSAI』が5月28日(金)より、ついに全国公開。同日には「今だからこそ映画『HOKUSAI』をニッポンに届けたいスペシャル!!」と題した映画公式オンライントークLIVEイベントが行われ、本作で葛飾北斎の青年期を演じた主演の柳楽優弥、喜多川歌麿役の玉木 宏、北斎の妻・コト役の瀧本美織、橋本一監督が参加した。
イベントでは、MCの赤ペン瀧川によるスライドを使用した「3分でわかる『HOKUSAI』プレゼン」からスタート。「謎多き絵師・葛飾北斎」「レジェンド絵師大集合」「歩み続けた男の一生」などのワードから映画の魅力に迫った赤ペン瀧川のプレゼンに柳楽は「最高でした! 聞きやすくて改めて映画の魅力を感じた」、玉木は「補足なし!」、瀧本は「まるで1本の映画を観た気分! あ……それじゃダメか。皆さん映画を観てください!」と天然コメントで笑わせた。
また「超厳選!! 私の好きな『HOKUSAI』イチ推シーン!!」のコーナーでは、キャスト陣それぞれがお気に入りの場面を紹介。老年期の北斎(田中 泯)が、青い絵具を手に雨中で舞う北斎ブルーが生まれたシーンを挙げた柳楽は「北斎がようやくこの色に出合えたという喜びがダンスを交えて表現されているのはさすが」と一発本番で捉えられた田中の表現力を絶賛。玉木も「見入ってしまうパワーを感じる」とたじろぎ、瀧本も「身震いしました。気迫がスゴイ」と目を丸くしていた。
青年期の北斎(柳楽)が、絵を描く意味を見出せずにもがき苦しみ、海に飛び入り生死の淵までたどり着いた後に、自分らしさを見出して波打ち際で砂に絵を描くシーンをピックアップしたのは玉木。このシーンに柳楽は「最初に監督が率先して海に入ってくれて、その背中をキャストとスタッフがぽつんと見ていた。その瞬間に現場が団結した気がする」と回想。瀧本も「私もこのシーンはお気に入りです」と明かした。
コト(瀧本)が青年期の北斎(柳楽)に子どもを身篭ったことを告げるシーンをおススメに挙げた瀧本は、柳楽とのキス・シーンもあることから「自分で選んでおきながら……恥ずかしい!」と赤面も、「でもすごくいいシーン」と自信たっぷりにコメントを寄せた。ちなみにこのキス・シーンは瀧本曰く「当初は台本にはなくて、撮影地の京都に着いた当日に監督と話し合って生れました」と知られざる舞台裏を紹介した。その相手役となった柳楽は「このシーンには女性の強さを感じる。今の時代でも共感できる場面だと思います」と納得していた。
柳楽は、演じた北斎について「僕にとって北斎は憧れのアーティスト。圧倒的であり、アーティストの鏡のような人物。大尊敬。僕に勝てるところは何もない!」とリスペクト。一方、北斎のライバルである歌麿を演じた玉木は「まさか歌麿を演じる機会があるとは……」と有名絵師役抜擢に驚きながらも「女性を描くことを得意としていた人なので、濡れ場に近いような気持ちで演じたところもある」と撮影時の心境を打ち明けた。
この日、緊急事態宣言が6月20日まで再延長されることが決まったが、東京での映画館の営業については休業要請から時短要請に切り替わった。これに橋本監督は「これで上映館も増えますので、お近くの映画館で存分に作品を楽しんでほしい」と期待。瀧本も「辛い状況はまだ続きますが、この映画はそんな状況をも乗り越えられるような生き抜く力をくれる作品」とアピール。玉木は「こんな時だからこそ、この作品から力強いメッセージを感じてほしい」と祈願。主演の柳楽は「今の時代にあって、共感できる部分がたくさんある。好きなことを突き詰めようとする北斎の人生を見て『HOKUSAI』バイブレーションをブルブルに感じてほしい!」と大ヒットに期待を込めていた。
(オフィシャル素材提供)
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