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2019-07-21 更新
三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大・ムロツヨシ、宝田 明、矢口史靖監督
『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』の矢口監督が構想16年、上海国際映画祭正式上映、トロント日本映画祭で“特別監督賞”と“観客賞”をW受賞、世界中から注目されている『ダンスウィズミー』のジャパンプレミアが新宿ピカデリーで行われ、三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田 明、矢口史靖監督が登場した。
ある日突然、催眠術のせいで音楽を聞くと勝手にカラダがミュージカルしてしまう状況に陥ったミュージカルが何よりも大嫌いな静香。しかし、街に溢れる音楽に反応してしまい、踊れば踊るほど先が読めない予測不能な展開に! 本格トレーニングを重ねてキャスト自らが吹替なしで挑んだミュージカルシーンと予測不能なストーリー、ハッピーな名曲に彩られた最高に笑える、かつてないコメディ・ミュージカルだ。
まずは、本作で催眠術の指導を担当した催眠術師・十文字幻斎が登場。イベント開始を待ちわびる観客へ「この音楽を聞くとあなたは立ち上がって踊らずにいられなくなる!3、2、1、ハイッ!」と、これから始まるジャパンプレミアを最高に楽しめる、ハッピーな催眠術を披露。
すると本編で三吉彩花演じる静香がレストラン内で踊り狂った“狙いうち”のBGMが会場に流れはじめ、突然、会場スタッフと一部のお客さんが楽曲にあわせて踊り出し、会場のボルテージは急上昇。踊りにあわせて拍手が巻き起こり、会場全体が興奮の渦に包まれる中、MCにより紹介され、三吉彩花、やしろ優が登場!
“狙いうち”にあわせて踊り出したスタッフ、お客さんと一緒にキレッキレなダンスを披露すると、またもや大歓声が。劇中さながらの息の合った動きを見せる三吉とやしろに誘われるように、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田 明、矢口監督も音楽にあわせてノリノリで登場し、会場中は大騒ぎに。ポーズを決めた後キャストと監督は、この日一番の盛り上がりを見せた会場内でときおりハイタッチをしながら、ステージへと登壇した。
キャスト、監督による自己紹介の後、トロント日本映画祭での特別監督賞、観客賞のW受賞を果たし、海外から注目されている本作について矢口監督が「日常で急に歌ったり踊ったりしてもミュージカルなら許される。そんな暗黙のルールを破りたくて作ったのでミュージカルが苦手な人も楽しめると思います。トロントでは劇場が壊れるのではと思うほど笑いが起きて、万国共通で楽しんでいただける作品ができたと思いました」と本作に込めた想いを明かすと、三吉がヒロインとして撮影に臨んだ胸中を「今までにないようなコメディ・ミュージカルを作るということでいい期待をたくさん持っていただいたのですが、主演のプレッシャーを感じたり、スキルが足りないのではと毎日葛藤することがありました。でも、海外の方にも受け入れていただいて、いろいろな方に評価してもらって、頑張ってよかったなと感じています」と続けて語り、会場から大きな歓声が送られた。
矢口監督が『スター・ウォーズ』のR2D2をイメージしてキャスティングしたという逸話が紹介されたやしろは、「そんなにデコボコしています!?」とおどけた表情を交えつつ会場の笑いを誘い、劇中同様にハッピーな雰囲気が会場中に広がっていった。“ブラックchay”を矢口監督が見出した話になると、chayは「演じた山本洋子というキャラクターは非常に強烈で、今までにない一面が出ちゃっているかもしれないです。ファンが減っちゃったらどうしよう。でも、路上ライブをしているストリート・ミュージシャンという点は共通していたのでそこは素で演じられました」と語ると、プライベートでも仲良しな三吉、やしろが「むしろ、ファンが増えるよ」と新たなchayの魅力を称賛。
話題は変わり、今回、三吉とのダンス・シーンを踊りきった三浦は、「2人で合わせられるチャンスもそんなになく、家の窓に映る影を見てものすごく練習しました」と練習が大変であったことを告白。ムロツヨシは、「矢口監督からOKが出た後でも、すぐに次はこうしましょうとか提案がでてきて。“すごいな、OKの選択肢がたくさんある方なんだ”と思ったんです。監督とはあまり目があわなかったんですけれども、ある日私服を急にほめられて採用されました。その服はラストシーンなのでお見逃しなく!」と念願の矢口組での撮影秘話を明かすと、会場は盛り上がりを見せた。
宝田が55年ぶりのミュージカル映画出演について「矢口監督からは撮影前に絵コンテが渡されるんです。黒沢 明監督などもそうでしたけれども、撮影前からご自分の頭の中に映像の世界が出来上がっているのはすごいこと。世界の名だたる監督になると私が保障します」と語り、ベテラン宝田 明も唸る世界観で撮影が行われていたことを披露しキャスト一同感服した様子であった。
続いて、250時間のトレーニングを乗り越えた三吉が注目のダンスシーンを「静香が踊り出すオフィスのシーンはとても華やかで楽しくて、皆さんも踊り出してしまいそうになると思います」と回答すると、やしろは「ほっこり笑えたり、くすって笑えたりといろいろな笑いがあるんですけれど、生の玉ねぎを皮ごとかじるシーンは本当に催眠にかかっているので、笑いながら観てください」と自身のシーンを一押しし応酬。chayが感動して泣いたシーンを「普段仲良くしているみよっちゃん(三吉)や、やしろ優ちゃんがいっぱい踊っているシーンを見ていると、たくさん練習したんだと思って自然と涙がでてきて……」と答えると、矢口監督が「それって親心じゃないですか」とすかさずツッコミをいれ、場内から再度爆笑が生まれた。
締めくくりとして、矢口監督が「カナダとか上海とかいろいろなところへ行ったのですが、どこでもすごい反応が返ってきました。でもこの映画は日本のお客さまのためにも作った日本人による日本のミュージカルです。もし楽しければ踊っちゃってもかまいません。リラックスして心の底から楽しんでください!」と挨拶すると、続けて三吉が「あらためて本日を迎えることができて感無量です。この作品はさまざまな世代の方にいろいろな視点で共感いただけて、とてもハッピーになれる作品です。ぜひいろいろな方に楽しんでいただきたいと思います」と熱い気持ちも交え感謝を述べた。
すると突然、矢口監督が「この後、今日1番面白いことをムロさんが言います」とまさかのムチャ振り。ムロツヨシは、「はーーーーい!? そんな、面白いことって! ムロツヨシでございます。えーーーーっと、作品の最後は皆さんの笑いで完成します。ぼくはそれを見届けたくお客さんと一緒に観ようと思っています。こんなに和気あいあいとしている我々の作品をぜひお楽しみください」とコメントすると会場から大笑いが起き、あいさつを終えたキャスト一同に盛大な拍手が送られた。
最後にキャスト全員と来場者で気持ちをあわせ「この夏は!『ダンスウィズミー』」コールを行うと、きらめくテープが発射され、登壇者全員ノリノリのダンスではじまり、撮影秘話の連続で数々の笑いやハッピーな雰囲気に包まれたジャパンプレミアは幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)
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