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2019-04-24 更新
西島秀俊、佐々木蔵之介、本田 翼、佐藤浩市、藤 竜也、高嶋政宏、深川麻衣、中井貴一、小倉久寛、土村 芳、山内圭哉、玉木 宏、片桐 仁、和田正人、村上 淳、平埜生成、戸次重幸、市原隼人、吉田栄作、福井晴敏氏(企画)、かわぐちかいじ(原作)、若松節朗監督
かわぐちかいじの人気コミックを映画化した『空母いぶき』の完成披露試写会が都内にて行われ、舞台挨拶に、主演の西島秀俊、佐々木蔵之介を筆頭に共演の本田 翼、佐藤浩市、藤 竜也、中井貴一、若松節朗監督ら総勢22人のキャスト、スタッフが豪華に集結した。
本作は、「沈黙の艦隊」などで知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミック「空母いぶき」を実写映画化。近未来の日本を舞台に、国籍不明の軍事勢力から攻撃を受ける中、それぞれの立場で国民の命と平和を守るため奔走する者たちの姿がリアルな映像で描かれる。
主演で「空母いぶき」の艦長・秋津竜太役を務めた西島は「ついに日本映画もここまできたかというリアルな戦闘シーンと深い人間ドラマ。必ず皆さんが感動する作品に仕上がっています」と作品をアピール。さらに、「本作に関わったキャスト、スタッフ、協力してくれた自衛隊の方々、全員が誰もブレることがなかった」と語り、作品への自信を覗かせた。
一方、副長・新波歳也役を務めた佐々木は「オファーが来た時、最初は怖いなとひるみましたが、『戦争映画ではなく、平和のための映画だ』と聞いて、覚悟を持って出演させていただきました」と本作への参加を決めるまでの心境を明かした。また、作品について「戦争をしたい人間はいません。観終わった後に今の平和をかみしめてほしい」と客席に向かって呼びかけた。
西島と佐々木は、劇中、謎の敵国からの攻撃で戦闘と戦争のはざまで揺れながらも、苦渋の決断を迫られる海上自衛隊の「空母いぶき」の艦長と副艦長の姿を渾身の演技で魅せている。
日本の危機的状況に立ち向かうために、様々な決断を迫られる内容にちなんで、今までの人生で、最大の決断を問われた西島は、「家庭を持って子どもが生まれことが大きな出来事でした。次の世代に今の平和を残せるか、より一層強く思うようになりました」と語った。佐々木は「実家(酒造所)を継がないで、俳優の道に進むと決めたことかな」ときっぱり。
ネットニュース記者・本多裕子役を務めた本田には、「運命の、24時間。」という宣伝キャッチコピーにちなんで、「24時間何をしてもいいと言われたら何がしたい?」という質問があり、本田は「お墓参りに行きますね。最近ちょっと行けてなかったので……」とコメントしていた。
コンビニの店長役を務めた中井は「艦長とか、総理とか、みんなの紹介がかっこいいなあと思っていたら(自身のキャラクターは)店長でした」と自虐ネタで周りを笑わせ、(自身が出演している場面について)「面白い映画になっていると思います」とコメントした。総理役を務めた佐藤は「総理を演じたことで、(父の)三國(連太郎)も草葉の陰でにんまりしていると思います」と父の名前を出し、総理役を初めて演じた気持ちを語っていた。
豪華俳優たちにメガホンを取った若松監督は、「撮影前に自衛隊の基地や護衛艦の見学をしました。多くのパイロットたちから話を聞き、未来に平和な世界を残す思いで作りました。これだけ日本を代表する俳優たちが集まって、映画が良くなかったら監督の僕の責任です。いい映画に仕上がっていると思います」と自信をもってアピールした。原作者であるかわぐち氏も、「これまで自衛隊はいろいろな映画に登場しているが、本来の任務を描いたのは初めてだと思う」と映画の仕上がりに太鼓判を押した。
作品について、佐々木は「誰も戦争したい人はいない。この映画を観た後は、平和をかみしめてください」。西島は、「エンタテインメントとして手に汗握りながら、緊迫感を楽しんでいただけると思います。そして、平和について湧き上がる何かを感じ取ってほしい……」と熱いメッセージを送った。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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