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2019-02-16 更新
北山宏光、多部未華子、平澤宏々路、筧 昌也監督
Kis-My-Ft2の北山宏光が映画初出演にして初主演を務めた『トラさん~僕が猫になったワケ~』が初日を迎え、都内で行われた舞台挨拶に北山をはじめ、多部未華子、平澤宏々路、筧 昌也監督が出席した。最後に行われたフォトセッションでは劇中で猫の“トラさん”を演じた金時も登場して会場を沸かせた。
本作は、板羽 皆による人気コミック「トラさん」を実写映画化。ある日、交通事故で死んでしまった売れない漫画家の高畑寿々男(北山)が、猫の姿で現世に戻り、妻(多部)と娘(平澤)のために奮闘する姿が描かれる。劇中で北山は、ダメ夫の寿々男役と、猫のトラさんという“2役”に挑戦した。北山が劇中、“猫スーツ”に身を包んでトラ猫に成り切る姿が話題になっている。
満員の会場で、観客は猫ミミをつけてキャスト陣をお出迎え。北山は「みんな、つけてくれたんだね」と会場を見渡し、「男の子も猫になってくれてる! かわいいですね! ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えた。
映画初主演の北山は「待ちに待った初日。やっと皆さんに観せられると嬉しいです」としみじみと挨拶。筧監督も「撮影から1年。足掛け4年かかりました。皆さんに観ていただいて、映画として完成します。嬉しいです」と感無量の様子。
公開を迎えて周りの反響を聞かれた北山は、「ヒロミさんが『観に行くよ』と言ってくれたので、『絶対観てくださいね』と念を押しておきました(笑)。それと、Hey!Say!JUMPの薮(宏太)からは『一緒に観に行こう』って誘われています。どこか(の劇場)でお会いするかもしれないですね」と報告し、会場を沸かせた。
妻・奈津子役を務めた多部は、北山の印象を聞かれると、「すごい人ですよ。現場で、楽しい空気を作ることができるのは人柄だと思う」と称賛。さらに、「やたらポジティブ。結構いじっても全くめげないんです。本気でいじっても『またまたぁ~』ってなっちゃうので、すごいなぁと(スタッフと)話していました」と感心しきり。北山が「ポジティブというか、そういう冗談なのかと思って……」と釈明すると、多部が「そういうところ!」と厳しくっつこむ。北山は「いいんですよ。ダメな夫の役なので、尻に敷かれるくらいでちょうどいいんですよ」とちょっとめげながらも笑顔だった。
また、撮影中は、多部による北山へのファッションチェックから1日が始まっていたそうで、多部は「脱いだ服がかかっていて、『これ、寿々男の服ですか?』って聞いたら『北山さんの私服』だと言われました。いつも不思議な?あ、素敵なお召し物を着られていて(笑)」とコメント。北山は「(フォローが)遅いよ~!」と不満をぶつけ、会場は笑いに包まれた。
「キャスト陣の不思議なところは?」という質問に、寿々男の娘・実優役の平澤から「北山さんと1ヵ月、撮影が一緒でしたが、毎朝同じジュース片手に『おはようごさいます』って現場に入ってきたんです。あれは何を飲んでいたんですか」と質問が。北山は「あれはタピオカミルクティー。ネット通販で頼んで、ストックを冷蔵庫に入れてちょっと置いて固まったタピオカを飲むのが好き」と明かし、会場から「可愛い~!」と黄色い声援が上がった。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)