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2018-09-07 更新
ユアン・マクレガー、堺 雅人
映画『プーと大人になった僕』のジャパンプレミアが、都内で行われ、主演のユアン・マクレガーが待望の初来日を果たした。250名のファンが招待された会場で、ユアンは丁寧な対応でファンと対峙、握手、サイン、ツーショットの写真などファンの要望に応えた。
本作は、ディズニーの国民的人気キャラクター「くまのプーさん」を初の実写映画化。ユアン・マクレガーが演じる大人になったクリストファー・ロビンと少年期の大親友のプーが再会し、新たな冒険に出かける姿が描かれる感動作。
ファンとの交流を楽しんだあと、ステージにユアンが登場。「(作品を)作っていて、とても楽しかったので、皆さんにも喜んでいただけると思います」と笑顔で挨拶し、大きな歓声と拍手を浴びた。
プーと一緒にベンチに座ったユアンは、「この作品から、どう時間を過ごすのかが大事なのかということを教えてもらった。撮影が終わってから、僕はプーの言う通り『何もしない』ことに忙しかった」と話す。通訳が話している間、ユアンはベンチに一緒に座ったプーを抱き上げたり、撫でまわしたり、手足を持ってダンスさせたりと戯れる。そのたびに会場からは「かわいい~!」と黄色い声が飛んだ。
当日のゲストに吹替版キャストの堺 雅人が登場。2人はがっちりと熱い握手をかわした。堺は、「声をあてさせていただく際、ずっと『ひとつになろう』と思って過ごしていたので、お会いできて嬉しいです」と満面の笑顔を見せる。すると、ユアンが「堺さんの作品が英語圏で公開される時には、僕が声をあてますね」と応え、会場を沸かせた。
劇中のプーのセリフで心に残っている言葉を聞かれたユアンは、「『何もしない時間が一番好き』というセリフ。例えば1日何も予定がない時、自分の子どもたちや犬と過ごしたり、あるいは独りきりで過ごす。それはとても稀なことではあるんですが、そんな何もしない1日が大好きです」とコメント。堺も「『今日が一番好き』というのは良い言葉だなと思いました。お寺の和尚さんが言うようなありがたいお言葉のような気もします。例えば不思議な力を持つマスターのような……」と「スター・ウォーズ」シリーズで若きオビ=ワン・ケノービを演じたユアンをほのめかした発言で会場を沸かせた。
「子どもの頃に大切にしていた夢、そのなかで叶っているものは?」という質問にユアンは、「9歳の時から役者になりたいと思っていました。舞台で演じる俳優を見たり、映画で違う世界に観客として誘われるたびに、自分も大きなスクリーンのなかでキャラクターを演じたいと思っていたんです。そんな夢が叶いました」と感慨深げに語った。堺は「まさか俳優になるとは思っていなかった。でも自分の世界に入るのは好きだったので、俳優業と通じるものがありますね」と語った。
最後にユアンは「皆さんの感じるままに受け止めてほしい。楽しんでほしい。監督のマークの美しい感性が、皆さんにも伝わりますように!」とメッセージを送って、イベントを締めくくった。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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