2018-07-03 更新
「図書館戦争」「植物図鑑」などで知られる有川浩作品の中でも評価が1、2を争うほど高い「旅猫リポート」。1人の青年と1匹の猫が新しい飼い主を探す旅物語。人間同士の関係を越えた2人の絆や、2人が迎える結末が、猫好きの人のみならず、多くの人の心をとらえ、涙なくしては読めないという評判の感動作。猫が主要なキャラクターとして登場するため、長い間映像化困難とされてきたが、この度満を持して実写映画化となった。
主人公の悟役には、幅広い層から支持を受ける、俳優・福士蒼汰。等身大の青年を丁寧に演じている。また、ナナ(猫)の心の声を、女優・高畑充希が務め、物語にユーモアとキュートさを吹き込んでいる。
他にも、悟の叔母として竹内結子が出演。加えて、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介ら、若手人気俳優も新しい飼い主の候補として登場する。
監督は「植物図鑑」の三木康一郎、音楽は「この世界の片隅に」で数々の音楽賞を受賞したコトリンゴ、そして脚本には有川浩自らも参加した。そして何より、猫映画史上一番と言っても過言ではない演技をナナが披露している。
これ以上ない、キャスト・スタッフが集結し、原作の持つ世界観を余すことなく表現し、観た人の心に優しく残る映画が完成した。
元野良猫のナナは、交通事故にあったところを心優しい猫好きの青年・悟に助けられ、5年間、飼い猫として幸せに暮らしてきた。とある事情でナナを手放さなくてはならなくなった悟は、新しい飼い主を探す旅に出る。
「さあ行こう。これは僕らの最後の旅だ」。
悟とナナは、悟の小学校時代の親友、高校時代の初恋の人など悟がこれまでの人生で出会った大切な人たちを、順に訪ねていく。それは図らずも悟の人生をふりかえる旅となる。
強い絆で結ばれた一人と一匹のおかしく、切なく、あたたかい物語。旅の終わりに明かされる、悟の「秘密」とは――。
(2018年、日本、上映時間:118分)
キャスト&スタッフ
原作:有川 浩「旅猫リポート」(講談社文庫)
監督:三木康一郎
脚 本:有川 浩、平松恵美子
音楽:コトリンゴ
出演:福士蒼汰、高畑充希(声の出演)、ナナ、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、前野朋哉、竹内結子ほか
配給
松竹
10月26日(金) 全国ロードショー
オフィシャル・サイト
movies.shochiku.co.jp/tabineko-movie/ (外部サイト)
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