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2018-04-27 更新
18歳の時、初めて8ミリカメラを手にしてから30年。今や、世界中で高い評価を受ける河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良を舞台に、『イングリッシュ・ペイシェント』(97)で米アカデミー賞®助演女優賞、世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュ、『あん』(15)、『光』(17)の2作に連続主演した日本を代表する俳優・永瀬正敏をダブル主演に迎え、長編劇映画第10作となる新たな傑作を完成させた。
河瀨監督は「ジュリエットとともに『映画』を創りたいと思った瞬間から、全ての準備がパズルのピースように次々と奇跡的にはまっていき、カンヌから帰国して3ヵ月ほどで、ゼロからの企画が立ち上がりました。ジュリエットの映画に対する姿勢とフレームの中の存在感は圧倒的です」と語る。一方のビノシュも「河瀨監督の作品は拝見していました。彼女はいつも自然に寄り添い、人のことを愛しています。フランスで河瀨監督の作品は非常にリスペクトされていて、彼女が紡ぐ表現方法などがとても独特で素晴らしいと感じていました」と話した。
共演には夏木マリ、岩田剛典、美波、森山未來、田中 泯といった実力派が決まり、9月初旬にクランクイン。夏パートの前半、秋パートの後半に分け、12月初旬にクランクアップ。さらなる深化、進化を見せる河瀨監督の最新作に世界が注目している。
ストーリー夏、緑が青々と茂る奈良の神秘的な森。紀行文を執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌは、通訳兼アシスタントの花とやってきた。彼女は、薬草の一種で幻の植物“Vision”を探している。
旅の途中、森で暮らし、森を知り尽くす山守の無口な男・智と出会うが、智も「聞いたことがない」という。
やがて、言葉や文化の壁を越えて、心を通わせていく2人。季節は流れ、森が赤く色づく秋。智のもとに、山守の若者・鈴が姿を見せ、運命の歯車が動き出す……。
ジャンヌがこの地を訪れた本当の理由とは何か? 山とともに生きる智が見た未来(ビジョン)とは?
(2018年、日本)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:河瀨直美
製作:LDH JAPAN、SLOT MACHINE、組画
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
プロデューサー:宮崎 聡、Marianne Slot、河瀨直美
撮影:百々新
音楽:小曽根真
出演:ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、岩田剛典、美波、森山未來、コウ、白川和子、ジジ・ぶぅ、田中 泯(特別出演)、夏木マリほか
配給
LDH PICTURES
6月8日(金) 全国ロードショー
オフィシャルサイト
http://vision-movie.jp/ (外部サイト)