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2017-10-18 更新
松本 潤、有村架純、行定 勲監督
配給:東宝=アスミック・エース
大ヒット公開中!
© 2017「ナラタージュ」製作委員会
映画『ナラタージュ』の大ヒット御礼舞台挨拶が都内で行われ、松本 潤(嵐)と有村架純、行定 勲監督が出席した。
本作は、2006年版「この恋愛小説がすごい」で第1位に輝いた作家・島本理生による禁断の純愛物語が原作。高校教師・葉山(松本)と女子高生・泉(有村)として出会った2人が、互いに背徳な気持ちを持ちつつも惹かれ合い、愛し合っていくさまが描かれており、行定監督が企画から12年の歳月をかけて映画化した。
映画の大ヒットを受けて、松本は「観た後に語り合うことができる映画だと思います。この作品に出合えて、演技の表現の幅が広がりました」と作品への強い思いを語った。
有村は「葛藤しながらも作品を作る楽しさを改めて感じました。撮影から今日まで充実した時間でした」としみじみ。今までのイメージをくつがえすような有村の体当たりの演技が話題となっている。
この日、行定監督は松本と有村にサプライズでねぎらいの手紙を書いていた。
有村には「大人の激しい恋愛に身を投ずる泉役を演じることは、精神的にもきつく、不安もあったことでしょう。でもあなたは泣き言も悩みも打ち明けることなく、ひたすら役に向き合っていましたね。その苦悩する姿こそ、女優の最も美しい姿だと思って見ていました。あなたほど寡黙で、芯の強い女優を私は知りません……」と書かれた手紙が送られた。行定監督の言葉に感極まった有村は、「いままでやってきて良かったなと思います」とコメントして大粒の涙を流した。
松本には「きみが参加すると言ってくれたことで、凍結してた『ナラタージュ』が動き出しました。この困難な葉山という役を引き受けてくれてありがとう。現場での君は心強い存在だったよ。いつだって場の空気をつかんで、作り手の思いを一番に考えて動いてくれる理解者だった。君は、本当は不器用で、その分誰よりも努力してここにいる人なんだと思います。そんな繊細な君とはもっと自由に旅をしてみたい」と書かれた手紙が送られた。感謝の意が込められた行定監督の手紙に松本は、「この手紙を頂けたことが、この映画に参加した一番の宝物なのかなと思いました」と感無量の様子だった。
2人の様子を見ていた行定監督は「キャストによって映画が救われる瞬間があるんです。2人がやらなかったらこの企画は動き出さなかった。みんなに『賛否両論あるような内容だから賭けだねって』って言われていたんです。この思いを叶えてくれたのはこの2人です」と語って、2人をさらに感激させていた。
大ヒットのお祝いとして観客には大入り袋が配られ、みんなでフォトセッションが開催された。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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