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2016-06-08 更新
阿部 寛、大倉忠義、大島優子、濱田龍臣、志尊 淳、吉田照幸監督
配給:東映
11月26日(土) 全国ロードショー
© 2016「疾風ロンド」製作委員会
映画『疾風ロンド』(配給:東映)が11月26日(土)より全国公開することが決定した。本作は、日本を代表する人気作家・東野圭吾が17年ぶりに書き下ろし、瞬く間に100万部を売り上げた同名小説「疾風ロンド」(実業之日本社刊)を実写映画化。「サラリーマンNEO」(04年~NHK)、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年NHK)の演出を担当し、日本中に一大ブームを巻き起こした吉田照幸監督がメガホンをとった。
そしてこの度、本作のクランクアップ会見が都内にて行われた。会見の冒頭、撮影現場の雰囲気が伝わる特別映像と特報が上映が終わると、舞台である野沢温泉スキー場をまるっと再現しているような風景が目の前に。まさかのホテルが白銀のゲレンデ!? 実際、野沢温泉スキー場で使用されているリフトに乗って、阿部 寛、大倉忠義、大島優子、濱田龍臣、志尊 淳、吉田照幸監督が登壇。吉田監督は「撮影現場をよくするため“怒鳴るな”、“滑る”という言葉は禁口にしました。この演出が滑らないことを祈るばかりです」と述べ、次々とキャストによる和気あいあい楽しい現場の雰囲気が届けられた。
■撮影を終えての感想について
阿部 寛: スキーは20年ぶりでしたが、運よく(スキーが)上手な役ではなかったので、ほぼ、自分で演じました。例年より雪が少なったようですが、現場に入った日に大雪がすごかったですね。僕、実は“雪男“なんですよ、“雨”ではなく。他の現場でもそういうことがあって。(会場爆笑)
大倉忠義: プロデューサーさんより、僕のプロフィールに“趣味:スキー”となっていたらしいですが、実は2回した乗ったことがなくて……(笑)。でも、それがこの仕事につながったのは良かったかな。撮影はとても楽しく、阿部さんとの共演がとても嬉しかったです。
大島優子: 9歳からスノーボードをやっていたので、最初にオファーが来た際、“キターー!”と思いました。趣味が仕事に変わる喜びといいますか、巡り巡った役だな~と幸せをかみしめながら、野沢温泉の撮影現場に通いました。
濱田龍臣: スキー場も初めてで、スノーボードも初めてだったのですが、同年代の共演者たちと力合わせて、楽しく乗り切りました。
志尊 淳: 最初、オファーを受けた際は不安もありましたが、撮影に入ってはたくさんの方々に助けていただき、現場の雰囲気はとてもよく楽しかったです。
■吉田監督の演出について
阿部 寛: 「サラリーマンNEO」を拝見し、とても面白くコミカルな作品に仕上がると思いますし、東野圭吾さんの“時間の中で事件を解決する”というハラハラドキドキも楽しんでいただきたいです。
大倉忠義: 吉田監督は、常にどう思うかを相談しながら、(作品と)真面目に向き合える空気を作ってくださる方でした。また、(雪山で人命救助をする)真面目な役だったので、間抜けな阿部さんの役を間近で笑わないでいるのに必死でした(笑)。東野圭吾さんの原作は、あっという間に読み終わって、面白い作品でした。いろんな要素がありつつも、映画になるとこうなるんだという驚きもありました。
大島優子: ちょっとした違いでも吉田監督には見破れるところがあると思いました。なので、本心で感じで演じるようにしました。東野圭吾さんの原作は、ミステリー&サスペンスですっきり見られるところがあリました。謎が深まって最後の驚きまで、吉田監督のコミカルな演出が加えられ、とても見やすい作品になると期待してます。
吉田照幸監督: 世の中で、東野圭吾さんの作品が映像化されたのは『秘密』や『容疑者Xの献身』のような真面目な作品が多いですが、実は、それ以前に書かれた作品の中ではコミカルさのある作品も多く、そう言ったふざけた感じのある東野圭吾さんの作品が大好きです。今まで『秘密』や『容疑者Xの献身』から東野圭吾さんの作品に接してきた方々には、本作を通してワクワクするような新たな発見も多く、映画では俳優さんたちのアドリブもたくさん採用しております。阿部さんは、今まで多様な作品で見せてきたいろいろな顔が、一つの人格として現れました。また、大倉さんは、振り向いた瞬間がカッコイイ。本人は気づいてないと思いますが、意識的に振り向くシーンを入れました。大島さんは、演技も良かったですが、現場での気遣いがすごかったです。
■雪山の撮影現場でのエピソードについて
阿部 寛: 初日はエベレストより寒かったです。-15度ぐらいだったのかな。撮影現場ではエベレストにも登ったから(野沢温泉の雪山くらい)大丈夫でしょう!という反応でした。でも実は、エベレストは天気が良くTシャツだけで過ごせたんですよね……(苦笑)。
大倉忠義: 普段バイクに乗っているので、スノーモービルのシーンは難しくなかったです。ただ、(乗ると)すぐ気持ち良くなるので、そういう表情にならないように気をつけようと思いました。
大島優子: 毎日のように滑っている役だったので、9歳から磨き上げたスノーボートの腕を見せなきゃ!と思いました。現場には、指導してくださる方もいたので、どんどんスノーボードの実力が上がっていることも感じました。ただ、大倉さんは、他のエキストラの方にうまく滑らないように言ってましたね。
大倉忠義: 実は、エキストラの方々は、プロ並みですごくうまくて……(苦笑)。
■撮影オフの過ごし方について
阿部 寛: プロデューサーに「温泉には行かないほうがいい」と言われました。外国人が多く誰が誰か分からなくなるからと。(会場爆笑)それで、一回行ってみたのですが、扉を開けた瞬間に7~8人くらいにぎろっと見られたので、そのまま扉を閉めました。その後は部屋の温泉を楽しみました(笑)。
大倉忠義: いつも17時には終わる撮影が多くて、自分の家のように野沢のいろいろな所をまわりました。水もご飯もお酒もとても美味しかった。完全に馴染みました。
大島優子: 13ヵ所の野沢温泉(外湯)がありまして、1ヵ月の撮影の間に全部制覇しなきゃという気持ちになりましたが、結果6ヵ所しか行けてなくて、いつか全部コンプリートしたいです。
濱田龍臣: 朝からスノーボードの撮影、ご飯、そして温泉。一番のリフレッシュは、美味しいものをいっぱい食べたことでした。まるで、プチ就学旅行のようにな気持ちでした。
志尊 淳: 20歳を超えて地方での撮影は初めてで、野沢温泉の地酒が凄く美味しくて、共演者の皆さんと一緒に飲みながらリフレッシュできました。
雪山をバックに、さながら、ロケ地のスキー場のような会場で、エベレストよりも極寒だったという雪山での撮影裏話や、共演の感想、撮影中の思い出などをたっぷりと語られた『疾風ロンド』クランクアップ会見。
まさに世界に誇る稀代の才能が勢揃い、幾つもの化学反応を起し、息をもつかせぬスピード感と目を離すことができないサスペンス感、そして誰もが楽しめるようなコミカルな要素も見事に融合させた今まで見たことのないエンターテインメント作品への期待感が湧き上がるうち、大歓声の中、イベントは終了した。
(オフィシャル素材提供)
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