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2014-09-20 更新
原題:Still Life本作はウベルト・パゾリーニ監督が読んだガーディアン紙の記事に着想を得て生まれた。たったひとりで亡くなった方の葬儀を行う仕事――。その記事を読んだパゾリーニ監督はそこになにか深く、普遍的なものを感じたという。孤独、死、人と人のつながり……。そして、ロンドン市内の民生係に同行し、実在の人物、出来事について綿密な取材を重ね、几帳面で誠実な地方公務員ジョン・メイの物語、『おみおくりの作法』が誕生した。
このくすっと笑えて、ちょっぴり切ない、心温まる静謐な物語は、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門でワールドプレミア上映され、感動を呼び、監督賞含む4賞を受賞、9月に行われた、なら国際映画祭のジャパンプレミアでも観客賞を受賞するなど、現在もなお世界の映画祭を席巻している。
主人公ジョン・メイを演じるエディ・マーサンはイギリスを代表する実力派俳優。近年では『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』『思秋期』『戦火の馬』に出演、マーティン・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグ、マイク・リー、ブライアン・シンガーなど錚々たる監督たちと仕事をしてきた名優である。繊細な感情の機微を見事に表現した初主演である本作の演技により、数多くの映画祭で主演男優賞を獲得している。また、NHKでも放送されている「ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館」で本年もエミー賞の助演女優賞にノミネートされているジョアンヌ・フロガットがケリーを好演している。
監督は『フル・モンティ』などの愛すべき作品を生み出してきた名プロデューサー、ウベルト・パゾリーニ。プロデューサーとして高く評価され、すでに映画業界で確固たる地位を築いているパゾリーニ監督だが、本作でヴェネチア国際映画祭で監督賞を受賞するなど、監督としても高い評価を得ている。
ストーリー身寄りなく亡くなった人を見送る仕事の民生係ジョン・メイ。事務的に処理することもできるこの仕事を、ジョン・メイは誠意をもってこなす。
しかし、人員整理で解雇の憂き目にあい、ジョン・メイのすぐ近くに住むビリー・ストークが最後の案件となる。彼の人生を紐解くために、ジョン・メイは故人を知る人々を訪ね、イギリス中を旅する。そして、生身の人間と関わっていくことでジョン自身も新たな人生を歩み始める……。
(2013年、イギリス=イタリア、上映時間:91分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本・製作:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン、ジョアンヌ・フロガットほか
配給
ビターズ・エンド
1月24日(土)より、シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー!
オフィシャルサイト
www.bitters.co.jp/omiokuri/
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