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ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 Powered by Hulu オープニングセレモニー

2022-07-30 更新

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022yubarifanta

 本年度の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は、【7月28日(木)~8月1日(月)の5日間】オンラインで開催し、初めて真夏の夕張市にて【7月29日(金)~30日(土)の2日間】実施。直近2年間はオンライン配信のみだったため、3年ぶりの夕張市内でのリアル開催となり、同映画祭として初のハイブリッド式での開催となった。

 7月28日には東京のスペースFS汐留でオープニングセレモニーを実施、リアルタイムで生配信が行われた。また、セレモニー内で行われた「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」授賞式では、男優部門の高橋文哉、女優部門の堀田真由、クリエイター部門の荒木哲郎監督が参加。さらに今期スペシャルプログラムの上映作品から『線香花火』を監督した黑木 瞳、『blind mind』に出演した俳優の佐藤寛太、女優の平 祐奈ら豪華ゲスト陣もオープニングゲストとして来場し、華を添えた。


◆ <「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」授賞式>

 輝かしい活躍を見せる俳優やクリエイターを「新しい波(ニューウェーブ)を起こして欲しい」という気持ちを込めて表彰する「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」。今年の授賞式のプレゼンターは、メロン界のアイドルこと山口めろんが担当。「本日はプレゼンターという大役をいただいてとてもうれしいです。よろしくおねがいしマスクメローン!」と元気にあいさつするめろんちゃんの姿に、高橋ら受賞者たちも思わず笑顔に。

 授賞式ではまずクリエーター部門の荒木監督がステージに。めろんちゃんからトロフィーを受け取った荒木監督は「僕自身が関わった作品には誇りが大いにあるんですが、僕自身に関して言うとひとりでは何もできません。荒木哲郎というのも、どちらかというとチーム名のようなものだと思っています。ですからこのすばらしい賞は今まで一緒に作品を作ってきた仲間たちと分かち合えればいいなと思っています」と喜びを語った。

 続いて男優部門で受賞した高橋は「本当にすてきな賞をいただきありがとうございます。僕がこれまで関わってきたすべての皆さま、そして関係者の皆さまのおかげでいただけた賞だと思います。この賞の名に恥じないような活躍ができるよう、日々精進して参りたいと思います」とあいさつ。さらに「あと僕、メロンがとても好きなので。この賞をいただけたのは役者としてだけでなく、いち人間としてもとてもうれしく思います」と付け加え、会場を沸かせた。すると司会を務める笠井信輔アナウンサーから「メロンがありますから持って帰ってくださいね」とお土産があることを示唆され、「メロンの匂いでしあわせな気持ちになりました」と笑顔を見せた高橋。笠井アナウンサーも「きっとゆうばりの皆さんも大喜びだと思います」と返した。


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 そして最後に女優部門の堀田が登壇。「このたびは名誉ある賞をいただき、本当に光栄に思います。自分なりに日々、積み重ねてきた結果が今日につながったのかなと思うとすごく自信が湧きますし、これまでの関わってくださったすべての方々の顔が、この賞を手にして思い出されて。皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに。これからも誰かの記憶に交わったり、希望となるような作品を届けていけたらいいなと思います」と決意を述べた。また、2010年の本映画祭で初監督作『シュアリー・サムデイ』を上映したという縁がある小栗 旬とは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で夫婦役で共演。そんな小栗との共演について質問された堀田は「撮影はもう終わったんですけど、これからも変わらずわたしの中では旦那さんなので。またお会いできたらいいなと思います」と笑顔を見せた。


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<『線香花火』黒木 瞳監督>

 今回の上映作品から『線香花火』を監督した女優の黒木 瞳も登壇。29日の18時半からの上映で現地参加となる黒木は「ゆうばり映画祭というのは本当に有名な映画祭ですから。参加できるということがすごくうれしいですし、夕張の方々にもお目にかかれる。メロンも食べられるということで、しあわせいっぱいな気分でおります」と笑顔でコメント。さらに『線香花火』について「今回の短編映画は、わたしの生まれ育った福岡県八女市黒木町をロケ地にしたいなというところから作り始めました」と語ると、「わたしは18で故郷を離れたんですけど、その頃から何も変わってない。それがすばらしいなと思って。その美しい故郷の景色を収めることができて、とてもうれしいですし、それはどの国、どの街もそう。いつまでも自然が美しく豊かであってほしいと思います」と重ね、本作へ込めた思いを語った。


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<『blind mind』 佐藤寛太、平 祐奈>

 そしてこの日は『blind mind』に出演した俳優の佐藤寛太、女優の平 祐奈も来場。全盲の青年という役柄を演じた佐藤は、「健常者からすると、見えるのが当たり前となるんですが、見えない生活の中では、音とか雰囲気とか、いろいろなことでコミュニケーションをとりながら、人と繋がることができる。そういうことをお互いに空気として感じながら作品を撮影できるというのはなかなかできない体験でした」と充実感をにじませた。一方の平は外見至上主義の、いわゆるルッキズムに苦しむインフルエンサーという役柄を演じることとなりましたが、その役を演じてみて、「過去にトラウマを抱えていて。外見や、人からの見え方を気にする子の役だったので、そういった部分でどう表現したらいいのか。いろいろと難しさはありましたけど、自分も幼い頃、メガネをかけていたりとか、コンプレックスを抱えていたことがあって。そういった共通点はあったので。そういった部分をちょっとずつ気持ちをつなげながら演じました」と振り返った。


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<島田陽子さん追悼>

 なお今月25日には、女優の島田陽子さんが逝去されたというニュースが入ってきた。島田さんといえば、1997年に開催された第8回映画祭で審査員として参加。その縁から、市民有志によって手作りの結婚式を挙げることになったという出来事も語り草に。そのことを踏まえた笠井アナウンサーが「私たちゆうばり映画祭の人間にとっては本当に思い出深い女優さんでした。1997年に審査員として参加されて。実はこの年に、このまま夕張神社で結婚式をあげたんです。それはニュースになって。ゆうばりの街の皆さんもそれはよく覚えています。でも本当に最後の最後まで映画のプロデュースをされていて。亡くなる直前まで、ロケの準備をされていたりと、映画を愛し抜いた女優さんでした。ご冥福をお祈りします」と故人をしのぶメッセージを送った。


「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022」

 ◆ 開催期間:7月28日(木)~8月1日(月)
 ◆ 開催形態:Hulu&映画祭公式オンデマンド上でのオンライン開催
  ※各作品の配信は7月28日(木)19:30開始
        夕張市内でのリアル上映
  ※7月29日(金)~7月30日(土)の2日間、合宿の宿 ひまわり
 ◆ 料金:一部無料
  ※開・閉会式などイベントの配信はHulu非会員でも視聴可能。作品の視聴は有料(月額1,026円)で、会員登録が必要になります。
  ※映画祭公式オンデマンドは有料となります。
  ※現地上映にはゆうばりファンタパスポートが必要です。(前売1,500円で発売中、当日2,000円、1枚で全作品鑑賞可能)
   ※視聴できる作品や期間については映画祭公式ホームページでご確認ください。


 ■ 公式サイトhttps://yubarifanta.jp/ (外部サイト)

 ■ 公式Twitterhttps://twitter.com/yubarifanta/ (外部サイト)



(オフィシャル素材提供)



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