2022-07-19 更新
7月28日(木)から初めての真夏に開幕する“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022”。3年ぶりに夕張市内での現地上映も実現するが、恒例の2大コンペ部門は、3年連続Hulu上でのオンライン開催となり、より手軽に映画祭を体感し、多彩な作品と出合うことができる。今年は国内外から応募総数762作品が集まり、長編の「ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門」、短編の「京楽ピクチャーズ.プレゼンツ インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門」、それぞれ厳正なる選考を経てノミネート作品が決定した。その中から最終日8月1日(月)にグランプリ、北海道知事賞など各賞が選出される。近年はノミネート作品がそのまま劇場公開に至るケースも多く、今回もまた次代を担うクリエーターが飛び出してくることを期待したい。そしてこの度、2大コンペの審査員メンバーが決定! “ゆうばり部門”審査員長には映画監督・脚本家・俳優の佐藤佐吉氏、そしてイタリアからサブリナ・バラチェッティ氏、韓国から映画監督のキム・テシク氏、7月17日に閉幕した“姉妹”映画祭「プチョン国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)」チーフプログラマーのエレン・キム氏、作家・脚本家の狗飼恭子氏が審査員を務める。また“ショート部門”の審査員長には映画監督の池島ゆたか氏が就任。20年「湖底の空」でゆうばり部門、21年「おそとはキケン」でショート部門と2年連続で主演作品がグランプリを獲得した韓国人女優 イ・テギョン氏、ユーロスペース支配人の北條誠人氏も名を連ねる。男女比1:1となり、それぞれゆうばり映画祭と縁が深く、時代を反映した多様なメンバーによる審査の行方に注目いただきたい。
◆ <ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門 審査員>
■ 審査員長 佐藤佐吉(さとうさきち)氏(日本/映画監督/脚本家/俳優)コメント:
ゆうばり映画祭には映画ファンとしてデビュー前から参加し、初脚本作品『金髪の草原』ではヤングファンタスティック部門グランプリ受賞、初監督作品『東京ゾンビ』主演の浅野忠信さんと哀川 翔さんを引き合わせていただいたのもこの映画祭。今回は審査委員長としてこれまでの御恩たっぷりとお返しさせていただきます。
■ 審査員 サブリナ・バラチェッティ氏(イタリア/ウーディネ極東映画祭プログラマー)コメント:
極東映画祭と同様にジャンル映画に特化した伝説的なゆうばり映画祭で審査員を務めることは、私にとって喜びであり、大変光栄なことです。また近い将来、再びこの映画祭に現地で参加できることを心から願っています。
■ 審査員 キム・テシク氏(韓国/映画監督)コメント:
ゆうばり映画祭といえば、冬は白い雪、そしてクレイジーな映画と記憶していましたが夏の夕張はどんな感じなんだろう。きっと、冬に負けないくらい熱のこもった映画祭になっていることでしょう。映画人の夢を語り合える貴重な時間にしたいと思います。
■ 審査員 エレン・キム氏(韓国/BIFANチーフプログラマー)コメント:
20年ぶりに審査員の一員になれてうれしいです。夕張に行ったことは、私の大切な思い出の一つです。今回、夕張に行くことはできませんが、新しい日本映画、特に新しい監督の作品をたくさん見ることができるのを楽しみにしています。
■ 審査員 狗飼恭子(いぬかい きょうこ)氏(日本/作家/脚本家)コメント:
ゆうばり映画祭には、脚本を担当しました『スイートリトルライズ』(矢崎仁司監督)のときにお伺いしました。映画祭へ参加するのはそのときが人生で初めてでした。その後いくつかの映画祭に参加しましたが、ゆうばりで感じたあの喜びと感謝の気持ちは今も鮮やかに覚えています。そんなゆうばり映画祭に、今度は審査員として参加させていただけることになりました。審査員になるのも初めてです。また「初めて」がゆうばりで、とても光栄です。
◆ <京楽ピクチャーズ.プレゼンツ インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 審査員>
■ 審査員長 池島ゆたか(いけしまゆたか)氏(日本/映画監督)コメント:
2013年に出演作3本で参加。2014年には監督作『おやじ男優Z』ほかピンク映画2本で参加したゆうばりファンタ! 最高に楽しかった想い出がよぎります。その現地夕張に行けないのは実に悲しいですが、審査員として参加できるのは大変光栄です。傑作力作との出合いを楽しみにしてます!
■ 審査員 イ・テギョン氏(韓国/俳優)コメント:
日本で新しい経験をできることになり嬉しいです。少し戸惑いもありますが、国際映画祭だけに幅広いチャレンジの一環で私にこのような機会を与えてくださった、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に感謝します。慎重に、また楽しくこの時間を過ごしていきたいと思います。
■ 審査員 北條誠人(ほうじょう まさと)氏(日本/ユーロスペース支配人)コメント:
映画祭の楽しみは情報がまったくない作品と白紙の気持ちで出合えること。夕張カラーの作品とどんな出合いが待っているのかとても楽しみです。
黒木 瞳、イ・テギョン、加藤雅也ほか オープニングセレモニー(Hulu配信)&現地上映に豪華ゲスト決定!
7月28日(木)18時から都内某所で行われHuluでライブ配信される<オープニングセレモニー>には、生まれ育った黒木町での想い出をモチーフに、オリジナルショートフィルム『線香花火』を製作・監督した黒木 瞳が登場。翌29日(金)には、夕張市内のリアル上映会場「合宿の宿ひまわり」にも舞台挨拶に駆けつける。
また<オープニングセレモニー>には、主演作が2年連続でグランプリに輝き今年は審査員を務めるイ・テギョンが待望の来日を果たし登場、その長編グランプリ作品『湖底の空』の佐藤智也監督も新作の短編『DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない』を引っ提げて主演女優・倉島颯良と共に登場する。
そして日本・台湾合作『ボーダレス アイランド』に出演する俳優・朝井大智と井手裕一プロデューサー、今年の映画祭イメージソング「NORI☆NORI Going on」を提供してくれた5人組バンド、GET BILL MONKEYSも<オープニングセレモニー>に花を添える。
一方、夕張の会場「合宿の宿ひまわり」には、今回の映画祭で現地上映とHuluでの配信合わせて出演作品が4本と最多の俳優・加藤雅也をはじめとする多彩な顔ぶれが舞台挨拶に登壇。市民が黄色いハンカチを振りながら、映画人を「おかえりなさい」と迎える懐かしい光景が復活する。
■ 黒木 瞳(監督)コメント:
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022に参加させていただき、とても光栄です。先月、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022に正式出品して、最新作『線香花火』を東京の方々にご覧いただきました。それだけでも奇跡のように嬉しいのに、今夏の映画祭にお誘いくださったこと、ますます嬉しく思っております。この作品を通して、北海道、そして夕張の方々に“元気”を届けられることが何よりの至福です。ご来場、お待ちしております。
作品情報:
監督作品『線香花火』
7/29(金)18:30より「合宿の宿ひまわり」武道場で上映、舞台挨拶あり
■ イ・テギョン(俳優)コメント:
4年ぶりに日本を訪れます。私の大切な映画がゆうばりで上映されると聞き、嬉しかったことを思い出します。もう一度ぜひ参加したいと思っていた映画祭に2022年に参加することができ、嬉しく光栄です。4年ぶりの日本に期待が高まっています。
作品情報:
主演作品『おそとはキケン』('21ショート部門GP)来日を記念してリバイバル、会期中Huluでオンデマンド配信
※主演作品『湖底の空』('20ゆうばり部門GP)7/15(金)よりHuluで配信開始(本映画祭とは別に都度課金が必要)
■ 加藤雅也(俳優)コメント:
久しぶりのゆうばり映画祭楽しみたいと思います。映画『追跡』の撮影秘話、楽しみにしていてください。
作品情報:
主演作品『決着』『追跡』7/30(土)14:15より「合宿の宿ひまわり」武道場で上映、上本 聡監督と共に舞台挨拶あり
※『決着』は会期中Huluでオンデマンド配信もあり
主演作品『夜へ…』7/30(土)16:00より「合宿の宿ひまわり」武道場で上映、中田 圭監督、イ・ナラ(女優)と共に舞台挨拶あり
出演作品『ボーダレス アイランド』Huluで7/28(木)限定配信(19:30~23:59)
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022」
◆ 開催期間:7月28日(木)~8月1日(月)
◆ 開催形態:Hulu&映画祭公式オンデマンド上でのオンライン開催
※各作品の配信は7月28日(木)19:30開始
夕張市内でのリアル上映
※7月29日(金)~7月30日(土)の2日間、合宿の宿 ひまわり
◆ 料金:一部無料
※開・閉会式などイベントの配信はHulu非会員でも視聴可能。作品の視聴は有料(月額1,026円)で、会員登録が必要になります。
※映画祭公式オンデマンドは有料となります。
※現地上映にはゆうばりファンタパスポートが必要です。(前売1,500円で発売中、当日2,000円、1枚で全作品鑑賞可能)
※視聴できる作品や期間については映画祭公式ホームページでご確認ください。
■ 公式サイト:https://yubarifanta.jp/ (外部サイト)
■ 公式Twitter:https://twitter.com/yubarifanta/ (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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