2021-05-31 更新
ドイツ・フランクフルトで開かれる、世界最大規模の日本映画祭ニッポン・コネクションは今年で第21回目を迎える。日独交流160周年の記念すべき年である今年も、明るいエンターテイメントに、考えさせられるテーマ、5つのワールドプレミア、はたまた日本らしいクレイジーさと親しみやすさをもった80本に及ぶ日本の新作長編・短編映画が観客を待ち受けている。今年の映画祭は2021年の6月1日(火)から6日にかけて、昨年に続き全面的にオンラインでの映画祭として開催される。
ドイツでは昨年11月頃から新型コロナ拡大防止策のため、飲食店、映画館、美術館等が閉店を余儀なくされ、映画祭も通常通りには開催できない。6月の映画館の再開を希望したものの、2021年も映画館での映画祭の開催が叶わないこととなった。
全ての作品が6日に亘りドイツ全土で、更にいくつかの作品においてはドイツ国外でもオンラインで鑑賞できる。映画制作者とのトークイベント・交流会もデジタル空間にて可能だ。日本がいつにも増して恋しくてたまらない映画ファンには、全世界からアクセルできるニッポン・カルチャー部門でワークショップ、講演、パフォーマンスにコンサートなど、40を超えるプログラムが開催される。全てのプログラムがオンラインでの開催となっても、映画祭の雰囲気を味わうために今年初の試みとして、事前に注文した映画祭グッズ等を例年の会場Künstlerhaus Mousonturmで受け取る試みもある。
映画祭の全プログラム、およびチケット販売は5月22日より当映画祭の公式サイトでチェックできる。上映作品は6月1日から6日の間、専用サイトWatch.NipponConnection.comにて、1作品につき6ユーロのチケット購入後、鑑賞開始から24時間の間、作品を鑑賞できる。
多数のプレミア上映とビッグネーム
第21回日本映画祭ニッポン・コネクションで上映される作品のほとんどがドイツ、ヨーロッパ、そして日本国外で初上映を果たす作品だ。家族ドラマ、ミュージカルコメディ、社会批判的なドキュメンタリーやインディー系アニメーション映画まで、現代日本映画を幅広く紹介する。
今年もニッポン・シネマ部門には、ビッグネームが揃っている。現代日本映画を代表する映画監督として西川美和監督が送るのは、当映画祭2017年の「ニッポン名誉賞」受賞俳優、役所広司が主役の人間ドラマ『すばらしき世界』。瀬々敬久監督の『楽園』は、ある村でエスカレートしていく人間関係を巧妙に描いたミステリードラマ。サスペンス映画『よこがお』は、国内外で高い評価を得る深田晃司監督の新作で、主人公の看護師がメディアの執拗な取材攻勢に巻き込まれていく。ヨーロッパで評価の高いSABU監督が手がける『砕け散るところを見せてあげる』は、ピュアな愛を廻る血みどろのスリラー。社会現象にもなった『カメラを止めるな』の監督、上田慎一郎監督はカルト集団を描いた、どんでん返しに満ちたコメディ『スペシャルアクターズ』を送る。
日本の家族像に焦点
今回の重点テーマ「Family Matters–The Japanese Family Between Tradition And Modernity」(後援:文化基金Kulturfonds Frankfurt RheinMain)では、過去と現在における家族という概念と向き合う。
今泉力哉監督の恋愛ドラマ『his』は男女の役割や、親であることの相容れぬ様態をテーマにしている。市井昌秀監督は、悲喜劇『台風家族』で、家族という制度に対して容赦ない批判を向ける。白石和彌監督の巧みな構成によって描かれる『ひとよ』は、家庭内暴力をふるう夫を殺してしまった妻が、出所後15年ぶりに家族のもとへ帰ってくる物語。津田 肇監督のデビュー作『Daughters』は、2人の女性の友情が妊娠を機に変化していく様子を見事に描写している。山本起也監督の『のさりの島』では、オレオレ詐欺を通して思いがけず代理家族を見つける若者の物語。矢野瑛彦監督の『yes, yes, yes』は、死、そして生き続ける力を巡る密な室内劇。多彩な映画プログラムに加えて、映画研究者Chantal Bertalanffy氏とClaudia Bertolé氏による日本映画における家族像について、オンライン講演も行われる。
東日本大震災から10年
2011年3月11日に起きた東日本大震災から10年が経ったが、その影響はいまだに日本社会に色濃く残っている。林海象監督の『BOLT』は、脅威と化した原子力発電所内で、放射能災害を阻止しようとするも徒労に帰する試み、更には避難地域と被災者の心のその後の行方を描き出す。諏訪敦彦監督によるロードムービー『風の電話』は、津波で両親を失った少女が、予期せぬ人との出会いを繰り返しながら、再び人生に立ち向かう勇気を取り戻していく物語。Steffi Richter教授(ライプツィヒ大学)が司会を務めるパネルディスカッションでは、被災地の現状を考察する。
映画を作ることについての映画
今年のプログラムでは、映画の撮影や、映画界・メディアに対する自己批判を一貫して扱っている。カリスマ的人気を誇る園 子温監督がメガホンをとった『エッシャー通りの赤いポスト』は、映画ビジネスの機微をジェットコースターのように駆け抜ける作品。黒沢 清監督の『旅のおわり世界のはじまり』は、若いテレビ記者がウズベキスタンで自分と立ち向かう詩的な作品だ。圡方宏史監督のドキュメンタリー映画『さよならテレビ』では、日本のメディアの裏側を映し出しながら、視聴者の期待を弄ぶ。4人の若手監督、中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文の連作『蒲田前奏曲』では、日本の若手女優の置かれている状況を重層的に描く。松本壮史監督の後味爽快なコメディ『サマーフィルムにのって』は、仲間と初めて時代劇映画を撮ろうとする高校生監督の物語。
ドキュメンタリー映画、厳しい現実と特異な視点
ニッポン・ドックス部門では、トーマス・アッシュ監督によるドキュメンタリー映画が世界初公開される。日本に長年在住し、数々の受賞作を生み出す米国出身の同監督が新作『牛久』で焦点を当てるのは、日本の大規模な入管施設に収容される難民申請者の悲劇的な状況である。そこに映る映像と語られる言葉は、コロナ禍の拡大とオリンピック開催準備の影で黙殺され続けている厳しい施設内の実態を浮き彫りにしている。同じく世界初上映作品である『アイヌネノアンアイヌ』はアーティストコレクティブLunch Bee Houseによるアイヌ民族についてのドキュメンタリー。『友達やめた。』では、自身聾者である今村彩子監督とアスペルガー症候群のまあちゃんとの友情を描き、いかにして人はお互いを理解し合うことができるのかを問いかける。
東京オリンピック開催年の今年は、3つのスポーツに関連するドキュメンタリー映画が上映される。日本中を熱気につつむ甲子園を撮った山崎エマ監督作品『甲子園:フィールド・オブ・ドリームス』。滅多に知ることのできない力士の稽古や日常を撮った坂田栄治監督作品『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』。Julien Faraut監督は『The Witches Of The Orient』にて、1960年代半ばに世界選手権のタイトルとオリンピックの金メダルを勝ち取った、伝説の日本女子バレー選手についての作品を披露する。
才気あふれる若手監督作品や実験的作品は今年もニッポン・ヴィジョンズ部門で楽しめます。この部門では、若い監督の短編作品に並び、奇抜で斬新な作品も見逃せない。中でも世界初上映となる、宇賀那健一監督が白黒の映像美で言葉少なに描く『異物-完全版』は、刺激的なタコ型エイリアンを巡るジャンル・ミックス型SF作品。
外国人技能実習生の置かれた不安定な境遇や、日本社会における人種・性差別といった問題も、ニッポン・ヴィジョンズの作品で描き出される。藤元明緒監督による『海辺の彼女たち』では、ベトナムからやってきた3人の若い女性が、不当な労働搾取という過酷な現実に直面する物語が描かれる。チェ・ユシン監督による悲哀に満ちた風刺作品『タヌキ計画』は、厳しい日常を生き抜くために、「日本人」に見えるようになる、ある薬を巡る物語。一方、舩橋 淳監督は『ある職場』でセクシャル・ハラスメントや、パワー・ハラスメント、メディアの役割といったアクチュアルな議論を取り上げ、日本の視点を多層的に考察している。
ニッポン・アニメーション
世界で人気を誇る日本アニメだが、映画祭ニッポン・コネクションでも欠かすことができない。今年のプログラムは多様なスタイルとテーマを扱うアニメーション映画を提供する。
山崎 貴監督の3D-CGアニメーションアドベンチャー『ルパン三世 THE FIRST』は、スタイリッシュに進化したアクション満載のビジュアルで、人気のルパン三世シリーズを描いている。他方、海外の映画祭でも高い評価を受けたインディー映画『音楽』は、新人の岩井澤健治監督がロトスコープ手法で小人数チームで制作した作品。青春と友情の力強い物語を語るのは、村野佑太監督の『ぼくらの7日間戦争』。さらに、2作の短編アニメーションプログラムでは、若手アーティストの世界観による作品が楽しめる。
日本が恋しい? ニッポン・カルチャーをどうぞ
ニッポン・コネクションでは映画の上映にとどまらず、40を超えるワークショップ、講演、コンサート、パフォーマンス等が同時に開催される。
ニッポン・カルチャーと名づけられたこの部門では、イベントがズームやライブ配信を通し、世界中でオンライン視聴可能。詳細と申込みの情報は、当映画祭ホームページNipponConnection.comに掲載されている。
横浜発の現代影絵劇団かかし座が、光と影、そして身体のみを使った、魅力あふれるユーモアたっぷりの物語を上演する。更に、この国内外で注目される劇団のパフォーマンスに魅了された人は、影絵ワークショップにてプロの技を学ぶことができる。斬新で迫力のある2つのコンサートも日本から届く。2020年に大成功を収めたデュオjujumoが夕暮れ時の沖縄のビーチからギターとボーカルのライブを行う。邦楽2.0は日本の伝統楽器、尺八、津軽三味線、琴の音色と、ジャズ風のアコースティックギターの響きを組み合わせる。
インタラクティヴな日本語教室、異文化コミュニケーションや日本のエチケットに関する講演などを通して、日本の言語やコミュニケーション文化の紹介もある。2つの漫画教室や数々の料理教室、利き酒ワークショップ、ジン&スピリッツのテイスティングなど、五感で味わえるイベントも用意されている。
映画祭ウェブサイトにあるニッポン・オンライン・マーケットでは、バーチャルでぶらりとお店を覗くことができる。厳選された日本の美食、音楽や書籍、衣服や手作りの品々が紹介されている。
ニッポン・キッズ、小さな日本ファンへ
ロックダウンの退屈さとはおさらば! オンラインの漫画コース、易しい日本語講座、紙芝居ワークショップなど、子供部屋にワクワクするプログラムが届けられる。小さな映画ファンには、アニメーション映画『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』がある。小さな動物たち、ホコリ、食べかすからなる異色でかわいいファミリーがメルヘンの絵本の中に入り込み、物語が展開していく。
チケットや詳細についての情報は、映画祭ホームページNipponConnection.com(外部サイト)にて。
映画祭について
日本映画祭「ニッポン・コネクション」は約70人の主にボランティアチームから成るNPO法人「ニッポン・コネクション」により運営されている。また、フランクフルト市長ペーター・フェルトマン氏、ヘッセン州科学芸術大臣アンゲラ・ドルン氏及び在フランクフルト日本国総領事館が後援している。ヘッセン地方における最大級の映画祭で現在、寄付プラットフォームbetterplace.org/en/projects/88584(外部サイト)にて資金活動キャンペーンを実施中。
● ニッポン・シネマ
ブロックバスター、今話題を呼ぶ日本人監督による新作、数々の映画祭におけるヒット作品等、ニッポン・シネマ部門を通して、現在の日本映画界を一覧できる。典型的なファミリードラマから奇抜なコメディー、アートハウスの傑作から精選されたジャンルのヒット作まで、多岐にわたる作品が楽しめる。ニッポン・シネマ部門では、日本映画を多方面から発見できるまたとない機会が提供される。当部門の全長編作品の中から、観客投票によって決まる「ニッポン・シネマ賞」が授与される。
『破壊の日』
(英題:THE DAY OF DESTRUCTION)
(2020年、日本、上映時間:56分)
※米国、カナダ、英国、アイルランド、日本、オーストラリア以外でアクセス可能
配給:IMAGINATION
監督:豊田利晃
出演:渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形、長澤 樹、大西信満ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©破壊の日製作委員会
『よこがお』
(英題:A GIRL MISSING)
(2019年、日本、上映時間:111分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:KADOKAWA
監督:深田晃司
出演:筒井真理子、市川実日子、池松壮亮ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019 YOKOGAO FILM PARTNERS & COMME DES CINEMAS
『あのこは貴族』
(英題:ARISTOCRATS)
(2020年、日本、上映時間:124分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:東京テアトル、バンダイナムコアーツ
監督:岨手由貴子
出演:門脇 麦、水原希子、高良健吾、石橋静河ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©山内マリコ/集英社・「あのこは貴族」製作委員会
『BOLT』
(英題:BOLT)
(2019年、日本、上映時間:80分)
※ヨーロッパ・プレミア、ドイツ、オーストリア、スイスでアクセス可能
監督:林 海象
出演:永瀬正敏、佐野史郎、金山一彦、後藤ひろひと ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©林海象、ドリームキッド、レスパスビジョン
『ダンスウィズミー』
(英題:CAN'T STOP THE DANCING)
(2019年、日本、上映時間:103分)
※ドイツでアクセス可能
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:矢口史靖
出演:三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019「ダンスウィズミー」製作委員会
『閉鎖病棟 それぞれの朝』
(英題:FAMILY OF STRANGERS)
(2019年、日本、上映時間:117分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:東映
監督:平山秀幸
出演:笑福亭鶴瓶、綾野 剛、小松菜奈、坂東龍汰、渋川清彦ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019「閉鎖病棟」製作委員会
『his』
(英題:his)
(2020年、日本、上映時間:127分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:ファントム・フィルム
監督:今泉力哉
出演:宮沢氷魚、藤原季節、松本若菜、松本穂香ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 映画「his」製作委員会
『記憶にございません!』
(英題:HIT ME ANYONE ONE MORE TIME)
(2019年、日本、上映時間:127分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:東宝
監督:三谷幸喜
出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019 フジテレビ/東宝
『ある町の高い煙突』
(英題:A TOWN AND A TALL CHIMNEY)
(2019年、日本、上映時間:130分)
※世界各国でアクセス可能
配給:エレファントハウス、Kムーブ
監督:松村克弥
出演:井手麻渡、渡辺 大、小島梨里杏、吉川晃司ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019 Kムーブ
『砕け散るところを見せてあげる』
(英題:MY BLOOD AND BONES IN A FLOWING GALAXY)
(2020年、日本、上映時間:127分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:イオンエンターテイメント
監督: SABU
出演:中川大志、石井杏奈、井之脇海、清原香耶ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会
『ひとよ』
(英題:ONE NIGHT)
(2019年、日本、上映時間:123分)
※ドイツでアクセス可能
配給:日活
監督:白石和彌
出演:田中裕子、佐藤 健、鈴木亮平、松岡茉優ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019「ひとよ」製作委員会
『サヨナラまでの30分』
(英題:OUR 30-MINUTE SESSIONS)
(2020年、日本、上映時間:114分)
※ドイツでアクセス可能
配給:アスミック・エース
監督:萩原健太郎
出演:新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020「サヨナラまでの30分」製作委員会
『エッシャー通りの赤いポスト』
(英題:RED POST ON ESCHER STREET)
(2020年、日本、上映時間:146分)
※ドイツでアクセス可能
配給:ガイエ
監督:園 子温
出演:藤丸 千、黒河内りく、モーガン茉愛羅、山岡竜弘ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会
『凪待ち』
(英題:SEA OF REVIVAL)
(2019年、日本、上映時間:124分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:キノフィルムズ
監督:白石和彌
出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤 健ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
『戦慄せしめよ』
(英題:SHIVER)
(2021年、日本、上映時間:89分)
※日本以外の諸国でアクセス可能
配給:日活
監督:豊田利晃
出演:鼓童、渋川清彦ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©越島
『スペシャルアクターズ』
(英題:SPECIAL ACTORS)
(2019年、日本、上映時間:109分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:松竹
監督:上田慎一郎
出演:大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦 愛ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©松竹ブロードキャスティング
『楽園』
(英題:THE PROMISED LAND)
(2019年、日本、上映時間:129分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:KADOKAWA
監督:瀬々敬久
出演:綾野 剛、杉咲 花、村上虹郎、片岡礼子ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019「楽園」製作委員会
『台風家族』
(英題:THE STORMY FAMILY)
(2019年、日本、上映時間:108分)
※ヨーロッパ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:キノフィルムズ
監督:市井昌秀
出演:草彅 剛、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
『旅のおわり世界のはじまり』
(英題:TO THE ENDS OF THE EARTH)
(2019年、日本=ウズベキスタン、上映時間:120分)
※ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタインでアクセス可能
配給:東京テアトル
監督:黒沢 清
出演:前田敦子、染谷将太、江本時生、加瀬 亮、アディズ・ラジャボフほか
【上映日程】5月27日(火)~6月6日(日)
©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
『すばらしき世界』
(英題:UNDER THE OPEN SKY)
(2020年、日本、上映時間:126分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:西川美和
出演:役所広司、仲野太賀、六角精児、北村有起哉ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会
『風の電話』
(英題:VOICES IN THE WIND)
(2020年、日本、上映時間:139分)
※ドイツでアクセス可能
配給:ブロードメディア・スタジオ
監督:諏訪敦彦
出演:モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行、三浦友和ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 映画「風の電話」製作委員会
『脳天パラダイス』
(英題:WONDERFUL PARADISE)
(2020年、日本、上映時間:97分)
※ドイツ・プレミア、日本以外の諸国でアクセス可能
配給:TOCANA
監督:山本政志
出演:南 果歩、いとうせいこう、田本清嵐、小川未祐、柄本 明ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 Continental Circus Pictures
● ニッポン・ドックス
ニッポン・ドックス部門のドキュメンタリー映画は、芸術や文化、政治や社会、過去と未来といった様々なテーマへ視野を広げてくれる。内容の幅広さ、そして形式の多様さがこのジャンルの魅力を一層引き出している。クリエイティヴで実験的なアプローチと慎重な伝記的考察の融合。ニッポン・ドックス部門では、観客の投票によりニッポン・ドックス賞が授与される。
アイヌネノアンアイヌ
(英題:AINU - INDIGENOUS PEOPLE OF JAPAN)
(2019年、日本、上映時間:72分)
※中国、日本、韓国、北朝鮮、モンゴル、台湾以外でアクセス可能
監督:LAURA LIVERANI、NEO SORA
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
友達やめた。
(英題:I QUIT, BEING "FRIENDES")
(2020年、日本、上映時間:84分)
※インターナショナル・プレミア、日本以外の諸国でアクセス可能
配給:Studio AYA
監督:今村彩子
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
甲子園 フィールド・オブ・ドリームス
(英題:KOSHIEN: JAPAN'S FIELD OF DREAMS)
(2019年、日本、上映時間:94分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:シネリック・クリエイティブ
監督:山崎エマ
出演:水谷哲也、佐々木洋、大谷翔平、菊池雄星ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019 Cineric Creative/NHK/NHK Enterprises
AGANAI 地下鉄サリン事件と私
(英題:ME AND THE CULT LEADER)
(2020年、日本、上映時間:114分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:Good People
監督:さかはらあつし
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 Good People Inc.
さよならテレビ
(英題:SAYONARA TV)
(2020年、日本、上映時間:109分)
※インターナショナル・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:東海テレビ放送
監督:圡方宏史
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©東海テレビ放送
相撲道 サムライを継ぐ者たち
(英題:SUMODO - THE SUCCESSORS OF SAMURAI -)
(2020年、日本、上映時間:104分)
※ヨーロッパ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
監督:坂田栄治
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020「相撲道 サムライを継ぐ者たち」製作委員会
THE WITCHES OF THE ORIENT
(2021年、フランス、上映時間:100分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:Lightdox
監督:ジュリアン・ファロー
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
牛久
(英題:USHIKU)
(2021年、日本、上映時間:87分)
※一部の国を抜き世界中でアクセス可能
監督:トーマス・アッシュ
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
● ニッポン・ヴィジョンズ部門
ニッポン・ヴィジョンズ部門は、若手監督や実験的アプローチへの場を提供している。室内劇のような家族ドラマから、込み入ったタイムスリップ・コメディー、更には多種多様な短編作品まで。ニッポン・ヴィジョンズ部門では、日本映像翻訳アカデミー(JVTA)の後援によりニッポン・ヴィジョンズ審査員賞、また日本文化普及センターの後援によりニッポン・ヴィジョンズ観客賞が授与される。『アイヌモシリ』
(英題:AINU MOSIR)
(2020年、日本=アメリカ=中国、上映時間:84分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:太秦
監督:福永壮志
出演:下倉幹人、秋辺デボ、下倉絵美、西田正男ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©AINU MOSIR LLC/Booster Project
『海辺の彼女たち』
(英題:ALONG THE SEA)
(2020年、日本=ベトナム、上映時間:88分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:E.x.N
監督:藤元明緒
出演:ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニューほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 E.x.N K.K. / ever rolling films
『ドロステのはてで僕ら』
(英題:BEYOND THE INFINITE TWO MINUTES)
(2020年、日本、上映時間:70分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:トリウッド
監督:山口淳太
出演:土佐和成、朝倉あき、藤谷理子、石田剛太ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©ヨーロッパ企画/トリウッド2020
『ある職場』
(英題:COMPANY RETREAT)
(2020年、日本、上映時間:135分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
監督:舩橋 淳
出演:平井早紀、伊藤 恵、吉川みこと、中澤梓佐ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 BIG RIVER FILMS, TIMEFLIES Inc.
『Daughters(ドーターズ)』
(英題:DAUGHTERS)
(2020年、日本、上映時間:104分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:イオンエンターテイメント、Atemo
監督:津田 肇
出演:三吉彩花、阿部純子、黒谷友香、大方斐紗子ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©「Daughters」製作委員会
『異物 完全版』
(英題:EXTRANEOUS MATTER - COMPLETE EDITION)
(2021年、日本、上映時間:60分)
※ドイツ、オーストリア、スイスでアクセス可能
配給:Vandalism
監督:宇賀那健一
出演:小出 薫、田中俊介、佐倉仁菜、春野 恵ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©「異物 完全版」製作委員会
『わたしは元気』
(英題:I'M REALLY GOOD)
(2020年、日本、上映時間:61分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
監督:渡辺紘文
出演:久次璃子、久次啓太、須戸奈々香、渡辺紘文ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©大田原愚豚舎
『サマーフィルムにのって』
(英題:IT'S A SUMMER FILM!)
(2020年、日本、上映時間:97分)
※インターナショナル・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:ハピネットファントム・スタジオ
監督:松本壮史
出演:伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2021「サマーフィルムにのって」製作委員会
JVTA MEETS PIA FILM FESTIVAL: 短編映画
※インターナショナル・プレミア
『タヌキ計画』
(英題:Project TANUKI)
(2020年、日本、上映時間:41分)
監督:チェ・ユシン
出演:ユッキーレ、藤田恵美、七瀬真生子、渡辺 理、クオンほか
『アスタースクールデイズ』
(英題:ASTER SCHOOL DAYS)
(2020年、日本、上映時間:38分)
監督:稲田百音
出演:杉山 輝、稲田美柚、竹内史生、中村 空、石河 起ほか
『蒲田前奏曲』
(英題:KAMATA PRELUDE)
(2020年、日本、上映時間:117分)
※インターナショナル・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:和エンタテインメント、MOTION GALLRY STUDIO
監督:中川龍太郎、穐山茉由、 安川有果、渡辺紘文
出演:古川琴音、須藤 蓮、松林うらら、伊藤沙莉ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 Kamata Prelude Film Partners
『コントラ KONTORA』
(英題:KONTORA)
(2019年、日本、上映時間:143分)
※ドイツ・プレミア、ドイツ、オーストリア、スイスでアクセス可能
配給:リアリーライクフィルムズ、Cinemago
監督:アンシュル・チョウハン
出演:円井わん、間瀬英正、山田太一、小島聖良ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020 KOWATANDA FILMS. ALL RIGHTS RESERVED
『のさりの島』
(英題:NOSARI: IMPERMANENT ETERNITY)
(2020年、日本、上映時間:129分)
※ヨーロッパ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:北白川派
監督:山本起也
出演:藤原季節、原知佐子、杉原亜実、中田茉奈実ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©北白川派
『佐々木、イン、マイマイン』
(英題:SASAKI IN MY MIND)
(2020年、日本、上映時間:118分)
※インターナショナル・プレミア、オーストリア、スイスでアクセス可能
配給:パルコ
監督:内山拓也
出演:藤原季節、細川岳、荻原みのり、遊屋慎太郎ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©映画「佐々木、イン、マイマイン」
『人数の町』
(英題:THE TOWN OF HEADCOUNTS)
(2020年、日本、上映時間:111分)
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
配給:キノフィルムズ
監督:荒木伸二
出演:中村倫也、石橋静河、立花恵理、橋野純平ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2020「人数の町」製作委員会
『YES, YES, YES』
(2021年、日本、上映時間:75分)
※インターナショナル・プレミア、ヨーロッパでアクセス可能
配給:リアリーライクフィルムズ、Cinemago、アルミード
監督:矢野瑛彦
出演:上杉一馬、瓜生和成、井上みなみ、川隅奈保子ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
ニッポン短編映画
『香港画』
(英題:Montage Of Hong Kong)
(2020年、日本、上映時間:28分)
※ヨーロッパ・プレミア
監督:堀井威久麿
『O-Bon, Anecdotes From Kyoto』
(2021年、スイス、上映時間:10分)
※ドイツ・プレミア
監督:ジェナイ・ヴォーゲル
『びびのゆくえ』
(英題:Where Bibi Went)
(2020年、日本、上映時間:15分)
※インターナショナル・プレミア
監督:小谷忠典
『Lucky Owl With Shimako』
(2020年、日本、上映時間:1分)
※ヨーロッパ・プレミア
監督:Yoko KUNO、山下敦弘
『アイドル』
(英題:Idol)
(2020年、日本、上映時間:21分)
※ドイツ・プレミア
監督:リンゼイ龍子
『Weather Map』
(2021年、日本、上映時間:9分)
※ドイツ・プレミア
監督:川畑那奈
『緑の雪』
(英題:Birdland)
(2019年、日本、上映時間:20分)
※ヨーロッパ・プレミア
監督:古川原壮志
SKIP CITY INTERNATIONAL D-CINEMA FESTIVAL SPECIAL
『ムイト・プラゼール』
(英題:Muito Prazer)
(2020年、日本、上映時間:31分)
※ヨーロッパ・プレミア
監督:朴 正一
『そして私はパンダやシマウマに色を塗るのだ。』
(英題:Then I Add Colors To A Panda And A Zebra)
(2019年、日本、上映時間:39分)
※インターナショナル・プレミア
監督:武田佳倫
『stay』
(2020年、日本、上映時間:37分)
※インターナショナル・プレミア
監督:藤田直哉
● ニッポン・アニメーション部門
日本ほどアニメと関連付けられる国は他にないだろう。100年以上の歴史を誇る日本のアニメ映画は、国際的にも功績を残す数多くの傑作を世界に送り出してきた。ニッポン・アニメーション部門では、最新のブロックバスターからインディペンデント短編映画まで、革新的なアニメ作品が紹介される。
『ルパン三世 THE FIRST』
(英題:LUPIN III: THE FIRST)
(2019年、日本、上映時間:93分)
配給:東宝
※ドイツ・プレミア、ドイツ、オーストリアでアクセス可能
監督:山崎 貴
声の出演:粟田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©モンキー・パンチ/2019映画「ルパン三世」製作委員会
『音楽』
(英題:ON-GAKU: OUR SOUND)
(2019年、日本、上映時間:71分)
配給:ロックンロール・マウンテン
※ドイツ・プレミア、ドイツでアクセス可能
監督:岩井澤健治
声の出演:坂本慎太郎、前野朋哉、芹澤興人、駒井 蓮、平岩紙、竹中直人、岡村靖幸ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン
『ぼくらの7日間戦争』
(英題:SEVEN DAYS WAR)
(2019年、日本、上映時間:88分)
配給:KADOKAWA、ギャガ
※ドイツ・プレミア、ドイツ、オーストリアでアクセス可能
監督:村野佑太
声の出演:北村匠海、芳根京子、宮沢りえ、潘めぐみ ほか
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』
(英題:SUMIKKOGURASHI: GOOD TO BE IN THE CORNER)
(2019年、日本、上映時間:60分)
配給:アスミック・エース
※ドイツでアクセス可能
監督:まんきゅう
【上映日程】6月1日(火)~6月6日(日)
©2019 日本すみっコぐらし協会映画部
ALTERATION FINDS
東京藝術大学:短編アニメーション
オフィシャルサイト:
nipponconnection.com/ja/ (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)