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記者会見

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「フランス映画祭 2018」ラインアップ発表記者会見

2018-04-28 更新

常盤貴子(フェスティバル・ミューズ)
ローラン・ピック(駐日フランス大使)、イザベル・ジョルダーノ(ユニフランス代表)
林 文子(横浜市長)
川口 均(日産自動車(株) 専務執行役員 チーフサステナビリティオフィサー)

festivaldufilm2018


© フランス映画祭 2018 Festival du film français au Japon 2018

 今年で26回目を迎える「フランス映画祭 2018」(6月21日(木)~6月24日(日)開催)。日仏交流160周年も迎える記念すべき本年の開催は、フランスとも親交が深い街・横浜で13年ぶりに実施が決定。フェスティバル・ミューズには、横浜市出身で何度もフランスを訪れたことのある常盤貴子が就任する等、開催前から盛り上がりをみせている。「フランス映画祭 2018」ラインナップ発表記者会見で常盤貴子らが今年の映画祭の見どころを語った。


festivaldufilm2018 横浜市長からの呼び込みで登壇した、フェスティバル・ミューズの常盤貴子。冒頭、「ボンジュール! コモ サヴァ? モア、サヴァ! メルシー!(こんにちは! みなさんお元気ですか? 私は元気です! ありがとう!)」と流暢なフランス語で挨拶をし、会場を和ませた。

 フランス語番組を2年間担当しフランス語を勉強してきた常盤は、「フランス語に限らず、語学を勉強するとその国のことをより理解できると言われていますが、私もその通りでした。よりフランス人の素敵なところを見つけられましたし、謎だな~と思うことも少し紐が解けた気がしました(笑)。それは、映画についても同じで、日本では映画というと“エンターテインメント(娯楽)”のイメージが強いですが、フランスでは“アート”として捉えられているそうです。フランス映画というと難しいなと悩んでしまう方も多いかと思いますが、“アート”のように何枚もの絵画を観るような感覚で、映画を観ていただければと思います」と、フランス映画の楽しみ方を語った。

 好きなフランス映画については「フランソワ・トリュフォー監督が好きです。『アメリカの夜』は何度も繰り返し観ています」と言い、自身のフランスのエピソードに関しては「先月も南フランスのアヴィニョンなどに行ってきました。コート・ダジュールも横浜と一緒で海沿いの街ということもあって、時間の流れがゆっくりな感じがしてとてもリラックスでききます」とフランスの魅力を語った。

 続いて、自身のご出身である“横浜の街のイメージ”については、「私が育ったのは静かな住宅街ですが、その傍ら賑やかな中華街や、駅の周辺には何でも揃っていたり、いろいろな面を持った街だと思います。横浜でフランス映画祭が開催されるということで、本当にすごくうれしいです。東京での開催の雰囲気とまた異なって、異国情緒あふれる横浜は、世界唯一無二の映画祭になるんじゃないかなと思います」と横浜市の魅力も語った。

festivaldufilm2018 続いて、ユニフランス代表であるイザベル・ジョルダーノ氏より、今年の作品と来日ゲストを発表。注目のオープニング作品は、日本公開のフランス語映画で歴代最高の興行収入を上げた『最強のふたり』の監督コンビの最新作『セラヴィ!』(配給:パルコ)、そしてエリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ両監督の来日を発表。日本でも7月6日のシネクイントのオープニング作品が決定しているなど話題の本作のジャパンプレミアとなる。その他、ヌーヴェル・バーグの祖母と言われる名匠アニエス・ヴァルダとアーティストJRによる、ハートウォーミング・ロードムービー『顔たち、ところどころ』(配給:アップリンク、9月日本公開)、フランソワ・オゾンの最新作で双子の精神分析医との背徳の愛を官能的に描く極上の心理サスペンス『Double Lover(英題)』(配給:キノフィルムズ、2018年夏公開)、ゴダールとの恋を描いた自伝的小説をアカデミー賞監督が描く『Redoubtable(英題)』(配給:ギャガ、7月13日公開)のほか、昨年の「カンヌ国際映画祭」監督週間で特別上映され、今年のセザール賞で作品賞・主演男優賞・助演女優賞の三冠に輝いた話題作『ブラッディ・ミルク』、74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門出品作で、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督作『マーヴィン、あるいは素晴らしい教育』などの日本未配給作品を含む、合計12本のラインナップと来日ゲストが発表された(追加であと2本上映予定)。

 今年の上映作品のラインアップを聞いた常盤は「すごく楽しみです。オープニング作品の『セラヴィ!』のフランス語タイトルを覚えたいです。観た映画のフランス語タイトルを覚える楽しみもあるなと思います。タイトルの中に監督のメッセージが込められていると思うので、そういうことを思いながらフランス語を学ぶのも楽しいと思います」と映画祭の違った楽しみ方も語った。

 その後の質疑応答では、「横浜市は(幼少期しか過ごさなかったので)自分の故郷と言いにくいなと思っていたんですけど、こういう既成事実(横浜市で開催のフェスティバル・ミューズ)が増えてくると、堂々と“横浜出身”と言えてうれしいなと思います。フランスの方はメジャーが好きじゃないと思うので(笑)、東京ではなく横浜をすごく愛してくれるんじゃないかと思います」と横浜市での実施、そして“フェスティバル・ミューズ”として貢献できることに喜びを表した。

 「フランス映画祭 2018」は、6月21日(木)から6月24日(日)まで、横浜・みなとみらい地区で開催する。



 フランス映画祭 2018 【開催概要】

◆期間: 6月21日(木)~6月24日(日)
◆会場:みなとみらい地区中心に開催(横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい)
◆主催:ユニフランス


≪フランス映画祭とは≫

 1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で誕生。
 2006年に会場を東京に移し、2011年より2016年まで、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇で開催。
 2012年からは、アンスティチュ・フランセ日本の協力により、地方での開催を実施。各地の映画ファンにも喜ばれるイベントとなった。
 フランス映画祭を通し、日本国内におけるフランス映画全体の活況を図ること、フランス映画を配給する各社の助けとなること、また、まだ買付のついてないフランス映画、新進の監督や俳優に日本で紹介される機会を作ることがその狙い。
 加えて、来日するゲストによるマスタークラスを実施し、日本の未来の映画の作り手との繋がりも重要視されている。
 2017年に開催した「フランス映画祭2017」では、フランスを代表する女優のカトリーヌ・ドヌーヴが団長として来日。ルー・ドゥ・ラージュなどこれからの活躍が注目される若い俳優や、最新作『エル ELLE 』が世界中の映画祭で話題となったポール・ヴァーホーヴェン監督、この作品でゴールデングローブ賞最優秀女優賞を受賞したイザベル・ユベール、日本でも人気の高いトラン・アン・ユン監督(『エタニティ 永遠の花たちへ』)など総勢12名が映画祭を華やかに彩った。さらには第25回という節目の年を記念し、フランスでも大変人気の高い北野 武監督が親善大使を務めた。



 ■「フランス映画祭 2018」公式サイトhttp://unifrance.jp/festival/2018/ (外部サイト)



(オフィシャル素材提供)





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