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作品紹介

トップページ > 作品紹介 私の男

2014-06-04 更新


私の男watashinootoko
© 2014 『私の男』製作委員会

イントロダクション

 10歳で孤児となった少女・花は、遠縁にあたる淳悟に引き取られる。孤独だったふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていた……。理屈を超えた禁断の愛のかたち。オホーツク海の流氷が魅せる一大スペクタクル。その刺激的なテーマと極限的な舞台設定から、映像化不可能と言われた桜庭一樹による40万部超のベストセラー小説「私の男」。第138回直木賞を受賞した本作の映画化が、タイミングが違えば決して叶うことのなかった“運命”のキャストによって遂に実現した。

 憂いと影を帯びながらも、どこか優雅な男「淳悟」を演じるのは、数々のハリウッド大作に出演する一方、今年「ロング・グッドバイ」(NHK)で自身にとっても連続ドラマ初主演するなど、日本を代表する役者としてますますその演技と活動の幅を拡げている浅野忠信。昨年、俳優生活25周年を迎えた浅野は、「今までのキャリアをぶつけるのにこれ以上のものはなく、自分にしかできない役」という覚悟と意気込みで本作に挑んでいる。

watashinootoko そして、孤児となり淳悟に引き取られる少女「花」を演じるのは、16歳にしてヴェネチア国際映画祭最優秀新人賞を受賞した二階堂ふみ。昨年も『地獄でなぜ悪い』、『四十九日のレシピ』、『脳男』の熱演で、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。どんな役柄であっても、圧倒的な存在感を放つ稀有な女優である。本作は、二階堂が18歳になるのを待ってクランクイン。自身も“運命の役”と語り、10代とは思えない妖艶さで、体当たりの演技を披露している。

watashinootoko さらに、物語の鍵を握り、淳悟と花を見守る地元の名士でふたりの遠縁にあたる大塩を藤竜也が演じており、大島渚監督の『愛のコリーダ』で世界を挑発した藤が、本作でモラルの象徴として登場することも興味深い。また、東京に移った淳悟と花の心の変化を映す存在として登場する青年・美郎を高良健吾が演じる。

 監督は、その緻密な心理描写と美しい映像表現が国内外で高く評価されている熊切和嘉。作者である桜庭一樹が絶賛するほど原作の持つエッセンスを見事に抽出した脚本を手がけたのは、宇治田隆史。

 日本の映画界を支える名優と気鋭の若手俳優たちが、監督・スタッフと共に共犯関係を築きあげ、2014年、世界を挑発する濃密で美しい衝撃作を完成させた。

 北海道の壮大な風景を舞台に、観客の心を激しく揺さぶる日本映画の新たな傑作が誕生した!

ストーリー

 奥尻島を襲った大地震による津波で家族を失った10歳の花は、遠い親戚と名乗る男・腐野淳悟に引き取られることになった。

watashinootoko 冬には流氷がギィーッギィーッと軋むような音を立てながら接岸する紋別の田舎町。春から中学生になる花と、海上保安庁で働く淳悟は、ふたり寄り添うように暮らしていた。地元の名士であり、淳悟と花の遠縁にあたる大塩も、孤児になった当初から花のことを気にかけ、ずっとふたりの生活を見守っていた。

 4年後の冬。高校生になった花と淳悟のただならぬ関係に気がついた大塩は、花を淳悟から引き離そうと画策する……。


(2013年、日本、上映時間:129分、R15+)

キャスト&スタッフ

監督:熊切和嘉
原作:桜庭一樹「私の男」(文春文庫刊)
脚本:宇治田隆史
撮影:近藤龍人
出演:浅野忠信、二階堂ふみ、モロ師岡、河井青葉、山田望叶、高良健吾、藤 竜也ほか

配給
日活
6月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開!

オフィシャルサイト
http://watashi-no-otoko.com/

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