このサイトをご覧になるには、Windows Media Playerが必要です。
Windows Media Playerをダウンロードする
2014-03-31 更新
茂田景樹、新谷里映(映画ライター)
配給:ビターズ・エンド
4月19日 シネスイッチ銀座ほか全国公開
© 2012 FAMLEEFILM, LLC
シネマート六本木にて3月28日(金)、映画『チョコレートドーナツ』の公開に先立ち、女性限定の試写会が行われた。
本作は、実話をもとに生まれた映画で、母親の愛情を受けずに育った少年マルコと出会ったゲイのカップルであるルディとポールが、家族になるために奮闘する物語。当日は、作家として、また長年全国の子どもたちに読み聞かせをする活動もしている、志茂田景樹と映画ライターである新谷里映が登壇、鑑賞を終えたばかりの観客へ向けて、本作についてそれぞれの視点から、熱い想いを語った。
志茂田は開口一番観客に向けて、「皆さん、作品いかがでしたか? たくさん泣かれたでしょう?」と投げかけ、「家族は血がつながっているものというのが前提としてある。けれども血のつながりがなくても家族の絆は生まれることがある。そういう愛についてこの映画は描いているから普遍的だと思うんだよ」と語った。
また、主人公の少年マルコが常に持っている、人形の話になると志茂田は、当日の衣装のポケットからキリンの人形を出し「人形は心の支えになったり、友達になったりさみしさを緩和してくれる役割を果たしてくれるよね。僕もよくこの人形に話しかけたりしていますよ」と話し、会場を温かい笑いに包んだ。
ライターの新谷は、「愛はもちろんだけれども、希望も感じさせる映画だと思う。設定としては重く感じられることがあるかもしれないけれど、観終わったあとに暗い気持ちに一切ならなかった。それは、きっと役者の演技が素晴らしいからだと思います。とくに、アラン・カミングのラストに歌う、歌声は素晴らしかったです」と語った。
志茂田は「この映画を2度観ましたが、4、5回泣きましたよ。泣くと鼻がグズグズになってしまうのでティッシュが必要になりますが、泣きすぎてしまって、「もういいや」となりました。思わぬところでズキンとさせられるポイントがたくさんありました」と話し、また、会場の観客に向けて「皆さんのこの試写会で流した涙、3リットルくらいになりますかね?」と笑顔で語った。
新谷は、「この映画は、この先の人生において迷った時に自分の良心に問いかけてくれる作品。常に自分の側に置いておきたいそんな映画です」と言い、志茂田も「とにかく、今日この映画を観て良いと思った人がいたら、FacebookやTwitterで広めてください。この映画は、観た人をそういう思いにさせる作品だと思います。配給会社の人に言われたからではないですよ(笑)。口コミで広がっていく、そんな力のある作品です」と締めくくった。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・舞台挨拶&サイン会