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2014-03-08 更新
原題:ONE CHANCEその男が現れ、「オペラを歌います」とあいさつした時、客席からは失笑がもれ、審査員たちは困惑した表情を見せた。2007年、英国の大人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」でのことだ。容姿もパッとしない地味な身なりのケータイ販売員が、華麗なるオペラ「トゥーランドット」の名曲「誰も寝てはならぬ」を歌うというのだから、当然かもしれない。
。 だが、その歌声が天に放たれた瞬間、会場は静まり返り、そしてすぐにどよめきに変わり、歓声と拍手が鳴りやまず、涙をぬぐう人さえいた。それが、一夜にして世界的オペラ歌手へと転身した、ポール・ポッツの、痛快なる奇跡の逆転劇だ。
そんな一大センセーションを巻き起こした、英国のオペラ歌手の波乱に満ちた半生を、『プラダを着た悪魔』の監督と『最高の人生の見つけ方』の脚本家が、「誰も寝てはならぬ」「清きアイーダ」などの名曲にのせて描く感動の実話。
ポッツが歌い出す<奇跡の瞬間>にスタンディング・オベーション! そしてエンドロールが流れる頃、私たちは初めて理解する。なぜ、彼が成功できたのかを──。
子どもの頃は、デブで歯並びの悪い典型的なイジメられっ子。大人になっても、恋人も友だちも持てない、冴えないケータイ電話販売員。彼の名はポール・ポッツ。
シャイで謙虚、自信の欠片も持てずにきた彼の、誰にも言えない夢は「オペラ歌手」になること。
数々の挫折を繰り返すも、恋人ジュルズという初めての理解者を得、背中を押され、夢の舞台に一歩ずつ近づいて行くポール。遂に憧れのパヴァロッティの前で歌う機会を得るが、「君はオペラ歌手にはなれない」と一蹴され、すっかり自信を喪失する。
しかし、愛する妻や友達の励ましに、くじけそうな勇気を奮い立たせ上がった最後の舞台、オーディション番組。緊張に体が震え、何度も逃げ出したくなるポール。ステージか非常口か──迷うポールに、運命を分けるメールが届く──。
(2013年、イギリス、上映時間:104分)
キャスト&スタッフ
監督:デヴィッド・フランケル
楽曲吹き替え:ポール・ポッツ
出演:ジェームズ・コーデン、アレクサンドラ・ローチ、ジュリー・ウォルターズ、コルム・ミーニー、ジェミマ・ルーパーほか
配給
ギャガ
2014年3月21日(金) TOHOシネマズ 有楽座全国ロードショー
オフィシャルサイト
http://onechance.gaga.ne.jp
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