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2014-04-18 更新
エヴァ・イオネスコ監督、アナマリア・ヴァルトロメイ、春名風花
配給:アンプラグド
5月10日 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開予定
© Les Productions Bagheera, France 2 Cinema, Love Streams agnes b. productions/
カンヌ国際映画祭 批評家週間50周年記念映画として上映された、エヴァ・イオネスコの初監督作『ヴィオレッタ』。監督自身の体験を基に、生粋の芸術家である母親と“普通”に生きていきたい少女の激しくもリアルな葛藤が描かれており、話題となった本作の公開を前に、エヴァ・イオネスコ監督と、本作で女優デビューを果たしたアナマリア・ヴァルトロメイが来日し、本作への想いを語った。
アナマリア・ヴァルトロメイ: 日本は初めてなので来ることができてよかったです。
エヴァ・イオネスコ監督: 来日できて嬉しいです。そして、この映画はすでに色々な国で公開されていて、日本で公開されるまで時間がかかりましたが、ようやくこうして公開できることもとても嬉しいです。
エヴァ・イオネスコ監督: 私の人生の一部を描きました。日本では本作が児童ポルノの要素があるといわれることもあるみたいですが、私がこの作品で描いたことは、娘を自分の所有物のように扱う母親と、彼女に対し、自分の力で解決策をみつけていく少女の成長です。
エヴァ・イオネスコ監督: アナマリアの人生はヴィオレッタと全く違うので、3ヵ月の準備期間をもうけ、丁寧にヴィオレッタという少女を説明しました。
アナマリア・ヴァルトロメイ: 昔から彼らが偉大な俳優だとは知っていましたが、彼らは私が新人だからといってプレッシャーをかけるようなことはしませんでしたし、逆にサポートしてくれました。
この日、二人の来日を祝うため春名風花が着物姿で花束をプレゼント。
春名風花: 感想を考えているうちにお手紙になりました。なのでこれを読まさせていただきます。ヴィオレッタの気持ちになると母親を憎むようになると思いましたが、母親の気持ちもしっかり描かれていて、二人の関係を見ていると、ヴィオレッタは唯一の母親の理解者でもあったと思います。
エヴァ・イオネスコ監督: 確かにそうだったのかもしれません(と答えて、思わず涙ぐむ)。
また、以前から問題となっていた本作の映倫問題が偶然にも今朝、カットなしのR15指定と結果が通知され、この結果をイベント中に知ったイオネスコ監督は「本当に本当に嬉しい。ありがとう」と、満面の笑みで心から喜んでいた。
上映前に開催されたトークイベントだったため、イオネスコ監督は「早く、集まってくださった皆さんに映画を観ていただきたいです。鑑賞後、たっぷり映画について話したいですね」と観客の反応が待ちきれないようだった。
(オフィシャル素材提供)
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