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2013-11-29 更新
チャン・ヒョク、スエ、パク・ミナ、マ・ドンソク、キム・ソンス監督
配給:CJ Entertainment Japan
12月14日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
© 2013 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
身近な存在である“風邪”が実は人類の生存を脅かす恐ろしいウィルスになるという事実を描いた衝撃作『FLU 運命の36時間』。韓国映画史上初めて、ウイルスの感染恐怖を扱った本作の制作報告会見が韓国で開かれ、チャン・ヒョク、スエをはじめとしたキャストと、10年ぶりにメガホンを取ったキム・ソンス監督が登壇した。
チャン・ヒョク: 監督がリアリティに大変こだわっていました。
スエ: とても苦労しました。映像を見ると思い出しますね。あの現場にまた戻りたくはないです(笑)。
キム・ソンス監督: 僕らのスタッフはみんな体力がありました。リアルにするために空気も吸えないような防毒マスク、防毒服を着てもらってみんな本当に大変そうでした。おかげで痩せました(笑)。
マ・ドンソク: とても暑かったです。分厚い衣装のせいでとても苦労しました。アクションが多いのも大変でした。個人的にはこの映画に出演するきっかけはキム・ソンス監督だったからなんです。『ビート』のようなかっこいい姿を想像していました。監督は直接シーンをやってみせてくれます。体で実際に感じながらディレクションしてくださいます。監督のように頑張らなくてはと思い、じっと座っているわけにはいかなかったです。
キム・ソンス監督: パニック映画は「もしも、こんなことが起きたら?」という疑問から始まったんです。このようなテーマはすごく特異で、人々にとってリアルではないと思いますので、ファンタジー的な要素が入りつつも現実的に恐怖を感じるようなパニック映画を作りたかったんです。実際に専門医療機関の人たちは鳥インフルエンザが突然変異を起こすことを心配しています。スペイン風邪、新型インフルエンザ、コロナウィルスなど、強いウィルスは本当に恐ろしいですが、その中でも致死率が高く治療薬がない”死のウィルス”を素材にして私たちの想像を超えるスピードで感染が進行していったらどうなるかと考えました。身近でありながら危険な素材を扱おうと思ったんです。
チャン・ヒョク: 監督とスエが決まってたんで(笑)。最初、シナリオを読みながらパンデミック・ブロックバスターに対する好奇心が生まれました。救助隊員という役柄でヒーロー的な部分を見せようというわけではなく、その状況に巻き込まれてしまった一人の人間として経験してみたかったんです。
チャン・ヒョク: 実は初めて監督にお会いした翌日はとても辛かったです。僕のやり方で演じたつもりだったんですが、「君をもっと見せてくれ」と言われまして。30年ぶりにまた改めて、自分を振り返ってみました。救助隊員の役を表現することに力を入れたというよりは一人の人間として演技をしようと努力しました。
スエ: チャン・ヒョクさんはとても慎重で口数が少なそうですが、実際は違います。カラオケでの姿が印象に残ってます。歌も上手くてマイクを離しません(笑)。現場でよりもずっと素敵な姿を見せてくださいました(笑)。
スエ: とても驚き、衝撃的でした。日常に起こりうる出来事かもしれないという点で興味深かったです。
スエ: 猛暑で、マスクに防毒服を着て走るのが辛かったです。ですが、監督とスタッフ皆さんが笑いながら一緒に走ってくれたので、楽しく撮影ができました。
マ・ドンソク: 監督が役をくださったので頑張りました。これまではある程度は人間味のある悪役でしたが、今回はとても冷酷な悪役です。
キム・ソンス監督: 実際に撮影現場を確保するために全国をまわりました。ショッピングセンター、道路、駐車場など、実際にある空間で撮影をしたので、エキストラもとっても多かったです。韓国映画史上、エキストラが一番多いと聞きました。
チャン・ヒョク: 猛暑が一番辛かったです。防毒服を着ていると、動かなくても汗がすごいんですよ。マスクをした状態でセリフを言うのも大変でした。映画が後半に進めば進むほどこうした扮装がすごく辛かったです。ですが、監督が僕らと一緒になって苦労してくださったので成し遂げることができたんだと思います。監督に肩を組まれるのがすごく恐怖でした。それは「もう1テイク」というサインなんです(笑)。
キム・ソンス監督: 監督として立派な俳優と一緒に仕事ができるというのは大きな幸せです。とても幸せでしかも、楽しかったです。
パク・ミナ: とても良かったです。スエさんがとってもよくしてくださって嬉しかったです。撮影が終わるといつも「上手だったね」と褒めてくれました。
スエ: 実際にはドラマより映画のほうが早い撮影だったんです。ドラマではミナによくしてあげられなくて申し訳ないなと思っていました。映画では無限の愛の母親の姿をご覧いただけると思います。
パク・ミナ: ルフィ―の人形とトトロのかばんを買ってくれました!
チャン・ヒョク: 女性は年齢に関係なく、バッグを買ってあげると喜びます(笑)。
キム・ソンス監督: 監督にとっては現場は家も同然です。戻ってこれてとても幸せです。去年の夏に撮った映像を見ながら、僕のせいで他のスタッフは本当に大変だったと思いますが、僕は本当に幸せだったことを思い出しました。この映画は実際に起こり得る病原体をテーマにしました。リアルな恐怖を見せ、現実的な災難映画です。風邪は潜伏期間がありますが、この映画の中のウィルスは治療薬もなく致死率100%なため、これを取り囲んで起こる災難と政府の対応などがどうなるのか、想像力を広げてみました。
チャン・ヒョク: 状況演出などがまるで実際の状況のようでした。役者たちは実際にカラダで感じながら演技をしました。イ・モゲ撮影監督がハンディカムを持って実際に僕らを追いながら撮影しました。こうした実際の災難状況と猛暑が重なってより大変でした。
スエ: 今回の撮影では、たくさんの愛をいただきました。一番遅く合流したので台本の理解度などもできてなかったのですが、チャン・ヒョクさんと会ってリーディングをたくさんしました。ユ・へジンさんは監督との疎通を助けてくださいました。マ・ドンソクさん、イ・フィジュンさんは一緒のシーンは少なかったですが、とっても楽しくお仕事させていただきました。
シングルママの役柄、さらには抗体を探して娘を助けなければいけないという試練にプレッシャーも感じました。監督がいつも現場で「自然体で演じて」とおっしゃって、そうしようとすると余計に辛かったですね。
チャン・ヒョク: 「本物の男」のほうは苦痛ですしとてもしんどいですが、時間が決まっているので、その時の苦痛さえ我慢すればいいんですが、映画の撮影は無限の時間の中で戦わなければいけないので辛かったですね。猛暑が何より辛かったです……。
マ・ドンソク: パンデミック映画では各々事情を持ったキャラクターがどんな対処をするかが面白いですよね。極限状況に追われた時、英雄になる人がいて、悪漢本性を出す人がいて……さまざまな人間群像があります。私は後者のほうを演技しました。悪役ではありましたが、この撮影現場が大好きでした。悪役だからこそ楽しくなってはいけないと考えながら撮影にのぞみましたが、チャン・ヒョクさん、ユ・ヘジンさんはとっても親しかったですし、スエさんは私たちの女神でした。撮影現場があんまりにも暑くて大変でしたが、スエさんさえ登場すれば現場は明るくなって楽しかったです。
チャン・ヒョク: 現場の雰囲気が2つに分かれていました。スエがいる現場、スエがいない現場。スエさんがいない現場は本当に閉鎖された都市のようでした(笑)。
スエ: 女性が私しかいなかったので、可愛がってもらえたんだと思います(笑)。
(オフィシャル素材提供)
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