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『オブリビオン』来日記者会見

2013-05-15 更新

トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ、ジョセフ・コシンスキー監督

アウトローoblivion

配給:東宝東和
5月31日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
© 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『オブリビリオン』のプロモーションでトム・クルーズが来日し、都内で行われた会見にメガホンをとったジョセフ・コシンスキー監督、ヒロイン役の、オルガ・キュリレンコとともに出席し、作品について熱く語った。

oblivion 今年2度目、今回19回目の来日となったトムは、「改めて回数を聞くと信じられないけど、やはり日本はスペシャルな国。もうあと19回来日しても構わないくらい大好きな国だ」とコメントするなど変わらぬ親日ぶりを見せた。

 本作は、エイリアンの攻撃を受け荒廃した2077年の地球を舞台にしたSF大作。地球でただひとり監視任務に就いていたジャック・ハーパー(トム・クルーズ)が記憶の断片をたどりながら、自身と地球の運命を左右する事態に巻き込まれていく姿を描く。

oblivion トムは本作について「映像的に大変美しいし、人間性も非常によくとらえている映画。観るたびに新しいものを得ることができる。スケールが大きくて、(主人公の)ジャックと(ヒロインの)ジュリアの旅を通して、ユニークな物語が語られていく。過去にもSF作品には出たけれど、それとは全く違った、全体的にロマンチックな雰囲気に満ちている作品になっている」と熱くアピールした。

 迫力の飛行シーンについても、「『トップガン』(86)のコックピットのシーンは、今見てもよくできているから、今回も監督やスタッフと色々と話し合った。リアルに撮らないと、パイロットの友人たちが許さないしね」と笑顔で語った。

oblivion 地球に墜落した宇宙船の中で眠っている美女ジュリア役を演じたオルガは、『007 慰めの報酬』以来、4年5ヵ月ぶりの来日。本作では危険なスタントにも挑んでおり、「今回トム、コシンスキー監督と仕事ができたことはわたしの誇り。経験豊富なトムが隣にいてくれたから、勇気をもつことができた。チャンスがあれば、また共演したい」とトムとの共演を喜び、感謝のまなざしを向けていた。

oblivion 『トロン:レガシー』以来、2年5ヵ月ぶりに来日したコジンスキー監督は、「今回意識したのは『アラビアのロレンス』や『2001年宇宙の旅』といったクラシックな作品。CGやブルー・スクリーンに頼り切るのではなく、実写で撮っているような映画にしたかった」と仕上がりには自信たっぷりな様子で語った。

 そんなコジンスキー監督と初タッグを組んだトムは、「彼はまだ長編2本目だが、デザイン力、発想力、音楽センスといった世界観を作りあげる手腕がずば抜けている。ストーリーテリングも力強く、映画を通して愛の永遠性を問いかけている」と絶賛していた。

ファクトリー・ティータイム  なんと、19回目の来日を果たしたトム・クルーズ。震災後も真っ先に来日して日本を勇気づけてくれたこの人は、本当の親日家で、スター中のスターだと実感。トムにとって『マイノリティ・リポート』(02)以来、11年ぶりとなるSF映画。ぜひ劇場の大きなスクリーンで楽しんで欲しい。

(取材 文・写真:Sachiko Fukuzumi)

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