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2013-05-15 更新
原題:OBLIVION2012年、洋画のトップ興収を記録した『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』に続き、伝説のロックスターを怪演した『ロック・オブ・エイジズ』、そしてダークヒーローを演じた『アウトロー』と、観客の予想を超える快進撃を続けるトムが、新作『オブリビオン』で挑んだのは、崩壊後の地球でたったひとり、闘い続ける男。過去の彼のキャリアを振り返っても、ここまで予想不可能な運命をたどるキャラクターは初めてだ。
物語の舞台は2077年。未知のエイリアンの襲撃を受け、荒れ果てた地球には、もはや人類の姿はなかった。わずかに生き残ったものは別の惑星への移住計画を進めるなか、地上をパトロールするのが、本作の主人公ジャック・ハーパーだ。機密保全によって過去の記憶を消されながらも、人類の未来を託されるという、孤独かつ複雑なヒーローとして、トム・クルーズの演技はさらに一段、深みを増している。トムには珍しく白い宇宙服をまとった姿も、ファンの目には新鮮に映ることだろう。さらに、これまでの作品で、凶悪犯から日本のサムライ、宇宙人まで多くの相手とバトルを繰り広げてきたトムにとっても、今回は“かつてない相手”との闘いまで用意され、そのシーンは本作の重要なポイントとなっている。
共演者にも注目のキャストが集結した。地球に墜落した宇宙船に乗っていた女性ジュリアに、『007 慰めの報酬』でボンドガールを演じたオルガ・キュリレンコ。ジャックの失われた記憶の手がかりとなるヒロイン役でミステリアスなムードをかもし出している。さらに注目なのが、モーガン・フリーマンだ。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、『ダークナイト ライジング』など近年も話題作が続く彼が、壊滅した地上に潜み、ジャックの運命を左右する謎の男、ビーチを怪しさたっぷりに名演。物語全体のキーパーソンとして存在感を発揮する。そのほか、『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたメリッサ・レオら実力派が脇を固めている。
オリジナリティに溢れた世界観を演出したのは、前作『トロン:レガシー』でも独自の映像ワールドを創り出し、本作では原作となるグラフィック・ノベルを自身で執筆したジョセフ・コシンスキー監督だ。そしてプロデューサーに『猿の惑星:創世記』のピーター・チャーニン、ディラン・クラークが名を連ねたことで、ドラマとしても、重厚かつ一瞬先も読めない仕上がりになった。主人公ジャックの失われた記憶に、ジュリア、ビーチ、それぞれのキャラクターの視点によるストーリーが絡み合う後半は、さらに予期せぬ展開へとなだれ込んでいく。
ジャックはなぜ、ひとりで地球を監視するのか? 彼の記憶は何のために断片的に残っているのか? そもそも彼は誰なのか? 要所での壮絶なアクション・シーンで興奮を高めながら、さまざまな謎が明らかになるクライマックスでは、かつてない衝撃と感動に包まれる。トム・クルーズの新たな挑戦とともに、2013年、究極の映像体験を約束するのが、この『オブリビオン』なのだ。
ストーリー2077年、地球はエイリアンによって攻撃を受け壊滅。人類は他の惑星へと移住を果たすが、ジャック(トム・クルーズ)は荒廃した地球に残り、高度1000メートルの上空から地球を監視している。
ある日、ジャックは墜落した宇宙船で眠る美女ジュリア(オルガ・キュリレンコ)を発見する。目を覚ました彼女はなぜか逢ったことのないジャックの名を口にした。断片的な記憶を辿るジャックだったが、誰もいないはずの地球で謎の男ビーチ(モーガン・フリーマン)によって拘束される。 ジュリアは何者なのか? ビーチの目的は? 彼らによってジャック自身、そして地球の運命が大きく動き始める!
(2013年、アメリカ、上映時間:2時間4分)
キャスト&スタッフ
監督・原作・製作:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、ニコライ・コスター=ワルドー、メリッサ・レオほか
配給
東宝東和
5月31日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
オフィシャルサイト
oblivion-movie.jp
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