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2013-03-03 更新
レオナルド・ディカプリオ
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
3月1日(金)より大ヒット全国公開中
公開中の映画『ジャンゴ 繋がれざる者』で、レオナルド・ディカプリオが緊急来日し、都内にて記者会見を行った。ディカプリオの来日は約2年8ヵ月ぶり8度目となる。
本作は、クェンティン・タランティーノ監督初の西部劇作品。元奴隷の賞金稼ぎ・ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が生き別れた妻を取り戻すため、悪徳農園オーナーのキャンディ(ディカプリオ)に生死をかけた戦いを挑む姿を描くアクション・エンターテインメント作品。本年度第85回アカデミー賞では助演男優賞(クリストフ・ヴァルツ)と脚本賞(タランティーノ)を受賞している。
ディカプリオは開口一番、「また戻ってこられて嬉しい。日本が大好きなんだ」と笑顔で親日家振りをアピール。
ディカプリオはタランティーノ監督とは初タッグ。以前から一緒に仕事がしたかったと明かし、「僕は常に、革新的な仕事をしている尊敬する監督と組みたいと思っている。タランティーノはまさにそういう監督。どんな役でも良いから、ずっと彼と仕事をしたいと思っていた」と語った。
同作でディカプリオが演じるのは、奴隷デスマッチ観戦が趣味という残虐な暴君のカルビン・キャンディ。初の悪役挑戦について「キャンディは憎むべき、自己中心的なひどい人物。だからこそ、演じてみたいと思った。その人物が悪ければ悪いほど、俳優としては逆に解放感を味わった」とコメントした。
また印象に残っているシーンとして、キャンディが骨相学について熱く語るシーンをあげた。その場面で、割れたグラスの破片が手に刺さってしまうというハプニングあったことを明かし、「痛いと思ったけれど、このシーンを使ってくれたら最高だと思い、テーブルが血だらけになったけれど、そのまま演技を続けたんだ。タランティーノも心配していたけれど、そのシーンを本編に使ってくれた」と驚きのエピソードを披露した。
今年1月、ドイツの大衆紙「ビルト」で「くたくたなので、長い長い休暇を取ることにした」と語っていた休業宣言について言及されると、「あれは大げさに報じられただけ(笑)。2年間に3本の映画に出演したので、少し休暇を取りたいと思っただけなんだ。僕が、大好きな俳優業をやめるわけがない(笑)」と“休業”をキッパリと否定した。
最後にディカプリオは「今後も自分にとって興味深いプロジェクトがあれば、積極的に参加したい」と抱負を語り、「以前から力を注いでいる慈善事業や環境問題にも取り組んでいくつもり。そうすることで自分のなかでバランスを取ることは意義があること。ぜひ皆さんにも関心を持ってもらいたい」と語って会見を締めくくった。
先月、タランティーノ監督が来日して作品をPRしたばかり。公開後にディカプリオが緊急来日して、報道陣を驚かせた。それにしても俳優休業宣言を否定してくれたので安心した。まだまだいろんな顔のレオを見たいから。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)