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2012-10-15 更新
「黒い家」「天使の囀り」「青の炎」といった数々の話題作を世に送り出し、2012年には、「鍵のかかった部屋」「新世界より」が相次いで映像化されるなど、今もっとも注目を集めている作家・貴志祐介。傑作揃いの著書の中でも、発売当時から高い評価を受け、週刊文春「2010年ミステリーベスト10」(国内部門)、宝島社「このミステリーがすごい!2011」(国内編)、でともに第1位を獲得した「悪の教典」が、ついに映画化される。
主演を務めるのは、『海猿』シリーズで人命救助のエキスパート=海上保安官を演じるなど、勇敢で真っすぐな“正義のヒーロー”のイメージが強い伊藤英明。そんな彼が本作では、生徒に絶大な人気を誇り、校長や同僚からも信頼を得ている一方、生まれながらにして他人への共感能力を欠くサイコパス(反社会性人格障害)という特殊な人格を持つ高校教師・蓮実聖司を演じる。物語では、表面上は平穏だった学園生活の小さなほころびから、本性を現した蓮実が、教え子たちに向ける悪意と壮絶な凶行が生々しく描かれる。
監督は、ホラーからコメディーまでジャンルを問わず、圧倒的な映像力と繊細な演出で映画ファンに衝撃を与え続けている鬼才・三池崇史。中でもバイオレンス描写に定評のある監督が、高校を舞台に繰り広げられる未曾有の惨劇を、どんなセンセーショナルな映像で表現するのか注目したい。
蓮実聖司は、生徒から“ハスミン”という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師。学校やPTAの評価も高く、いわば「教師の鑑」とも呼べる存在だったが、それはすべて仮面に過ぎなかった。彼は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)だったのだ。
蓮実は自らの目的のためには、それが最善の策であれば、たとえ殺人でも厭わない。学校が抱える様々なトラブルや、自分の目的の妨げになる障害を取り除くために、いとも簡単に人を殺していく。そして、いつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配しつつあった。
だが、すべてが順調に進んでいた矢先、小さなほころびから自らの失敗が露呈してしまう。それを隠滅するために考えた蓮実の解決策。それは、クラスの生徒全員を惨殺することだった…。
(2012年、日本、R15+)
キャスト&スタッフ
監督:三池崇史
原作:貴志祐介「悪の教典」(文藝春秋刊)
出演:伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、浅香航大、水野絵梨奈、山田孝之、平岳大、吹越 満ほか
配給
東宝
2012年11月10日(土) 全国東宝系ロードショー
オフィシャルサイト
http://www.akunokyouten.com/
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