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2012-09-29 更新
医療の進歩により、世界一の長寿大国となった日本。しかし、20年後の将来推計では介護を必要とする老人の数は、今の倍以上の530万人に上ると言われている。もはや全国民にとって他人事ではなくなった介護問題。その実態や老人心理を、世の中のほとんどの人は把握しておらず、そのため、寝たきり老人の自虐行為や、老人が老人を介護するという老老介護、さらには老人介護を食い物にする詐欺まで横行している始末……。
そんな中、2009年7月期、「介護問題とはかけ離れた立場にいた主人公が、介護問題に直面し、その心の変化を通じて介護問題を考えることの大切さを伝える」ことをテーマに、SMAPの草なぎ剛(※注)主演の連続ドラマ「任侠ヘルパー」が放送された。草なぎ(※注)演じる極道者・翼 彦一が、敵対するシマで素性を隠して老人介護をするという前代未聞のストーリー展開が人気を呼び、最高視聴率17.8%、平均視聴率15%を記録。極道という特殊なキャラクターの物語ではありながら、老人介護問題はもちろん、いじめや家族の絆、教育などの社会問題にも真摯にスポットを当て、彦一が老人たちの笑顔を守るため正義感に駆られて闘う姿を描き、笑いとともに、時にヒューマンな感動を散りばめ、ファンの心を確実に掴んだ。そのドラマ性は高く評価され、国際ドラマフェスティバルでは優秀賞を受賞。その後もファンの強い要望に応え、単発ドラマ「任侠ヘルパー スペシャル」(2011年1月)も放送され視聴率12.5%を獲得した。
そして、2012年11月17日、遂に映画『任侠ヘルパー』が公開される。物語が完結したドラマ版の世界観はそのままに、組を抜け堅気として生きていく彦一の前に立ちはだかる現実、そして、新たな土地、新たな老人介護施設を舞台に、住人たちの人間らしさを取り戻すため、「任侠道」を胸に、強大な敵と闘い奮闘する彦一の姿を描く新たなストーリーが展開される。
ストーリー指定暴力団を抜け、堅気として生きる覚悟を決めた翼 彦一はコンビニ店員をしながら暮らしていたが、コンビニ強盗を働いた老人を助けたために刑務所へ送られてしまう。そこでコンビニ強盗の老人・蔦井と再会。出所後、元極道者だった蔦井のつてを頼りに大海市を訪れた彼を待ち受けていたのは、老人を食いものにする者たちとの、自身の“任侠道”を懸けた闘いだった――。
(2012年、日本)
キャスト&スタッフ
監督:西谷 弘
脚本:池上純哉
出演:草なぎ剛(※注)、安田成美、夏帆、風間俊介、黒木メイサ、堺 正章、杉本哲太、宇崎竜童、香川照之ほか
(※注)なぎの漢字は弓偏(ゆみへん)に、右側上部が前(まえ)の旧字体、右側下部が刀(かたな)
配給
東宝
2012年11月17日(土) 全国東宝系ロードショー
オフィシャルサイト
http://www.ninkyo-helper-movie.jp/
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