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2012-07-28 更新
7月27日(日本時間:28日、早朝)に華々しく開幕した、ロンドンオリンピック。
夏季の大会としては今回で30回目を数える記念すべき五輪の開会式に、なんとイギリスが誇るキャラクター、ジェームズ・ボンドが現れ、ヘリコプターに同乗していたエリザベス女王2世と共に会場となったオリンピック・スタジアムの上空からパラシュートで舞い降りるという、映像と実際のスタントが融合する、オリンピックそして映画界にとっても歴史的な演出が行われた!!
オリンピックの開幕に、空からジェームズ・ボンドが登場。開会式の一つの見せ場となったこの演出は、オリンピック以前から噂になっていたものの、トップシークレットとして確かな情報が明かされることは無かった。
開会式の会場となったオリンピックスタジアムには世紀の瞬間を目に焼き付けるため世界中から観衆が詰め掛けた。式が始まり、テーマに沿った演出に見入っていると、場内の方々から一つずつ光る輪が登場。それらが組み合わさり、巨大な五輪の輪が完成。場内から歓声が上がると、中継は映像に切り替わり、イギリス王室の代名詞であるバッキンガム宮殿が映し出される。荘厳な空気漂う宮殿内に入ってくる一台の黒い小型車。車から降り、建物に駆け込んだのは、見覚えのあるタキシードに身を包んだジェームズ・ボンドである。館内を歩き、やや緊張した面持ちで扉を開いたその部屋には、机に向かいエリザベス女王2世が物書きに耽っている。ボンドが後ろにいることに気がつかない女王に対し、軽く咳払いをするボンド。ようやく背後に立っている男に気がつき、軽く挨拶を交わすとすぐに部屋を出て行く二人。並んで廊下を歩き屋外へと出て行く。外で待機していたヘリコプターに二人一緒に乗り込み、離陸。眼下に広がるロンドンの街並みでは民衆がこちらに向かって国旗を降っている。どうやらこれから行われることに対し声援を送っているようである。その後、ヘリは市内を流れるテムズ川の上空に入り、観光名所でもある、タワーブリッジの方向に向かう。橋が開くことでも有名な建造物だが、この日は閉じられている。代わりに展望通路下には見慣れない五輪の輪が吊り下げられている。ヘリコプターが颯爽とその下をくぐっていったことで、二人はオリンピック開会の会場に向かっていることがわかる。
それらのまるで映画のような映像を世界中が見守っていると、突如スタジアム上空にさっきまで見ていた映像から抜け出てきたかのような一機のヘリコプターが現れた。再び映像に戻り、飛行士から親指を立てたGOサインが出る。ボンドは一瞬右側を一瞥し、反対側の扉を勢いよく開ける。身を乗り出し眼科を眺め、口もとに笑みを浮かべたかと思うと、少し外に出していた体を機内に戻す。そして代わりに上空に飛び出したのは、なんとエリザベス女王2世。続いてボンドも飛び出す。二つのユニオンジャック柄のパラシュートがスタジアムの上空に舞った。この歴史的なミッションの完了を告げるかのように場内には007のテーマが響き渡る。スタジアムからは割れんばかりの歓声や拍手が沸き起こり、スポーツの祭典と007そしてジェームズ・ボンドの融合に祝福を送った!
※上記の演出は映像で、ヘリコプターから実際に飛び降りたのはスタントマンです。
(オフィシャル素材提供)
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