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記者会見

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『ただ君だけ』来日記者会見

2012-06-16 更新

ソ・ジソプ、ハン・ヒョジュ

ただ君だけalways

配給:ポニーキャニオン/コムストック・グループ
6月30日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
(C)2011 SHOWBOX / MEDIAPLEX AND HB ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED

 韓国映画『ただ君だけ』の記者会見が都内ホテルにて行われ、本作で初共演した主演のソ・ジソプとハン・ヒョジュがそろって登壇し、映画への想いを語った。


 本作は、チャールズ・チャップリンの名作『街の灯』をモチーフにし、韓国で130万人を動員した感涙のラブ・ストーリー。昨年の第16回釜山国際映画祭でオープニング作品に選ばれている。釜山国際映画祭では史上最速となる7秒でのチケット完売という伝説を作った。チャンピオン経験もありながらもある事件がきっかけで心を閉ざしたボクサーと視力を徐々に失っていく女。そんな二人の出会いと純愛を描く。


always 最初にジソブが「お会いできてうれしいです」と挨拶し、続いてヒョジュは猛勉強中だという日本語で「こんにちは、ハン・ヒョジュです」と笑顔で挨拶した。


 『映画は映画だ』『ロードナンバーワン』などハードボイルドな作品への出演が続いたジソブにとって久々のラブ・ストーリー。今回はボクサー役ということで「アクションに対する準備が大変でした」と振り返り、「(自身が演じた)チョルミンのジョンファ(ヒョジュ)に対する恋愛の気持ちを維持する、その精神的なストレスが何より大変でした」と続けた。


alwaysalways 今回、視覚障害という難役に挑戦したヒョジュは「とても悩みました。視覚障害のある方に会ったり、お話を聞いたり、ドラマやドキュメンタリーを見たりして、準備をした上で取り組みました」とその苦労を振り返った。


 本作は、美しくて温かいラブ・ストーリーだが、切なく胸の痛むようなシーンが多く、二人の幸せの時間は短い。恋愛について問われたジソブは「恋愛とは美しい言葉だけど、お互いに対する犠牲や苦痛が伴うもので、それも恋愛の大きな一つの要素だと思う。そういうものが力となって、恋愛を導いていくのだと思います」と自らの恋愛観を語った。

 ヒョジュは「こういう難しい恋愛は高貴で美しいからこそ、映画の題材になるのだと思います。私にとっても憧れであり、つらく難しいものですが、私も含めた多くの女性が一度は経験したいと思ってるのではないでしょうか」とコメントした。

always 劇中、ヒョジュはジソプのことをアジョシと呼んでいるが、そのことに質問が及ぶとジソプは「ヒョジュさんは、撮影に入る前からアジョシと呼んでいて、今も呼んでいる」と暴露、しかし「ニックネームだと思っていて、そんなに悪くないと思っています」と言いつつも苦笑い。二人は初共演、ジソはヒョジュについて「かわいらしくて弾けるようなイメージがあったけど、今回一緒に撮影して、いつも女優として演技に真剣に悩んでいる姿に驚かされました」と語り、ヒョジュはジソプのことを「とても温かく、余裕のある方です」とその印象を語っていた。

ファクトリー・ティータイム

 ジソプとヒョジュは初共演だが、暗い過去を持つ元ボクサーをソ・ジソブが熱演。ヒョジュも視覚障害というハンデを抱えながらもけなげに振る舞うヒロインを熱演。可憐な演技に泣きました。二人は悲壮な運命に翻弄されながらも純粋な愛をはぐくむ姿を、切なく温く演じています。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)

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