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記者会見

トップページ > 記者会見 > 『007/慰めの報酬』来日記者会見

来日記者会見

2009-01-09 更新

ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マーク・フォースター監督、バーバラ・ブロッコリ(プロデューサー)

007/慰めの報酬

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
1月17日、18日先行公開、1月24日より丸の内ルーブルほか全国にて公開
Quantum of Solace(C)2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

 英国に続き、全米でのオープニングの成績がシリーズ最高&初登場一位の快挙を成し遂げた「007」シリーズの最新作『007/慰めの報酬』のプロモーションのためにダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マーク・フォースター監督、バーバラ・ブロッコリ・プロデューサーが来日し、都内で記者会見を行った。

まずはご挨拶からお願いします。

ダニエル・クレイグ: 東京にまた戻ってこられて、大変うれしいです。『007/慰めの報酬』は皆で楽しんで作った映画です。
オルガ・キュリレンコ: 日本に戻ってこられて、うれしいです。映画では初めてですが、3度目の来日になります。
マーク・フォースター監督: 今日は来ていただいてありがとう。皆さんの温かいご声援を感謝します。日本は映画についていろいろインスピレーションを受ける国です。

本作でボンドは復讐を決意しますが、その復讐という感情をどのように解釈しましたか?

ダニエル・クレイグ: ボンドが復讐を求める物語ではなく、真実を突き詰めていこうとする物語だと解釈している。陰に存在する謎の組織は何なのか?本当に彼女のことを愛したのか?と自分自身に問いかけ、見出そうとする旅を描いていると思う。

オルガさん、初めてのアクション・シーンを経験された感想を聞かせてください。

オルガ・キュリレンコ: 撮影前に6ヵ月の間トレーニングをしたわ。撮影でたくさんのアザを作ったけれど、私にとっては誇りですね。今ではスタント・ウーマンも出来るわ。

今回スタントで苦労したのはどんな部分ですか?

ダニエル・クレイグ: 一番ハードだったのは、飛行機からオルガと一緒に飛び降りるシーンで、技術的にもとても難しかった。ゴーグルをつけるわけにいかないので、あまりに痛いので30秒しかつけることが出来ないハード・コンタクトを使用したんだ。障害物をよけたりするのは大変だったけれど、飛び降りることは楽しかったよ(笑)。美しい場面に仕上がっていてうれしいね。

ハードな撮影の中で“慰め”になったものはなんでしょうか?

ダニエル・クレイグ: いろんなところでロケをしたけれど、カリビアンで撮影したときの美しいビーチが“慰め”=癒しになったよ。それと映画を撮り終えることは大きな癒しになるんだ。
オルガ・キュリレンコ: 肉体的なシーンが多く、痛くて大変だったけれど、撮影が終わったときはホッとしたわ。危険なシーンが多くて大変だったけれど、とても楽しかったのでもう一度やってもいいくらいよ。観客の皆さんが喜んでくださって、世界中で成功を収めていることが癒しになっているわ。
マーク・フォースター監督: 僕にとっては、興行成績が一番の慰めだね(笑)。プロデューサーのバーバラには、ダニエルがシャツを脱ぐシーンが慰めになっていると思うね。
バーバラ・ブロッコリ: もう少しあっても良かったわ(笑)。
ダニエル・クレイグ: ハハハ……、サンキュー(笑)。

ダニエルさんとオルガさんは、お互いの印象などを聞かせてください。監督は、本作を監督したことと二人の印象について聞かせてください。

ダニエル・クレイグ: オルガの役は感情の深みを表すことが出来て、肉体的な力強さも持ち合わせていなければならないんだが、オルガは素晴らしい仕事をしてくれたよ。
オルガ・キュリレンコ: 彼ほどよく働く人は見たことがないわ。撮影が終わると皆は食事に行ったり休んだりしていたけれど、ダニエルは休まずにスタントの練習やトレーニングに励んでいた。そしていつも私を勇気付け励まし、サポートしてくれたの。
マーク・フォースター監督: 僕にとって、はじめてのアクション映画なので、出来る限りアクションを取り入れようとした。いろいろと実験もしてみたくてボンドとのつながりを意識しながら、ダニエルにも意見を聞きながら撮っていたんだ。ダニエルとコラボしてロケハンして作っていけたことはラッキーだったね。ボンド・ガール選びは大変だったけれどオルガは真実味が会って、ダニエルとの相性も良かったよ。

ダニエルさん、最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

ダニエル・クレイグ: 情熱をかけるスタッフとキャストがいたからこういう映画を作ることができた。とにかく美しいアクションが満載で、感情を揺すぶられる。ボンドの真髄といえる作品だ。観て損はしないと思うよ! 60年代を意識している部分も楽しんで欲しいね。

ファクトリー・ティータイム

1作目に続き2作目も大ヒット中のダニエル・クレイグはすっかり007が板についた。シリーズ初の金髪のボンド、これからもセクシーに大胆に演じて続けて欲しい。
(文・写真:Sachiko Fukuzumi)


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