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2008-02-29 更新
イントロダクション
王子様の登場を待っているだけでは、女の子の“呪い”は解けない。過去は変えられないけれど、運命は自分で変えられる! 脚本を読んで、そのポジティブなメッセージに強く魅せられ、映画化を思い立ったのは『キューティ・ブロンド』シリーズのリース・ウィザースプーン。自らの映画製作プロダクション“タイプA・フィルムズ”を持つウィザースプーンにとって、『ペネロピ』はプロダクション初のインディペンデント作品である。
タイトルロールとなる主人公は、先祖にかけられた呪いのせいで、豚の鼻と耳で生まれてしまった女の子。周囲の好奇の目をよそに、彼女が自分の力で運命を切り開き、真実の愛を見つけていく姿を描いたこの作品は、観る人すべてを「私は私でいいのだ!」という晴れやかで前向きな気持ちにさせてくれるチャーミングなラブ・ストーリーだ。
ハリウッド的な王道ラブ・ストーリーを、どこかヨーロッパの香りが漂うロマンティックなおとぎ話に仕上げたのは、これまでに2本の短編で大きな評価を受け、この作品で長編映画デビューを飾ったトロント生まれでロサンゼルス育ちのマーク・パランスキー監督。『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』とウディ・アレンと2度のコラボレーションを組んでいるイギリス出身のジル・テイラーが手がけた、カラフルで上品な良家の子女風なペネロピのワードローブもまた、作品の持つファンタジックな魅力を大いに盛り上げている。
ペネロピを演じるのは、ハリウッドで最もリスペクトされている若手女優の一人、クリスティーナ・リッチ。『キャスパー』や『スリーピー・ホロウ』などの例をあげるまでもなく、彼女のピュアな存在感とファンタジーの相性のよさはお墨付き。どんなにエキセントリックな役柄でも、女の子のかわいらしさ、細やかな感情、ロマンティックな雰囲気を全身からにじませるリッチにとって、今回はまさに彼女しか演じることのできないハマり役。
作品紹介
社交界でも注目を浴びる裕福な名家、ウィルハーン家の一人娘として生まれたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)。ウィルハーン家には古くから言い伝えがあった。5代前のラルフ・ウィルハーンは使用人のクララに手を出し、妊娠させてしまったが、彼女を捨てて、名家の娘と結婚。悲しみのあまり、クララが崖から身を投げた夜、クララの母親が魔女となって屋敷に姿を現した。一家に復讐するため、「次に生まれる娘は豚の鼻と耳になれ」と呪いをかけに来たのだ。「この呪いを解く方法はただひとつ。お前たちの“仲間”が、娘に永遠の愛を誓うこと」。幸運にも5代にわたって、ウィルハーン家に生まれたのは男の子ばかりだったが、その後、初めて生まれた娘が、ペネロピだったのだ……。
(2006年、イギリス、上映時間:101分)
キャスト&スタッフ
監督:マーク・パランスキー
出演:クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ、 リース・ウィザースプーン、キャサリン・オハラ、リチャード・E・グラント、ピーター・ディンクレイジ、サイモン・ウッズほか
配給
東京テアトル/デスペラード
3月1日(土)、テアトルタイムズスクエアほか全国順次ロードショー
オフィシャルサイト
http://www.penelope-movie.com/(外部リンク)