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2007-12-28 更新
イントロダクション
バロック3大画家の一人、世界3大名画の一枚を描いた画家、ルネッサンス以来最高の画家―─400年近くもの間、様々な賛辞で、その偉大な才能を讃えられてきた画家レンブラント。その名を知らない者はないレンブラントに、その真相を知る者はない大いなる謎があった……。
当時の画家の社会的地位は低かったにも関わらず、レンブラントは30代で肖像画家として大成功を収めた。現代で言うなら人気スターのような存在で、セレブリティや有力者から次々と舞い込む依頼を数多くの弟子たちとこなし、広大な邸宅とアトリエ、果ては印刷所まで所有し、ひと財産を築いたのだ。ところが、1642年を境に、レンブラントの人生は突然、転落の一途を辿る。ついには破産宣告を受けるまでに至ったその理由は、いったい何なのか――?
美術作家としても活躍する鬼才ピーター・グリーナウェイ監督が、このレンブラント最大の謎に迫るのが、映画『レンブラントの夜警』である。美術学校の学生だった60年代半ばから、ずっと考察と研究を続けてきたグリーナウェイ監督は、レンブラントの「夜警」にこそ、謎を説く鍵があると確信した。果たして、オランダの至宝といわれ、門外不出の扱いを受けている名画に隠された秘密とは――?
作品紹介
642年、36歳のレンブラントは人生の絶頂期にいた。一流の肖像画家としての名声がヨーロッパ中にとどろき、妻のサスキアの優秀なビジネス手腕も加わって、莫大な富を築いたのだ。その上、待望の男子が誕生、レンブラントの栄華には一片の翳りもなかった。あの絵を描くまでは……。アムステルダムの市警団の集団肖像画を引き受けたレンブラントは、モデルたちの実像に迫るべく彼らに近づいた。そこには市民を守る英雄の姿など微塵もなく、あるのは金銭的不正とセックス・スキャンダル、挙句の果てには卑劣な殺人だった。レンブラントは、絵筆を武器に告発を決意するのだが、完成の暁には、市警団の恐ろしい復讐が待っていた。いったいこの絵のどこに、レンブラントは重大な告発を忍ばせたのか――?
(2007年、カナダ・フランス・ドイツ・ポーランド・オランダ・イギリス合作、上映時間:135分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:ピーター・グリーナウェイ
出演:マーティン・フリーマン、エミリー・ホームズ、エヴァ・バーシッスル、ジョディ・メイ、トビー・ジョーンズほか
配給
東京テアトル/ムービーアイ
2008年1月12日(土)より、新宿テアトルタイムズスクエアほか全国順次ロードショー!
オフィシャルサイト
http://eiga.com/official/nightwatching/(外部リンク)
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