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『AKAI』ティーチインイベント

2022-09-18 更新

赤井英和、赤井佳子

AKAIakai ©映画『AKAI』製作委員会
配給:ギャガ
新宿ピカデリー他 絶賛公開中

 現在、俳優、タレントとして活躍し、かつては日本中を熱狂させた不世出の天才ボクサー<浪速のロッキー>赤井英和の激闘が、ドキュメンタリー映画『AKAI』として9月9日(金)より絶賛公開中。本作の公開を記念して、9月17日(土)に池袋シネマ・ロサにてティーチインイベントが開催され、赤井英和、そしてTwitterで41万フォロワー超えで話題の「赤井英和の嫁」佳子さんが登壇! 上映後の観客に向けて赤井は「皆様、今『AKAI』をご覧になって“たこ”がでしたでしょうか。いや、“いか”がでしたでしょうか」と最初の挨拶から親父ギャグで会場は一気に笑いに溢れティーチインはスタート。


映画を作るのにどのくらいかかったんですか?

赤井英和: この映画が出来上がって公開日が決まるまで私は映画のことを知りませんでしたんで……。佳子ちゃんが英五郎に映画が出来上がるまでパパには言っちゃダメよとゆうてたらしいです。なぜかというと、出来上がる前からパパは方々にいらんことを言うからって。だから映画が出来るんでと聞かされて「『ええ!」って。


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赤井佳子: 2年くらい前から!この話が進んでて。コロナになって、最初の緊急事態宣言が出てどこにも出れなくなった、あの時から息子は作り始めてて……。作ってたよ?赤井に言うと本当にいろんなところに言ってとんでもない話になって。前にもあったんです。

赤井英和: はい。

赤井佳子: 2年くらい前から!この話が進んでて。コロナになって、最初の緊急事態宣言が出てどこにも出れなくなった、あの時から息子は作り始めてて……。作ってたよ?赤井に言うと本当にいろんなところに言ってとんでもない話になって。前にもあったんです。

……と自分のドキュメンタリーの映画なのに制作を知らされず、嫁のほうが詳しい赤井に観客は爆笑。


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『AKAI』を完成までにお父さんに内緒にされてたとのことですが、家族で話せるようになった時にどんな感想でしたか?

赤井佳子: 連れて行ったんですね。試写室に。完成しましたよって。ほーって観てましたね。でもあんまり感激がない。

赤井英和: 感動しましたよ。

赤井佳子: あんまり過ぎたこと、自分の過去のことになんとも思わないみたいで。息子との関わりも私はジーンときましたけど、あんまり……。でもご覧になってくれた方たちが皆が本気で褒めてくれてる、感動してくれているとか分かったら急に喜ぶ。赤井って言うのは動物なんで。赤井が映画の良さに気づいたのは公開までに5回本編を観ているんですけど4回目くらいです。すごいんや~と。


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赤井さんはいつもテレビで拝見していると常に温和で穏やかに受け答えされているなという印象ですが、映画の中でもテレビのレポーターさんが結構失礼なことをおっしゃっていてもすごくチャーミングな返しをされていたことに感服したのですが、その時に怒りは感じられなかったのでしょうか?

赤井英和: 怒り? 全然感じられません! それはそれでレポーターの方のお仕事ですし、いろいろな角度から攻めなあかんと思いますので、そんなことで怒りなどは全くありません。


英五郎監督の編集が素晴らしかったです! 当時、小さなブラウン管のテレビで見ていたんですけど、こんな大きなスクリーンで観られて本物の迫力に感動しました。当時の赤井さんのビックマウスについては楽しませようという気持ちでやっていたんですか?

赤井英和: 普通は「礼で始まって礼に終わる」。でも私のボクシングの試合の場合は「ウァーー!」と言ったり、いろいろと派手にするのはお客さんの気持ちを乗せないかんので。お客さんも一緒に興奮してくれるが大事。試合が勝ったことに同じように気持ちを盛り上げるためにジャンプしたりガッツポーズしたり自分の演出でした。


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子どものこと頃からずっと応援していました! 私が今、高校生の息子がいて、今回赤井さんの息子さんが映画を撮られたということで15歳の子どもに対して親はこう進むべきだと積極的に思ったことは言うべきなのか、ただ見守って好きなものに進ませるべきなのか非常に迷ってまして……ぜひ教えてもらいたいです。

赤井英和: うちは教育担当は佳子ちゃん、嫁さんでして……ほんまに好きなようにやらせていますよ。自分の好きなようにするのが自分の個性を含めて伸ばせるんじゃないかなと思っております。本来でしたら15歳、高校ぐらいからボクシングをやってほしいと思っていましたけど、まあ、ボクシングはしないと言うんでラグビーやったりアメフトをやったりしていましたけど。今したいことを十分にさせてあげることが青春の中で宝物になるのではないでしょうか。


ボクサーの頃と今の赤井さんは表情もお話し方も今のほうがとても穏やかに感じますが、何かきっかけはありますか。

赤井英和: 当時はなんの恨みもない相手をいつも殺したろうかという気持ちでリングに上がっていましたが、リングから降りたらみんな友達です。
 俳優は映画にしてもドラマにしても映っているのは僕だけですが、その影には何十人何百人の力があってこそ作品ができる。『どついたるねん』の撮影初日に、もう何したらいいかまったく分からなり、当時とても可愛がっていただいていた記録係の今村治子さんに尋ねると「何十人何百人と赤井くんのために集まってくれてるんだから、みんなに愛される人になりなさい」と言われました。現場に入ったら挨拶をしたり、ありがとう、ごめんなさいと自分の気持ちを伝えることが愛されることではないかと思い現場に行きました。33年役者やってきて、後輩に同じようなことを聞かれたらおハルさんの言葉を伝えたいです。


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赤井さんが勝負の時に、気持ちの面で一番大事にしていたことはなんですか?

赤井英和: リングに上がって正面に立ったら先に手を出してどつく。先手必勝をいつも心がけておりました。映画を観て、赤井英和と言う選手はどっからでも手を出すし、こんな選手と試合をしたくないと思いました。


 そしてティーチイン終了後には観客の写真撮影タイムも設けられ、赤井自ら目線誘導をし「はい、次後ろの方」と終始笑いの絶えないティーチインとなった。



(オフィシャル素材提供)



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