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『バッドガイズ』学生試写会イベント

2022-09-25 更新

尾上松也、ファーストサマーウイカ

バッドガイズbadguys ©2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
配給:東宝東和 ギャガ
10月7日(金) TOHOシネマズ 日比谷他 全国ロードショー

 ユニバーサル・スタジオ&ドリームワークス・アニメーションの黄金タッグで全米2週連続No.1大ヒットを記録したアニメーション映画『バッドガイズ』(10月7日全国公開)。9月25日(日)には本作の日本公開を記念した学生向け試写会が都内で開催され、日本語吹き替え版声優陣から、ミスター・ウルフ役の尾上松也とタランチュラ役のファーストサマーウイカが登壇した。


 本国製作陣の厳しいオーディションを経て日本語吹き替え版声優に抜擢された2人。尾上は「テンポのいい作品で、本国の皆さんのその雰囲気と空気感が出せるかどうか不安だったけれど、皆さんがキャラそのものになっているのは見事だと思いました」と手応え。残念ながら全員揃ってのアフレコ収録とはいかなかったものの、ウイカは「みんなで揃ってまたやれる機会があればいいなと続編を待ち望んでいる状態です」と早くもシリーズ化を期待していた。

 日本語吹き替え版声優と声を務めたキャラクターの顔が似ていると話題にもなっている。これにウイカが「見た目も似ているということは……実写化も!?」とまさかの願望をぶち上げると、尾上も「舞台化してからの実写映画化もあるかも! 『バッドガイズ』ならば歌舞伎でも何でもできそう!」と日本独自のメディアミックス化に前向きだった。


badguys

 本作は、外見で皆に嫌われ、ありとあらゆる物語で「ワルモノ」とされてきたバッドガイズたちが、誇りをもって自分の生きる道を見つけて活躍する物語。これにちなんでコンプレックス克服経験を聞かれた尾上は「僕の場合は克服するというか、ほかの人よりも勝っているものを伸ばす方向に転換している」と返答。一方、短所のほうが多い人間だというウイカは「平凡というのは、言い換えれば何でもそつなくこなせるということ。そうやって短所も言い換えたら全部が長所になることもあるので、短所こそ長所だと思ってやっています」とポジティブな変換が大切だと説いていた。

 また目標が定まらないという現役高校生からの悩みには、自身の経験を踏まえて尾上はこう語った。「僕自身、歌舞伎という道があったから目標が定まっていたわけではなく、気づいたら好きでいつの間にか歌舞伎に没頭していた。いろいろなことを経験していく中で好きなものが見つかった。一つの目標を定めることが正解ではないので、いろいろなことをやるべき」とアドバイス。ウイカもこれまでの自身のキャリアを振り返り「好きなものを探すのもいいけれど、やりたいことがないときは、やりたくないこと以外をとりあえずやってみる。そうすれば選択肢は広がるから」と語りかけていた。

 また客前に立つ際に意識していることについて聞かれた尾上は「ステージに立つ以上、エンターテイナーでなければいけないので、常にお客さんを楽しませることを意識。自分が楽しまないとお客さんも楽しいとは思わないはず。どんな状況であっても自分の中でやりがいや楽しみを見つけるのが大事」と実感を込めていた。

 緊張しないでベストを尽くす秘訣については「緊張の対処法は事前準備。結局は緊張もするけれど、準備さえしていれば大丈夫。準備をしない僕が言うのもなんですが……」と尾上。ウイカは「自分にスポットが当たるから緊張感が高まるのであって、自分の気をそらすために興味の対象を自分から離す。興味を自分ではなくてほかに持っていくとマイナスな緊張はなくなる。そして適度な緊張が残るとパフォーマンスも上がるはず」と具体的に指南していた。


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 最後にウイカは「人生に悩みはつきものだけれど、人生はいつだって変更可能です。考えすぎずに思うようにやってみてダメだったら修正すればいい。死なない限り修正はきくので、柔軟にチャレンジして」と学生たちに熱くエール。尾上も「悩みや壁がないと結局は面白くない。壁をクリアすることでいろいろな経験や人生の幅は広がっていく。悩みや苦しみを無駄にせず、そこから自分が何を学べるのかが一番大切です」と人生の先輩として若者たちに語り掛けていた。



(オフィシャル素材提供)



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