2022-09-09 更新
尾上松也、安田 顕、河合郁人(A.B.C-Z)、長田庄平(チョコレートプラネット)、ファーストサマーウイカ
MC:高橋真麻
ユニバーサル・スタジオ&ドリームワークス・アニメーションの黄金タッグで全米2週連続No.1大ヒットを記録したアニメーション映画『バッドガイズ』(10月7日全国公開)。その日本語吹き替え版完成披露試写会が9月6日(火)に都内ホールで行われ、日本語吹き替え版声優を務めた尾上松也、安田顕、A.B.C-Z河合郁人、チョコレートプラネット長田庄平、ファーストサマーウイカが参加。さらにバッドガイズを追いかけるレポーター役の吹き替えを担当した高橋真麻がこの日の司会を務めた。
この日初めて勢ぞろいした日本版“バッドガイズ”は、ステージ登壇とともにまさに“バッドガイズ”なクールなポーズを決めて、華麗に登場! “天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのミスター・ウルフ役の尾上は一同の初ラインナップに「いや~ワクワクしますね! 皆さん、今日は気をつけてくださいね! 何かを盗まれますよ!」と満員の観客に怪盗予告。アフレコ収録を振り返り「このような豪華声優陣の皆さんのおかげで楽しくできました。別々の収録でしたが、いつの間にか自分も作品の世界観に没入。作品もテンポがよくて楽しかった」と手応えを報告した。
ウルフの親友で“金庫破り”のスネーク役の安田。「周囲から『確かに蛇っぽいもんね!』と言われた」と抜擢に喜ぶも、「スネークはひねくれたところがあるけれど、そこから醸し出される悲哀を期待していると本国の製作陣の方々から要求された」とハイレベルな芝居を求められたという。ラテン系“肉体派”のピラニア役の河合は「メンバーに今回の役のことを伝えたら『小さくて歯も出ているし似ているね!』と言われました」とメンバーからの太鼓判に嬉しそう。劇中では歌唱シーンに挑戦しており「アイドルではない歌い方をしてほしいと言われたので、そこを消すのが……」とアイドル・オーラを隠すのに苦労したと言いかけると、すかさずバラエティ番組で共演経験のある長田から「それ本当!? アイドル・スイッチが入ったところを見たことがない!」とバッサリ斬られて場内爆笑となった。
そんな長田は“変装の達人”シャーク役。「僕は肩幅が広いので、肩幅の狭いシャークに気持ちを入れるのが難しかった。チョコレートプラネットを捨てて役者モードに入っていましたね」と熱演(!?)を報告すると、尾上からは「長田さんはマジで長田さん感がない。いい意味で長田さんである意味がない」と褒めているのかけなしているのか分からない感想を言われてしまい、「嬉しいのか嬉しくないのか分からない!」と混乱していた。
“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラ役のファーストサマーウイカは「役をいただいたときに顔が似ていると思った。それでよくよくキャラクターを見てみたらみんな顔が似ている。骨格が似ると声も似るので、顔でキャステイングされたのかな?」と顔キャステイングだと妄想。アフレコ収録時は河合の音声しか入っていなかったそうで「だんだん河合さんに腹が立ってきて、ピラニアというよりも河合さんがバカなんじゃないかとイライラした。でもタランチュラはピラニアに対して怒っているキャラクターなので役作りに活きました!」と河合のなり切りぶりに感謝していた。一方、バッドガイズを追いかけるレポーター役の高橋の吹き替えに関しても、「日本語吹き替えを担当したキャストは誰なのか、言われないと分からないくらいだった」と尾上らメイン声優陣の馴染みぶりに拍手を送っていた。
バッドガイズは、オオカミ、ヘビ、ピラニア、サメ、タランチュラなど見た目的に悪役にされがちなキャラクター。見かけで判断された経験を聞かれた尾上は「職業上勘違いされるというか、取材などで『コンビニに行く』とか『洗濯物する』とか言うと驚かれる。歌舞伎俳優はそんなことをしないと思われているようだけれど、普通に生きていますよ」と歌舞伎に対する浮世離れしたイメージに苦笑い。一方、安田は「職質をよく受ける」といい「新宿歌舞伎町で上下スエットでボロボロのボストンバックを抱えていたら『荷物見せて』と。コンビニに行こうとしてパジャマとサンダルでフラフラしていた『ちょっといいですか?』と。まあ、職質されて当たり前ですね」とラフすぎるスタイルを反省していた。
またタイトルの“バッド”にちなみ、自身の悪い癖を聞かれた尾上は「午前中は機嫌が悪い。これは治そうと思っても治らない!」とまさかの開き直り。安田は「僕はせっかちすぎて、撮影が終わったらすぐに帰りたい症候群。衣装の下に私服を着ているときもある」と驚きのカミングアウト。河合も「鼻毛を抜いてしまう癖があって、抜いた鼻毛を写メでメンバーに送る」と信じられない悪癖を暴露し、長田から「気持ちワルッ!」と引かれていた。
ファーストサマーウイカは「現場のあまったお弁当とドリンクを1本も残らず持って帰りたい」という癖を明かし、「キャリーケースで現場に行くのは、あまった飲み物を持って帰るためです。もちろん他の方のものは持って帰りませんが、楽屋においてくださるものは全部持って帰る。あんなに幸せなことはない。ちなみに備品もどこまで持って帰っていいのか聞いたりします」と解説。このエピソードに尾上は「一番のバッドガイかもしれない……」と変に尊敬していた。
最後に尾上は「テンポがよくてスタイリッシュなアクションがふんだんに盛り込まれています。さらにドリームワークスさんらしい誰もが考えさせられるような深いテーマも入っているので、大人も子どもも存分に楽しめるエンターテインメント作品になっています。最後まで楽しんで観て欲しいです」とアピールし、熱気に包まれた本イベントは幕を閉じた。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・学生試写会イベント