2022-08-04 更新
小沢仁志、髙嶋政宏
『ドラフトキング』『べー革』など、多くの傑作野球マンガを発表し、話題を呼んでいるクロマツテツロウの同名コミックが、ついに初の映画化。8月11日(木・祝日)に全国公開となる。8月3日(水)に明治神宮野球場にて、ヤクルトスワローズ×中日ドラゴンズ戦のセレモニーピッチイベントが実施され、作中では野球部員?と監督のふたりがピッチャー・小沢仁志VSバッター髙嶋政宏での、ガチンコ一球対決を行った!
● バッターを務める髙嶋が本日のガチンコ一本勝負のために黄金バットを用意!?
8月3日(水)のヤクルトスワローズ×中日ドラゴンズ戦にて、映画『野球部に花束を』ナイターを行った。劇中では、持ち前の顔面凶器のキャラクターで強面の先輩野球部員を演じた小沢仁志がピッチャーを、そして地獄の野球部の頂点に君臨する暴君・原田監督役を演じる髙嶋政宏がバッターを務めた。
大型ビジョンにて本作の主役、黒田鉄平役を演じた醍醐虎汰朗が登場! 残念ながら球場に来られなかった醍醐は、「小沢先輩、髙嶋監督、よろしくお願いします!」と2人を紹介した。主題歌「HOMEBASE」が場内に流れ、2人は、前夜、ヤクルト・村上宗隆選手の5打席連続本塁打のプロ野球新記録(史上14人目、球団初)でわいた神宮に降り立った。
日ごろから草野球をやっている小沢はストレート、シンカー、スライダーなどと多彩な球種を誇るが、ストレートでの真っ向勝負を誓い、中3を最後に野球は見る専門という髙嶋は緊張した面持ち。小沢は「もう練習で100球以上は投げ込んだよ。普通なら、もう交代レベルだよな」とすっかり仕上がった様子。一方、特別仕様の黄金のバットを握った髙嶋は「素振り用のマスコットバットというもので、800グラムあるそうです。結構重いんですよね」とポツリ。近くのバッティング場での練習では、小沢から「ベースから離れすぎで、ネクスト・バッターズ・サークルにいるんじゃないかと思ったよ」とからかわれていたが、「だって、怖いじゃないですか。小沢さんの勝ちですよ」と完全に逃げ腰。小沢も「デッドボールだけは投げないように気をつけるよ」と話していた。
● 会場が固唾をのんで見守る小沢VS髙嶋の勝負がついに! 勝敗の行方は……!?
イベント本番では、2人は劇中のユニフォームに身を包み、気分は映画の野球部員と鬼監督。トレードマークというべきサングラスをかけた小沢は満を持してマウンドに上がり、髙嶋も素振りしながらバッターボックスへ向かい、気合十分。小沢がストレートを投げると、髙嶋は振り遅れて、バットは空を切った。一球入魂のガチンコ対決は、還暦・小沢の勝利。真剣勝負を繰り広げた2人は、スタンドの観客から盛大な拍手と歓声を浴びた。
● ガチンコ対決を終え……
セレモニーピッチを終えた小沢と髙嶋に感想を聞いてみると、小沢は「自分にとっては、始球式(2017年9月20日、ヤクルト・中日戦)以来のリベンジだった。あの時は審判に急かされて、1塁の方向にワンバウンドで投げてしまったけど、今回はうまく投げられたな」と満足そう。髙嶋は「本気で打ちにいったんですけど、残念でした。僕は阪神ファンなんですけど、村上選手にサインボールをもらって、すっかりファンになってしまいました。打席は空振りでしたが、映画は大ヒットを狙いたいですね」と宣言した。
映画の見どころについては、先輩野球部員役の小沢は「青い春と書いて、“青春”。そんな映画なんだけども、オレの役は部員なのかね? ほとんど小沢仁志本人じゃないか」と言うと、髙嶋は「インパクトがすごいですよね。映画を観てもらったら、小沢さんがここにいる理由が分かる。高校野球の映画なのに、高校生はいない。20代、30代が高校生をやっている。そのぶっとんだ感じも見どころ。夏休みに見るのがピッタリな映画です」とアピールした。
(オフィシャル素材提供)
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