2022-05-07 更新
木幡 竜、三元雅芸、園村健介(アクション監督)、伊澤彩織
世界的アクションスターのドニー・イェンにも認められた“逆輸入俳優”、木幡 竜が初主演する映画『生きててよかった』(5月13日全国公開)がついに完成! 5月5日(木・祝)には都内劇場で特別試写会が行われ、主演の木幡のほか、三元雅芸、映画『ベイビーわるきゅーれ』出演の伊澤彩織、アクション監督の園村健介が出席した。
『生きててよかった』公開間近に、昨年最も話題となったアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』がコラボ! 三元が両作に出演し、園村がいずれもアクション監督を務めるなど共通点が多くアクション映画ファンにはたまらないイベントが実現した。
『ベイビーわるきゅーれ』での伊澤の雄姿について木幡は「女性であれだけ動けてアクションができるだけでも凄いのに、対戦相手の三元さんに気を遣わせていない。凄い女優さんがいるなと思いました」と絶賛。一方の伊澤は『生きててよかった』について「素晴らしい格闘技映画でもあるし、主人公のキャラクターやドラマ、周りを固める役者さんたちの素晴らしい演技が格闘シーンを引き立てていて凄い映画を観てしまったと思った」とこちらも絶賛していた。
しかも両作品ともアクション・シーンのロケ地が偶然同じ場所だったという。木幡が「見覚えがありましたね。これは千葉だなと」というと、伊澤も「私も思いました。千葉だなと」とニヤリ。それぞれの作品で木幡&伊澤と死闘を繰り広げた三元も「実は撮影時期も『ベイビーわるきゅーれ』と近かったので、いろいろとフラッシュバックした。伊澤さんと戦った後に、今日は竜さんと戦うのかと思ったりして」と笑わせた。
ともにアクション監督として関わっている園村。木幡が「園村さんのアクションは、キャラクターの心情や物語を表現するようなアクション。言葉の代わりにパンチやキックがあるようなイメージ。まさにアクション“監督”なんです」と太鼓判を押すと、伊澤も「園村さんのアクションの動きには無駄がない。アクションと実際の格闘技の間を捉えるのが天才的」とリスペクト。二人からの賞賛に赤面の園村は「今は格闘技が広く認知されている時代なので、単にカッコいいだけのものをやると観てもらえない。格闘技を知っている人でも本物のように楽しめるアクションを意識している」とアクション演出でのこだわりを明かした。
元プロボクサーという役柄を演じるにあたり、木幡はマイナス10キロの減量を実行。「計量のタイミングにあわせて減量する現役時代と比べて、1ヵ月の撮影期間を通してその体重を保たなければいけないのできつかった。役柄自体が悲壮感のある悶々としている男なので、体力的にというよりはその精神を保つことのほうが大変でしたね」と撮影時の心境を告白。また、格闘技シーンではリアリティを追求するあまり、自らリクエストし実際に殴られる場面もあったという。「僕らがほしいのは、アクションを見せたときに観客の心に伝わるかどうか。中途半端なアクションのせいでシーンが成立しないのであれば、いっそのこと殴ってくれ!とさえ思う」とその理由を明かした。
イベント終盤には監督の鈴木太一も合流。「企画から映画化まで6年くらいかかった。僕と木幡さんの思いが詰まった映画をこのように皆さんに観ていただけるのが嬉しい」と感激。改めて伊澤も「5年後10年後に見たら、今とはまた違った刺さり方をするようなドラマの深い映画」と本作を猛プッシュし、主演の木幡は「僕は日本一無名な主演俳優です。SNSのフォロワーが少ないので、皆さん速やかにフォローしてください!」と自虐で笑いを取りながら観客にPR協力を呼び掛けていた。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・トーク付き最速試写会イベント