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『オフィサー・アンド・スパイ』
本予告解禁!

2022-04-29 更新

オフィサー・アンド・スパイofficer-spy
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©Guy Ferrandis-Tous droits réservés

配給:ロングライド
6月3日(金) TOHOシネマズ シャンテ他 全国公開

 第76回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞した巨匠ロマン・ポランスキー監督最新作、19世紀のフランスで起きた歴史的冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した『オフィサー・アンド・スパイ』が、6月3日(金)より全国公開となる。この度、本予告が解禁となった。

 解禁された本予告では、スパイの罪を被せられたドレフュス大尉と彼の無実を裏付ける衝撃の真実を知ってしまった一人の将校ピカール中佐が、あらゆる手段で隠蔽を謀る巨大国家権力に抗い、正義のために命懸けの逆転劇に挑む姿がサスペンスフルに描かれている。

 ナレーションは、NHKの長寿番組「その時歴史が動いた」のキャスターでおなじみの松平定知氏が務めた。

 これまで知られざる歴史の物語をドラマティックに伝えてきた松平氏の重厚なナレーションと相まって壮絶なドラマを期待させる予告編が完成。群がって怒号を浴びせる群衆や銃声といった不穏な描写に、法廷で取り乱すドレフュスの姿、窮地に追い込まれていく絶体絶命の中、ピカールがとった一発逆転の賭けとは!?

 本作は、本年の日本の大学共通テストにも出題されるほど歴史的に有名なドレフュス事件を題材にしているが、その詳細はあまり知られていない。これまで描かれてこなかったピカールというひとりの将校の視点で事件を描く物語は、歴史のターニングポイントの新たな視点にスポットをあて、「その時」に至るまでの経緯や、関わった人々のドラマを掘り下げている。さらに詳細に描かれる「文書改竄」や「証拠捏造」といった巨大権力による衝撃の隠蔽は、近年の日本にも通じる出来事であり、この事件が決して過去の出来事ではなく、現代の社会にも通じる物語であることを伝えている。



 予告の解禁にあたり、ナレーションを務めた松平定知氏から本作への熱いコメントが到着した。


松平定知氏(京都芸術大学教授) コメント
 毎日、人が人を殺している。子供たちの上にミサイルが堕ちる――「それは敵のデマ」と一方の当事者は言う。
 19世紀末。無実で収監されたドレフュス大尉を救うため奔走するピカール中佐は、苦境の中でこう呟き、自らを奮い立たせる――「事実は変えられない」! そして……。


<ドレフュス事件>
 1894年、フランス。ユダヤ系のドレフュス大尉がドイツのスパイとして終身刑に処せられる。1896年に真犯人が現れるが軍部が隠匿。これに対し小説家ゾラや知識人らが弾劾運動を展開し政治的大事件となった。
 1899年、ドレフュスは大統領の恩赦により釈放。1906年に無罪が確定した。2021年10月には本国で、その生涯に敬意を表するドレフュス博物館が開館。マクロン大統領も来訪し「記憶伝承の場」と世界に訴えた。



(オフィシャル素材提供)



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