2022-04-25 更新
『ヒメアノ~ル』『愛しのアイリーン』『空白』など数々の話題作を撮り続ける、𠮷田恵輔監督オリジナル最新作で2022年6月24日(金)に全国公開する映画『神は見返りを求める』。この度、本作のポスタービジュアル、予告編、主題歌情報、場面写真が一挙解禁となった。
底辺YouTuber・ゆりちゃん(岸井ゆきの)が出会った男(ムロツヨシ)は「神」なのか? それとも……!?
『ヒメアノ~ル』『空白』と人間ドラマからコメディ、バイオレンスまで作品ごとに観客の心をざわつかせてきた𠮷田監督が最新作に選んだ題材はYouTuber。加速する時代で、“YouTuber”という職業を通して、今という時代を象徴的かつポップに描く一方、“欲”や“本音と建て前”、“嫉妬”といった人が誰しも持つ醜さや葛藤をも鮮烈に描く。
本作の主人公・イベント会社に勤める田母神(尚樹)は、合コンでYouTuber・ゆりちゃん(川合優里)に出会う。田母神は、再生回数に悩む彼女を不憫に思い、まるで「神」かのように見返りを求めず、ゆりちゃんのYouTubeチャンネルを手伝うようになる。ふたりは、人気がでないながらも、力を合わせて前向きに頑張り、お互い良きパートナーになっていくが……あることをきっかけに、二人の関係が豹変する。
<見返りを求める男>と<恩を仇で返す女>の心温まりづらいラブ・ストーリー
観る者すべての感情が急転直下する予告編が完成!
この度解禁となった予告編は、前半、疾走感のあるポップな音楽とともに二人の出会いから描かれる。田母神は「俺は見返り欲しさにやっているわけじゃないから」とゆりちゃんと青春のようなキラキラした時間を過ごすが、依然としてゆりちゃんのYouTubeチャンネルは登録者数が増えず……。そんなある日、ゆりちゃんは、ひょんな事から繋がった人気YouTuberのチョレイ(吉村界人)に「(動画を)もっとポップで可愛くしたほうがいいんじゃない?」という助言を受ける。
そこから不穏な音とともに物語が急変。「ゴッドTです。世の中の悪を罰していきます」と優しかった田母神が覆面を被り「見返りを求める男」に豹変し、さらにはゆりちゃんも容姿や振る舞いがまるで別人に、「恩を仇で返す女」に豹変する。そこから印象的なカットが怒涛のように映し出され、ラスト、田母神の「これ流したら全部晒されるからな。毎日ビクビクして過ごせよ」という強烈なパワーワードで予告編は終わる。
予告編内で使用さている本作の挿入歌「かみさま」、そして主題歌「サンクチュアリ」を歌うのは、心に刺さる切ない歌声が特徴のボーカリスト・セツコと、ボーカロイド・シーンでも活躍するコンポーザー・針原翼とkoyoriの3人で構成された、下北沢発の音楽ユニット・空白ごっこ。今年、結成2周年を迎える空白ごっこが、初の映画主題歌・挿入歌を書き下ろした。
併せて解禁になったポスタービジュアルは、ピンクと黄色のラブ&ポップな背景に、予告編で描かれた<見返りを求める男>と<恩を仇で返す女>に豹変する前の、着ぐるみ・ジェイコブを着た<神のように優しい男・田母神>とひたむきに頑張っていた<底辺YouTuber・ゆりちゃん>のカットを使用。本編では、実際にジェイコブに入ってさまざまな事に挑戦したムロの動きにも注目だ。このポスタービジュアル、一見、王道のキラキララブコメ映画かと思いきや、右下に注目するとビジュアルが燃えかけている! 二人の豹変を予感させるとともに、本作でも描かれているYouTubeの「炎上」を想起させる象徴的なビジュアルに仕上がっている。
“男と女”、“本音と建前”、“嫉妬と憧れ”……誰しもが持つ醜さや葛藤、好きと嫌いの感情が鮮烈なポップさで描き、人間の面白さと愚かさをたたえてみせる、𠮷田恵輔ワールド全開の映画『神は見返りを求める』。今後の情報解禁にも期待が高まる!
(オフィシャル素材提供)
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