2022-05-24 更新
トム・クルーズ、ジェリー・ブラッカイマー(プロデューサー)
ハリウッド映画『トップガン マーヴェリック』の来日記者会見が都内で行なわれ、主演のトム・クルーズとプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが出席して作品について語った。
本作は、トムの出世作となった『トップガン』(1986)の約36年ぶりとなるファン待望の続編。ピート・ ミッチェル/マーヴェリックがアメリカ海軍のエリート・パイロット養成機関である“トップガン”に教官として帰還することから物語が始まる――。
トムの来日は、2018年7月の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のプロモーション以来、およそ3年10か月ぶり。24回目の来日となる。
前作に続いて主人公マーヴェリックを演じたトムは「皆さんこんにちは!」と会場に向かって笑顔を投げかけ、「前作から36年が経ちました。そして、この作品をお届けするのに2年待ちました。また戻ってくることができて嬉しいです」と挨拶。さらに、「とてもエキサイティングでワクワクしています。大きなスクリーンで楽しんでもらうために作った映画なので、ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。!
ブラッカイマーも「日本に来るというのは、いつでも光栄なことです。自分の来日は2~3年前だったかと思いますが、また来ることができて嬉しく思います」とコメント。
この日の会見ではトムの映画愛が炸裂。止まらないトムの映画製作秘話の話が続いた。「ファンの皆さんから、何十年にもわたって“トップガン”の続編が観たいと求められていましたが、この作品が特別だという思いもあって準備をするのに時間がかかりました」。悔いのない作品づくりをするために、トムとキャスト、スタッフたちの惜しまない努力の結晶が形となって作品が完成された。
完成した本作について、トムは「この映画は今まで見たことがないような体験をお届けすることができると思います。ただ続編を作るのではなく、常に限界を超えるように、もっと出来るんじゃないか、もっと楽しんでもらえるんじゃないか、という思いを込めて作りました」と自信たっぷりのトム。トムをはじめとする俳優たちが実際に戦闘機に搭乗し、機体に大型カメラを設置するという驚異的な撮影方法がとられた。
若々しく輝き続けることができる秘訣を聞かれた、トムは「特別なことはしていないよ。一生懸命に仕事をすることかな。とにかく自分の仕事が大好きなんだ。僕は夢を生きている幸せな人間。映画を作り世界中を旅することができる。それに、僕は常に学ぶことに関心がある。好奇心も旺盛なんだ。常に自分を高めようと努力している。有能であるように努力もしているよ。『ラスト サムライ』では1年の間、毎日5時間刀の練習をしました」と映画作りのために常に努力していることを明かした。
ブラッカイマーは「トムはアスリートのようにいつもトレーニングをしているんだ。すべてのアクションを自分でやるからね。それを安全にやり遂げるために、最高のコンディションを維持しているんだよ。トムは今まで、業界における最高の監督や俳優たちと仕事をしてきて、それをスポンジのように吸収している。この映画ではそのさまざまな知識が発揮されているんだ。この作品は、トムという人間がいたから完成したんです」とトムの作品への姿勢を絶賛した。トムの強いこだわりが作品の完成度を高めている。
最後に、トムは「観客の皆さんが何を望んでいるのか理解したかった。僕は観客の皆さんのことを常に思っています。(前作と)同じ精神を持った作品にしたかった。失望させたくないと思って作りました。こんな時代だからこそ、この作品を観て生き生きとした気持ちに、そして笑顔になってほしい!」と日本のファンに向けて熱いメッセージを送った。
(取材・文・写真:福住佐知子)
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