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『ハケンアニメ!』公開記念舞台挨拶

2022-05-22 更新

吉岡里帆、中村倫也、柄本 佑、尾野真千子、高野麻里佳、ジェニーハイ(小籔千豊、川谷絵音、新垣 隆、中嶋イッキュウ)、吉野耕平監督

ハケンアニメ!haken-anime ©2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
東映
大ヒット上映中!

 直木賞&本屋大賞受賞作家 辻村深月の大人気小説を映画化! 世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービー『ハケンアニメ!』が大ヒット上映中! 5月21日(土)、吉岡里帆、中村倫也、柄本 佑、尾野真千子、吉野耕平監督、そして本作主題歌を担当するジェニーハイの小籔千豊、川谷絵音、新垣 隆、中嶋イッキュウが登壇する完成披露上映会イベントが開催され、映画のキャッチコピーである「好きを、つらぬけ。」のように、それぞれが「好きを貫き続けていること」を語るなど、豪華ゲスト陣による熱量たっぷりなトークで盛り上がりを見せた。


 満員の観客の多き拍手に迎えられまず登場したのは、主演の吉岡里帆、中村倫也、柄本 佑、尾野真千子、高野麻里佳ら映画キャストと吉野耕平監督。ついに公開初日を迎えた本作について、主人公の新人アニメ監督・斎藤瞳役の吉岡は、早くも観客から絶賛の声が多数挙げられていることについて「皆さんの嬉しい感想を目にして、公開できて良かったなとじんわり思っています!」と喜びを噛みしめるようにコメント。さらに、企画の立ち上げから7年がかりの壮大なプロジェクトである本作に対し、「こんなに長い年月をかけて作る映画はそうそうないので、チーム一同が、公開出来て奇跡と思えるような作品になったと感じています。劇中アニメの制作チームも含めて、とんでもなく多くの方々の、努力の結晶で成り立っている映画であることが伝わるといいなと思っています!」と、主演らしく映画チームの思いを代弁した。


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 瞳の憧れにしてライバルとなる天才監督・王子千晴役の中村は「“必ず元気をもらえる映画”です。いい作品に関われてすごく嬉しいです」と語り、「(柄本)佑のズル賢さ、真千子姉(ねえ)の貴重な入浴シーンを始め、とにかく観て!といえる作品に吉野監督がしてくださった」と笑いを誘いながら見どころをプッシュした。


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 瞳を導くクセ者敏腕プロデューサー・行城理役の柄本は「初号試写で観たときに大変興奮しまして、観ていただきたいなと思っていたので、こうして皆なさんの顔が観られて嬉しいです!」と客説に笑顔を向けつつ、「風呂上がりの王子の“ずるボディ”!引きこもって(絵コンテを)描き続けている監督として説得力があります」と、劇中の中村のとあるシーンを絶賛した。


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 王子の才能に命を懸けるプロデューサー・有科香屋子役の尾野は「映画で里帆ちゃんが頑張っている姿を見て、私も一緒に頑張ろうという気持ちになって走り出したくなりました。(本作が)公開を迎え、ここから新たな時代が始まりますね!」と興奮気味に語った。


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 瞳が監督するアニメ『サウンドバック 奏の石』の主演声優・群野葵役の高野は「劇中アニメのアフレコシーンは、皆さんにご満足いただけるようなシーンになったらいいなと気合を入れて撮りましたが、どうでしたか?」と客席に問いかけ、拍手喝さいを浴び大歓喜!


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 メガホンを取った吉野監督は「素晴らしいキャストと、アニメも含めて素晴らしいスタッフに恵まれた作品を観ていただけてとても幸せです」と感慨深げにコメントした


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 続いて、本作の書き下ろし主題歌「エクレール」を担当した、人気バンド・ジェニーハイの小籔千豊、川谷絵音、新垣 隆、中嶋イッキュウが登場(欠席のくっきー!は等身大パネルで登場)。劇中でアニメの頂点=“ハケン(覇権)”を争う2作のアニメ、『サウンドバック 奏の石』と『運命戦線リデルライト』のキャラクターがプリントされたそれぞれ衣装を身に着け登場。本作のために「エクレール」を書き下ろしたギター&プロデューサーの川谷は、「映画を観た人が曲を聴いてもう一度感動できるようにしたくて、歌詞にめちゃくちゃこだわって何度も書き直した。今まで携わった曲で、最長の期間を費やし作っていた気がするので、思い入れも強くて。エンドロールで曲が流れたとき、今までの努力や演者さんたちの気持ちも入ってきて、泣きそうになりました。だから今めっちゃ嬉しいです!」と熱い思いをコメント。吉岡も「クリエイターたちの想いをすくい取ってくれている歌詞と、楽しく劇場を後にできるメロディライン、大勢でこの映画を作って来た実感がふつふつ湧いてくるエンドロールに、完璧なタイミングで流れる最高の主題歌です!」と楽曲の完成度の高さを絶賛した。本作にゲストヴォーカルとしても参加している高野は、川谷から直接ディレクションを受けたと言い、「『“私の想像が勝って♪”の“か”を取りたいんですよ!』みたいに、音として言葉を大切にされていて。細かなディレクションのおかげで、私のパートも魅力的になって皆さんに届いたのかなと思います。貴重な経験でした!」と、充実のレコーディングを振り返った。


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 映画の印象的なシーンについて問われると、ドラムの小藪は、最初こそ「ジェニーハイ売れるかもな、と計算のみで喜んでいた」ものの、「映画を観たら物語がむちゃくちゃおもろすぎて! 一つひとつのシーンが本当によく出来ていて、仕事をがんばらなあかんなと思えた」と興奮気味に語った。ちなみに、小藪がお気に入りシーンの一つに挙げた、行城の“ジャンプ”のシーンについて、実際に演じた柄本が「台本にジャンプの動きも書かれていたんですが、僕はその動きを、昔ウイスキーのCMでやっているのを小学生の頃に観たことがあって。それが好きで当時練習していたので出来たんですよ!」とまさかの裏話を披露。「台本を読んだ時に“来たー!”って、この仕事でその機会があるんだと思った」と語り会場を沸かせていた。キーボード担当の新垣は「最初の長回しシーンが好きです。共感したのは、アニメショップ店員の宮森さんです」と語り、独特なキャラクター・チョイスで思わず小藪に突っ込まれるくだりも。ヴォーカルの中嶋は、「アフレコで瞳監督が葵に何回もダメ出しするシーンで、私もよく絵音さんにダメ出しされるので共感しました! 監督の理想に近づける作業は、楽しさも大変さも苦労も泣き出してしまう気持ちも分かる。二人が分かり合うシーンにはグッときました」と自身を重ねて、映画のお気に入りポイントについて語った。中嶋もおすすめする“ダメ出しシーン”について、演じる吉岡は「高野さんの声が私には完璧すぎるんですよ!」と本音を語りつつも、「本番中は『まりんか(高野麻里佳)、ごめん!」という気持ちと、瞳として高みを目指す気持ちを体現しなければならない気持ちがあって難しかった。高野さんの声の演じ分けは絶妙で、声優さんへのリスペクトが高まりました」と語った。


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 続いては、映画のポスターにも書かれているキャッチコピー「好きを、つらぬけ。」にかけて、ゲスト陣が『あなたが貫き続けている好きなことは?』というお題に対しフリップに手書きで回答。吉岡は「グミ(ハード&すっぱい)」。「乳歯が生えて来た頃からずっと食べ続けていて、ずっと好き。ほぼ毎日食べているんじゃないかな」と強い“グミ愛”を炸裂させた。中村が挙げたのは、ACミラン所属のサッカー選手「テオ・エルナンデス」。今も試合をよく見ているといい、「ACミランの左サイドバックで、今のミランの戦術を担っている代表的な選手です!」とサッカー好きらしい一面をのぞかせた。柄本は「映画館に行く」。「『ダラダラする』と迷ったんですが……」と笑わせながらも、日々いろいろな映画館に足を運んでいる、映画好きな柄本らしいコメントで沸かせた。尾野は「豆乳を飲む」。「3年ぐらい前から毎日、コーヒーに入れて飲んでいます。大きな紙パックで、濃厚なやつが好き!」とこだわりを明かした。高野は「ねこすい」。「我が家に猫ちゃんがいるんですが、家に帰った時、猫のおなかのあたりにぼふっと顔をうずめてすーっと吸うと、すごくリラックスした気持ちになれるんですよ!」と、猫好きとして興奮気味にコメント。そして吉野監督は「ネコのブラシがけ」と、まさか“猫”かぶり。自身も猫を飼っているという吉野監督は、「撮影現場で、吉岡さん演じる瞳が飼い猫ザクロとたわむれているのを見て、『触りたいな』と思ったけど監督という立場もあるので遠くで見ていました……」と当時を振り返りつつ、「この後家に帰って、うちの猫をブラシがけさせてもらおうかなと思います!」と意思表明し会場を沸かせた。猫より犬派だという中嶋は「犬のさんぽ」。「毎日朝晩、雨の日も風の日も散歩に行っています!」と愛犬家らしい一面を見せた。新垣は「くっきーとの将棋対決」。ジェニーハイのリハーサルに合間に、日課として将棋を指していることを明かした。川谷は「バンド」。現在5つのバンドを手掛けている川谷は、「シンガーソングライターとして一人でやる選択肢もあったけど、寂しいのでバンドをどんどん増やしています。10ぐらいまでは頑張りたい」とさらなる野望を明かし、絶賛貫き中の“好き”について熱く語った。小藪はオンライン・ゲームの「『フォートナイト』貫き続けている」ことを挙げ、「子どもと一緒に2年間で4000時間プレイして、肩も腰もおかしくなってきている。還暦を迎えるまでには、ランク一桁ぐらいのうまさになろうと思っています。今日もこのあと大会に出ます!」と意気込みを語った。

 最後に、主演の吉岡から「皆さんの感想が、映画にパワーを与えてくれるので、ぜひどこかで感想を発信してくださったら嬉しいです。劇中の『今すぐじゃなくてもいい、いつか思い出してくれる作品になったら』という瞳のセリフのように、この映画もいつか皆さんがふと思い出してくださったらいいなと思っています」とメッセージが送られた。



(オフィシャル素材提供)



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