2022-06-11 更新
芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平(なにわ男子)、生田智子、光石 研、狩山俊輔監督
2017年に連載が始まって以降、じわじわと話題を呼び「このマンガがすごい!」「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」。同作の実写化が決定し、6月17日(金)に全国公開となる。この度、映画のヒットを祈願して、芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平(なにわ男子)、生田智子、光石 研、そして狩山俊輔監督が舞台挨拶を行った。更に本作の大ヒット祈願と、物語にちなみ、叶えたい夢や目標の成就をご祈祷した。
拍手喝采のなか、会場に登場したキャスト・監督一同はそれぞれ来場した観客に感謝を述べ、にこやかな雰囲気でイベントがスタートした。
4月に行われた完成披露イベントにて一足先に観た観客から絶賛の声が届いたことに対して芦田は「原作の漫画の雰囲気が好きで、その雰囲気を壊したくないなと思っていたので、そう言っていただけて嬉しいです。原作にない部分のうららは、こういう時はどんな顔をしているかなとかと想像して“うらら像”をつくっていきました」、うららの幼馴染役を演じた高橋は「紡はうららの幼馴染という役柄で、“さりげないイケメン”。イケメンを出すのではなく、イケメンが出ちゃうという意識でやっていました(笑)」と話した。そして75歳にしてBL漫画にハマる雪を演じた宮本は、劇中の小道具として自身のお母さんものを提案したそうで「母も書道を60歳からやっていまして、ちょうど雪さんと被るところがありました。長い間ひとつのものをずっと使っていたということを表現したくて、監督に相談して母のものを出させていただきました」と明かすと、監督は「歴史というか古いものを大事に使ってらっしゃるということが雪さんのキャラクターとマッチしていて、本当に助かりました。ありがとうございます」と撮影秘話を披露した。
本作で雪の娘・花江役を演じた生田は役作りについて聞かれると、「海外に住んでいる役どころなので、監督とご相談してちょっと北欧を感じさせるような雰囲気の派手な衣装を選ばせていただきました」と話し、一方うららと雪の挑戦を支えるキーマンとして登場する役どころを演じた光石は撮影を振り返り「宮本さんとお芝居できるということが光栄でしたね。うらら(芦田)、雪(宮本)、花江(生田)という女性3人のお芝居のシーンをぜひ見ていただきたいです。実の娘の距離感と、新しく出会ったものの娘と匹敵するような年齢の友人という3名の距離感が絶妙ですよねえ」と、宮本の芝居を大絶賛しつつ、撮影当時のことをふり返った。そんな光石に宮本は「いまから観るお客さんなのに、、困っちゃうわ(笑)。久しぶりに光石さんとお会いして芝居できるから楽しかったです」と照れた様子だった。
タイトルにある“メタモルフォーゼ”にちなんで、変身・変化できるとしたら何になりたいか聞かれると、芦田は「猫が家にいるので、猫になりたいです。何を考えているのか聞いてみたいことがたくさんあるので会話してみたいですね」、宮本は「スターウォーズのヨーダです。世の中が平和になるようにヨーダの力を借りて……」と意外な回答で会場を沸かせる。高橋は「ヨーダの次で緊張しますが(笑)、鏡が好きなので鏡になってみたいですね。ミラーワールドみたいな、もうひとつの世界があるんじゃないかなと思ってて、その世界をのぞいてみたいなと思います」と、ここでも回答で会場を沸かせた。生田が「私は、ガールズK POPアイドル! めちゃくちゃかっこよくセクシーに踊ってみたいです」と、光石が「ミュージシャンになりたかったんです! 楽器とダンスと歌がコンプレックスなので、できる人すごい尊敬します。楽器をかき鳴らして歌ったり、黒い皮のパンツも履いてみたいですね」と告白すると、「なんだったら、僕のバンドに入ってもいいんだよ?」と高橋に視線を投げかける。高橋も「一緒にやりましょう!」と返し、会場を盛り上げた。
うららと雪が夢へと挑戦する姿が描かれる本作。叶えたい夢について聞かれると、芦田は「“みんなが遊びに来てくれるようなお家にしたい!!”です。みんなが“愛菜の家行こう!”となるような家にしたいなと思います。こたつを置いてみんなでゴロゴロできたらいいなと思います」、宮本は「次の“仕事を楽しみにしております!”です。あとどれくらいの役ができるかなと思うので、すごく楽しみにしています」、高橋は「“車の免許を取りたい!”です。なにわ男子のメンバーが10代で持っていたりして、僕自身車も好きなので」、生田は「“留学という名の遊学をしてみたい”ですね。フラメンコが好きなのでスペインで習ってみたいですね」、光石は「なんといっても“生涯現役!”です。どうにか続けていきたいなと思います!」とそれぞれ発表。そして監督が「『メタモルフォーゼの縁側』大大大ヒットです!」と最後に発表すると、会場からは映画を応援するように温かい拍手が。
更に今回は映画を応援していただいているフォロワーの方の夢を募った。「女優になりたい」「俳優になりたい」というフォロワーへ向けて宮本が「女優は激務ですから、心身ともに健康が大事。そして自分を磨くこと」と、芦田は「私は楽しいっていう気持ちを忘れないことが大事なのかなと思います」と応援メッセージを送った。
「キラキラ輝くアイドルになりたい」という夢も多かったようで、“なにわ男子”として華々しいデビューを叶えた高橋も「自分はポジティブなので、ポジティブに前向きに取り組むのが大事なのかなと思います」と夢を持って頑張る方に向けてエールを送った。
そして、登壇者一同の夢と観客の夢、そして映画の大ヒットを願いご祈祷。
最後に、宮本は「公開を目前にして、ドキドキしておりますが、この映画お気に召しましたら、お友達におしゃべりいただいて、この映画を観に来てくださるようにお願いします」と、芦田は「タイトルにもある縁側とは、中と外をつなぐものだなと思っています。初めて雪さんの家に行くシーンで、縁側の戸を開けて風を感じるシーンがあるんですが、居心地の良い“中”と、蒸し暑くてちょっと居心地の悪い“外”を縁側がつないでくれていて、なんだかそれがうららに新しい風が吹いてきたような感じがしたんです。この映画を観ていただいた皆さんに、うららみたいに新しい出会いだったり、新しい風が吹くんじゃないかという前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです」と挨拶し舞台挨拶を締めくくった。
(オフィシャル素材提供)
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